市況解説 2025年12月3日(水)
| 2025年12月3日(水)市況解説 大引け | |
|---|---|
| 日経平均株価 | 49,864.68(+561.23) |
| TOPIX | 3,334.32(-6.74) |
| 売買高概算 | 211627万株 |
大引け・大幅続伸- 値がさ半導体株に見直し買い、一時5万円の大台を回復
3日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸、前日終値に比べ561.23円高い49864.68円で引けた。2日の米国株式市場では主要3指数がいずれも反発。とりわけアプライド・マテリアルズなどの半導体製造装置株が買われ、日本市場でも値がさの半導体株が買い先行で取引を開始。前場を高値圏で終えると後場には一時5万円の大台を回復したが、大引けにかけてはやや上げ幅を縮小した。
東証株価指数(TOPIX)は小幅に反落。東証プライムの売買代金は概算で5兆4222億円、売買高は同21億1627万株、値上がり銘柄数は全体の2割弱にあたる432、値下がりは1120、変わらずが57だった。業種別TOPIXでは全33業種中10業種が上昇し、23業種が下落。「非鉄」「サービス」「不動産」が上昇し、「銀行」「小売り」「電気ガス」が下落。個別では、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)、SCREENホールディングス(7735)などの半導体株が買われ、ソフトバンクグループ(9984)はシティグループ証券による投資判断の引き上げも好感。ルネサスエレクトロニクス(6723)は「ヒト型ロボット開発組織」への参画が好感され、太陽誘電(6976)はサーバー向け積層セラミックコンデンサー(MLCC)の新製品発売を材料視。横浜ゴム(5101)、ブリヂストン(5108)、住友ゴム工業(5110)はいずれも年初来高値を更新し、三菱重工業(7011)や川崎重工業(7012)、日本製鋼所(5631)など「防衛関連」の上昇も目に付いた。半面、大株主の古河電気工業(5801)による株式の売却が判明したUACJ(5741)が急落し、今期が一転最終赤字に転落すると発表したペプチドリーム(4587)も大幅安。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)、みずほフィナンシャルグループ(8411)などの銀行株は利益確定売りに押され、チェンジホールディングス(3962)は「政府・与党がふるさと納税の控除額に上限を検討」との報道が嫌気された。
新興市場は安く、東証グロース250指数は3日続落。フェニックスバイオ(6190)、サンバイオ(4592)、ヘリオス(4593)が売られ、ラクオリア創薬(4579)、豆蔵(202A)、CYBERDYNE(7779)が買われた。
| 2025年12月3日(水)市況解説 前引け | |
|---|---|
| 日経平均株価 | 49,862.94(+559.49) |
| TOPIX | 3339.47(-1.59) |
| 売買高概算 | 106068万株 |
前引け・大幅続伸- 値がさ半導体株に見直し買い、TOPIXは小幅反落
3日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸、前日終値に比べ559.49円高い49862.94円で引けた。2日の米国株式市場では主要3指数がいずれも反発。とりわけアプライド・マテリアルズなどの半導体製造装置株が買われ、日本市場でも値がさの半導体株が買い先行で取引を開始。直近上昇の目立った銀行株などに手仕舞い売りが出て伸び悩む場面もあったが、前引けにかけて一段高となり、高値圏で午前の取引を終えた。
東証株価指数(TOPIX)は小幅に反落。東証プライムの売買代金は概算で2兆6248億円、売買高は同10億6068万株、値上がり銘柄数は全体の3割強にあたる524、値下がりは1025、変わらずが60だった。業種別TOPIXでは全33業種中14業種が上昇し、19業種が下落。「非鉄」「電気機器」「機械」が上昇し、「銀行」「電気・ガス」「小売り」が下落。個別では、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)、SCREENホールディングス(7735)などの半導体株が買われ、ソフトバンクグループ(9984)はシティグループ証券による投資判断の引き上げも好感。ルネサスエレクトロニクス(6723)は「ヒト型ロボット開発組織」への参画が好感され、太陽誘電(6976)はサーバー向け積層セラミックコンデンサー(MLCC)の新製品発売を材料視。横浜ゴム(5101)、ブリジストン(5108)、住友ゴム工業(5110)はいずれも年初来高値を更新し、大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)は米ボーイングの急伸に連れ高した。半面、大株主の古河電気工業(5801)による株式の売却が判明したUACJ(5741)が急落し、今期が一転最終赤字に転落すると発表したペプチドリーム(4587)も大幅安。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)、みずほフィナンシャルグループ(8411)などの銀行株は利益確定売りに押され、イオン(8267)はツルハホールディングス(3391)へのTOB(株式公開買い付け)価格引き上げが嫌気された。
新興市場は安く、東証グロース250指数は続落。BRANU(460A)、カバー(5253)、ジーエヌアイグループ(2160)が売られ、ラクオリア創薬(4579)、豆蔵(202A)、イオレ(2334)が買われた。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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2025年12月3日(水)
【日経平均株価終値:49,864.68 前日比:+561.23 売買高概算:211627万株】
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