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市況解説

2024年7月26日(金)市況解説

2024年7月26日(金)市況解説 大引け
日経平均株価 37,667.41(-202.10)
TOPIX 2699.54(-10.32)
売買高概算 178108万株

大引け・8日続落-自律反発試すも戻りは鈍い、大引けにかけて失速

26日の東京株式市場で日経平均株価は8日続落、前日終値に比べ202.10円安い37667.41円で引けた。25日の米国株式市場ではハイテク比率が高いナスダック総合指数が大幅に3日続落。世界的な株安の連鎖を引きずり、日経平均株価も続落で寄り付いた。その後は「短期的な売られすぎ」から自律反発狙いの買いも入ってプラス圏に浮上。ただ、戻りの鈍さを確認すると大引けにかけて失速し、日経平均は4月25日以来およそ3か月ぶりの安値水準に沈んで一日の取引を終えた。

東証株価指数(TOPIX)は3日続落。東証プライムの売買代金は概算で4兆4350億円、売買高は同17億8108万株、値下がり銘柄数は全体の5割強にあたる871、値上がりは705、変わらずが69だった。業種別TOPIXでは全33業種中23業種が下落、10業種が上昇。「輸送機」「保険」「電気・ガス」の下落が目立ち、「石油・石炭」「金属製品」「機械」が上昇。個別では、米半導体株安を受け東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)、レーザーテック(6920)などの主力半導体株への売りが継続し、良好な4~6月期決算を発表したアマノ(6436)は「好材料出尽くし」で急落。昨日決算で急落したルネサスエレクトロニクス(6723)と日産自動車(7201)には見切り売りが継続し、中国の景気悪化が重荷となっている日本製鉄(5401)は年初来安値を更新した。半面、通期の業績見通しを上方修正したキヤノン(7751)と富士通(6702)が大幅高となり、4~6月期の決算で業績改善の兆しが見えた日野自動車(7205)は12%を超える急伸。野村総合研究所(4307)や中外製薬(4519)、トクヤマ(4043)も決算を手掛かりに買われ、子会社の日本料理店「なだ万」の売却を発表したアサヒビール(2502)もしっかり。三菱重工業(7011)やIHI(7013)などの軍事関連銘柄は自律反発の動きに加え、米防衛大手RTXやノースロップ・グラマンの好決算も支援材料となった。

新興市場は小高く、東証グロース市場250指数は3日ぶりに小幅反発。セルシード(7776)、シンバイオ製薬(4582)、FFRIセキュリティ(3692)が上昇し、AIAIグループ(6557)、ビザスク(4490)、WillSmart(175A)が下落した。


2024年7月26日(金)市況解説 前引け
日経平均株価 38,057.61(+188.10)
TOPIX 2725.55(+15.69)
売買高概算 92805万株

前引け・反発-直近売られすぎの反動、朝安後に持ち直す

26日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日終値に比べ188.10円高い38057.61円で引けた。25日の米国株式市場ではハイテク比率が高いナスダック総合指数が大幅に3日続落。世界的な株安の連鎖を引きずり、日経平均株価も続落で寄り付いた。寄り付き後間もなく下げ幅を200円超まで拡大する場面もあったが、「短期的な売られすぎ」から自律反発狙いの買いも入り、プラス圏に浮上して午前の取引を終えた。

東証株価指数(TOPIX)も反発。東証プライムの売買代金は概算で2兆2786億円、売買高は同9億2805万株、値上がり銘柄数は全体の7割にあたる1162、値下がりは420、変わらずが63だった。業種別TOPIXでは全33業種中27業種が上昇、6業種が下落。「石油・石炭」「金属製品」「機械」の上昇が目立ち、「輸送機」「水産」「空運」が下落。個別では、通期の業績見通しを上方修正したキヤノン(7751)と富士通(6702)が大幅高となり、4~6月期の決算で業績改善の兆しが見えた日野自動車(7205)は11%を超える急伸。野村総合研究所(4307)や中外製薬(4519)も決算を手掛かりに買われ、昨日下落の目立った日立製作所(6501)やNEC(6701)などの主力大型株は自律反発の買いが優勢。三菱重工業(7011)やIHI(7013)などの軍事関連銘柄は自律反発の動きに加え、米防衛大手RTXやノースロップ・グラマンの好決算も支援材料となった。半面、米半導体株安を受け東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)、SCREENホールディングス(7735)などの主力半導体株への売りは継続し、良好な4~6月期決算を発表したアマノ(6436)は「好材料出尽くし」で急落。昨日決算で急落したルネサスエレクトロニクス(6723)と日産自動車(7201)には見切り売りが継続し、中国の景気悪化が重荷となっている日本製鉄(5401)は年初来安値を更新した。

新興市場も高く、東証グロース市場250指数は反発。セルシード(7776)、Amazia(4424)、WASHハウス(6537)が上昇し、AIAIグループ(6557)、売れるネット広告社(9235)、モダリス(4883)が下落。本日東証グロース市場に新規上場を果たした話題のタイミー(215A)は公開価格(1450円)を28%上回る1850円で初値を付けた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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