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市況解説

2024年4月26日(金)市況解説

2024年4月26日(金)市況解説 大引け
日経平均株価 37,934.76(+306.28)
TOPIX 2686.48(+22.95)
売買高概算 186122万株

大引け・反発-日銀政策結果発表後に一段高、米IT大手の好決算も追い風

26日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日終値に比べ306.28円高い37934.76円で引けた。25日の米国株式市場で主要3指数はいずれも下落したものの、引け後にマイクロソフトとアルファベットが好決算を発表。米時間外取引での両社の株価急伸を好感し、日経平均株価も高く寄り付いた。前場中頃にはマイナス圏に転落する場面もあったが持ち直し、昼休み中に日銀の金融政策の結果が発表されると後場から一段と上げ幅を拡大。引けにかけてはやや上げ幅を縮小したが、38000円を上回って推移する場面も長く見られた。

東証株価指数(TOPIX)も反発。東証プライムの売買代金は概算で4兆9674億円、売買高は同18億6122万株、値上がり銘柄数は全体の7割強にあたる1189、値下がりは420、変わらずが42だった。業種別TOPIXでは全33業種中30業種が上昇、3業種が下落。「海運」「不動産」「保険」が上昇し、「化学」「電気・ガス」「陸運」が下落。個別では、好調な決算に加えて自社株買いと自社株消却を発表した日本ゼオン(4205)が12%を超える急伸で、富士通ゼネラル(6755)や野村不動産ホールディングス(3231)も決算を手掛かりに上昇。信越化学工業(4063)が株式公開買い付け(TOB)を発表した三益半導体工業(8155)とソフトバンク(9434)がTOBを発表したSBテクノロジー(4726)はともにストップ高で比例配分され、ソフトバンク自身は株式分割や株主優待の新設が好感されて1%強上昇。日銀の政策結果が「ハト派的」との受け止めから、三井不動産(8801)や住友不動産(8830)などの不動産株は後場から一段高となった。半面、4~6月期の業績見通しが失望された信越化学工業は6%下落し、同じく通期(25年3月期)の最終利益見通しが市場予想に届かなかった富士通(6702)は2%安。東光高岳(6617)は決算内容や中期経営計画の公表先送りが嫌気されて急落し、アイシン(7259)とジェイテクト(6473)も場中に発表した決算内容が失望されて厳しい下落。フタバ産業(7241)や愛三工業(7283)も決算を手掛かりに売られ、九州電力(9508)や北海道電力(9509)には手仕舞い売りが継続した。

新興市場は小高く、東証グロース市場250指数も反発。データセクション(3905)、ダイブ(151A)、QPS研究所(5595)が上昇し、コージンバイオ(177A)、ENECHANGE(4169)、ココナラ(4176)が下落した。


2024年4月26日(金)市況解説 前引け
日経平均株価 37,780.35(+151.87)
TOPIX 2673.07(+9.54)
売買高概算 74752万株

前引け・反発-米時間のIT大手急伸を好感、前引けにかけ持ち直す

26日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日終値に比べ151.87円高い37780.35円で引けた。25日の米国株式市場では、メタ・プラットフォームズの急落などを嫌気した売りが優勢の展開。ただ、引け後に好決算を発表したマイクロソフトとアルファベットの米時間外急伸の動きを好感し、日経平均株価も高く寄り付いた。その後は一時マイナス圏に転落する場面もあったが、徐々に見直し買いが入り底堅さを維持して午前の取引を終えた。

東証株価指数(TOPIX)も反発。東証プライムの売買代金は概算で2兆77億円、売買高は同7億4752万株、値上がり銘柄数は全体の4割強にあたる704、値下がりは879、変わらずが66だった。業種別TOPIXでは全33業種中21業種が上昇、12業種が下落。「保険」「医薬品」「電気製品」が上昇し、「化学」「電気・ガス」「精密」が下落。個別では、好調な決算に加えて自社株買いと自社株消却を発表した日本ゼオン(4205)が13%を超える急伸で、富士通ゼネラル(6755)や野村不動産ホールディングス(3231)も決算を手掛かりに上昇。信越化学工業(4063)が株式公開買い付け(TOB)を発表した三益半導体工業(8155)とソフトバンク(9434)がTOBを発表したSBテクノロジー(4726)はともにストップ高まで気配を切り上げ、ソフトバンク自身は株式分割や株主優待の新設が好感されて1%高。他、日米の金利上昇を支えに三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)やみずほフィナンシャルグループ(8411)、東京海上ホールディングス(8766)などの銀行、保険セクターの上昇も目立った。半面、4~6月期の業績見通しが失望された信越化学工業は6%下落し、同じく通期(25年3月期)の最終利益見通しが市場予想に届かなかった富士通(6702)の下げもきつい。東光高岳(6617)は決算内容や中期経営計画の公表先送りが嫌気されて急落し、フタバ産業(7241)や愛三工業(7283)、小糸製作所(7276)も決算を手掛かりに下落。昨日場中に決算を発表した東京ガス(9531)にも内容を嫌気した売りが継続し、九州電力(9508)や北海道電力(9509)には手仕舞い売りが続いた。

新興市場は小高く、東証グロース市場250指数も小幅に反発。データセクション(3905)、ジーネクスト(4179)、サイバートラスト(4498)が上昇し、ENECHANGE(4169)、フィット(1436)、オンデック(7360)が下落した。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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