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市況解説 2025年11月28日(金)

2025年11月28日(金)市況解説 大引け
日経平均株価 50,253.91(+86.81)
TOPIX 3378.44(+9.87)
売買高概算 189677万株

大引け・4日続伸- 「閑散に売り無し」、高値圏で取引を終える

28日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に4日続伸、前日終値に比べ86.81円高い50253.91円で引けた。米国市場が感謝祭で休場の中、東京市場も動意薄の展開。小高く寄り付いた後に下落に転じ、10時過ぎには一時5万円の大台割れ。ただ下値を売り込む動きは限られ、すぐさま大台を回復。 前場を小安く終えた後、後場はプラス圏に浮上し、高値圏で一日の取引を終えた。

東証株価指数(TOPIX)は小幅に3日続伸。東証プライムの売買代金は概算で4兆6995億円、売買高は同18億9677万株、値上がり銘柄数は全体の7割強にあたる1149、値下がりは403、変わらずが56だった。業種別TOPIXでは全33業種中25業種が上昇し、8業種が下落。「鉄鋼」「その他金融」「パルプ・紙」が上昇し、「空運」「陸運」「小売り」が下落。個別では、ゴールドマンサックス証券が「新規買い」でカバレッジを開始した三井E&S(7003)が急伸し、「中期経営計画の基本方針」が好感された中越パルプ工業(3877)も急騰。大幅な減益決算を発表したダイドーグループホールディングス(2590)は足元の業績改善が評価され、レゾナック・ホールディングス(4004)は連日で年初来高値を更新。昨日サイバー攻撃被害に関する説明会を開催したアサヒグループホールディングス(2502)は、「悪材料出尽くし」で大幅反発となった。半面、野村證券による投資判断の引き下げがあったJX金属(5016)が売られ、不適切事案の発覚で副社長が引責辞任した中部電力(9502)も小安い。シスメックス(6869)は年初来安値を更新し、東宝(9602)や松竹(9601)、サンリオ(8136)などのコンテンツ関連株の下落も目に付いた。

新興市場は高く、東証グロース250指数は小幅に3日続伸。トランスジェニックグループ(2342)、レナサイエンス(4889)、免疫生物研究所(4570)が買われ、データセクション(3905)、note(5243)、カヤック(3904)が売られた。



2025年11月28日(金)市況解説 前引け
日経平均株価 50,144.76(-22.34)
TOPIX 3373.20(+4.63)
売買高概算 84435万株

前引け・小幅反落- 米国休場で閑散、TOPIXは小幅高

28日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反落、前日終値に比べ22.34円安い50144.76円で引けた。米国市場が感謝祭で休場の中、東京市場も動意薄の展開。小高く寄り付いた後に下落に転じ、10時過ぎには一時5万円の大台割れ。ただ下値を売り込む動きは限られ、再度大台を回復して午前の取引を終えた。

東証株価指数(TOPIX)は小幅に続伸。東証プライムの売買代金は概算で2兆214億円、売買高は同8億4435万株、値下がり銘柄数は全体の26%にあたる419、値上がりは1124、変わらずが65だった。業種別TOPIXでは全33業種中8業種が下落し、25業種が上昇。「陸運」「不動産」「電気機器」が下落し、「鉄鋼」「その他製品」「パルプ・紙」が上昇。個別では、野村證券による投資判断の引き下げがあったJX金属(5016)が売られ、不適切事案の発覚で副社長が引責辞任した中部電力(9502)も安い。足元で急伸が目立ったパナソニック ホールディングス(6752)は利益確定売りに押され、アステラス製薬(4503)や中外製薬(4519)、エーザイ(4523)など製薬株の下落も目に付いた。半面、ゴールドマンサックス証券が「新規買い」でカバレッジを開始した三井E&S(7003)が急伸し、「中期経営計画の基本方針」が好感された中越パルプ工業(3877)も急騰。大幅な減益決算を発表したダイドーグループホールディングス(2590)は足元の業績改善が評価され、群馬銀行(8334)や武蔵野銀行(8336)、七十七銀行(8341)などの地銀株は軒並み年初来高値を更新。昨日サイバー攻撃被害に関する説明会を開催したアサヒグループホールディングス(2502)は、「悪材料出尽くし」で大幅反発となった。

新興市場は高く、東証グロース250指数は続伸。ラクオリア創薬(4579)、レナサイエンス(4889)、カウリス(153A)が買われ、データセクション(3905)、豆蔵(202A)、カヤック(3904)が売られた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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