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市況解説

2024年3月19日(火)市況解説

2024年3月19日(火)市況解説 大引け
日経平均株価 40,003.60(+263.16)
TOPIX 2750.97(+28.98)
売買高概算 193254万株

大引け・続伸―日銀政策修正を受けた円安進行を好感、4万円台回復

19日の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日比263.16円高の40003.60円と今月6日以来となる4万円台に乗せて取引を終えた。前日に大幅上昇した反動や時間外取引における米半導体大手エヌビディア株の下落が重荷となり、一時330円超下落するなど前場は売り優勢で推移したが、後場に入って日銀金融政策決定会合の結果が伝わると、徐々に買いの勢いが増す展開となった。日銀は大方の予想通り、マイナス金利政策の解除など金融政策の正常化を決定、直後には出尽くしの反応を示す場面があったが、円相場が1ドル=150円台まで下落したことを手掛かりに輸出関連の買いが加速、全体相場の追い風になった。東証株価指数(TOPIX)は大幅続伸し、34年1ヵ月ぶりの高値を付けた。東証プライムの売買代金は概算5兆2007億円、同売買高は概算19億3254万株で、値上がり銘柄数は全体の75%超の1250に達し、値下がり366、変わらず40だった。業種別TOPIXでは「不動産」「鉱業」「輸送用機器」をはじめとする30業種が上昇、下落は「海運」「医薬品」「銀行」の3業種に留まった。トヨタ自動車(7203)やデンソー(6902)が上げ幅を拡大、三菱地所(8802)、住友不動産(8830)などには日銀が緩和的な姿勢を維持するとの期待を背景とする買いが膨らんだ。NY原油先物の上昇を受けて石油資源開発(1662)なども賑わい、「月面用水電解装置の開発を完了」と報じられた高砂熱学工業(1969)は終日堅調に推移した。「物言う株主」である香港投資ファンドによる買い増しが明らかになった熊谷組(1861)には思惑買いが膨らんだ。反面、メガバンクやりそなホールディングス(8308)には手じまい売りが嵩み、富士電機(6504)は4日ぶりに反落。DMG森精機(6141)にも利食い売りが殺到、イビデン(4062)にはシティグループ証券の目標株価引き下げも売り材料視された模様。ダブル・スコープ(6619)は大幅に3日続落。

新興市場でも東証グロース250指数が続伸。ELEMENTS(5246)、モルフォ(3653)、エクサウィザーズ(4259)が買われ、Kudan(4425)、tripla(5136)、スマレジ(4431)は売られた。


2024年3月19日(火)市況解説 前引け
日経平均株価 39,596.29(-144.15)
TOPIX 2728.30(+6.31)
売買高概算 81180万株

前引け・反落―日銀会合結果待ちムード、前日の反動で売り優勢

19日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日終値に比べて144.15円安い39596.29円で引けた。日銀金融政策決定会合の結果待ちムードが広がるなか、前日に先回り的な買いが膨らみ大幅高した反動で幅広い銘柄に売りが先行。時間外取引における米半導体大手エヌビディア株の下落が値嵩ハイテク株の重荷となったことから、一時330円超下げる場面もあったが、その後は下げ渋った。東証株価指数(TOPIX)は小幅ながら続伸。東証プライムの売買代金は概算2兆1277億円、同売買高は概算8億1180万株、値下がり銘柄数は642と、値上がり948を下回り、変わらずが66。業種別TOPIXでは「精密」「医薬品」「ガラス・土石」など9業種が下落、「鉱業」「その他金融」「石油・石炭製品」をはじめとする24業種は上昇。アドバンテスト(6857)やSCREENホールディングス(7735)が売られ、利食い売りが膨らんだファーストリテイリング(9983)も指数を押し下げた。高値圏にある中外製薬(4519)も手じまい売りに押され、神戸物産(3038)は2月月次が嫌気された。反面、トヨタ自動車(7203)などは円相場の弱含み推移が支えとなり、「エヌビディアと協業」と伝わった日立製作所(6501)もしっかり。メガバンクが朝安後切り返し、住友不動産(8830)などには日銀が緩和姿勢を維持するとの期待を背景とする買いを集めた。2月の訪日外国人客数の発表を前に共立メンテナンス(9616)には思惑買いが広がり、ニデック(6594)には出遅れ感に着目した買いが続いた。

新興市場では東証グロース250指数が小幅に続伸。日銀会合結果を見極めたいとして、積極的な売買を手控える向きが多かった模様。VRAIN Solution(135A)、ジーエヌアイグループ(2160)、テクノロジーズ(5248)が買われ、サンバイオ(4592)、売れるネット広告社(9235)、アジアクエスト(4261)は売られた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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