市況解説
2025年7月4日(金)市況解説
2025年7月4日(金)市況解説 大引け | |
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日経平均株価 | 39,810.88(+24.98) |
TOPIX | 2827.95(-1.04) |
売買高概算 | 155102万株 |
大引け・小幅続伸- 一時4万円タッチも失速、後場は膠着感を強める
4日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続伸、前日終値に比べ24.98円高い39810.88円で引けた。3日の米国株式市場では主要3指数が軒並み高く、ナスダック総合指数とS&P500指数は連日で史上最高値を更新。為替相場の円安方向への動きも相まって、日経平均株価も続伸でのスタート。寄り付き直後には一時4万円の大台を回復したが、すぐさま失速。後場にはトランプ大統領による関税発言などが嫌気される場面もあったが、終盤にかけて再度盛り返した。
東証株価指数(TOPIX)は小幅に反落。東証プライムの売買代金は概算で3兆8803億円、売買高は同15億5102万株、値上がり銘柄数は全体の5割弱にあたる785、値下がりは757、変わらずが85だった。業種別TOPIXでは全33業種中17業種が上昇し、16業種が下落。「電気・ガス」「銀行」「証券」の上昇が目立ち、「海運」「鉄鋼」「非鉄」が下落。個別では、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)、SCREENホールディングス(7735)などの半導体株の一角が指数を下支えし、好決算と株式分割を発表した霞ヶ関キャピタル(3498)は急騰。モノ言う株主「ダルトン・インベストメンツ」による株式の大量保有が判明したアニコム ホールディングス(8715)も高く、「レアアース関連」として騰勢を強める東洋エンジニアリング(6330)は9%高。国内外金利の上昇を好感し三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)、みずほフィナンシャルグループ(8411)などのメガバンクの上昇も目立ち、京葉銀行(8544)と第四北越フィナンシャルグループ(7327)は年初来高値を更新した。半面、昨日急伸のトヨタ自動車(7203)やホンダ(7267)、SUBARU(7270)などの自動車株は小反落で、JPモルガン証券による投資判断の引き下げがあった日本製鉄(5401)も安い。三菱重工業(7011)やIHI(7013)などの「防衛関連」には手仕舞い売りが続き、住友林業(1911)は米国金利の上昇が悪材料視された。
新興市場は小高く、東証グロース市場250指数は4日ぶりに反発。いつも(7694)、トヨコー(341A)、キューブ(7112)が上昇し、ソフトマックス(3671)、エータイ(369A)、イタミアート(168A)が下落した。
2025年7月4日(金)市況解説 前引け | |
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日経平均株価 | 39,828.20(+42.30) |
TOPIX | 2829.67(+0.68) |
売買高概算 | 74503万株 |
前引け・続伸- 一時4万円の大台を回復も失速
4日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続伸、前日終値に比べ42.30円高い39828.20円で引けた。3日の米国株式市場では主要3指数が軒並み高く、ナスダック総合指数とS&P500指数は連日で史上最高値を更新。為替相場の円安方向への動きも相まって、日経平均株価も続伸でのスタート。寄り付き直後には一時4万円の大台を回復する場面もあったが、その後は失速してマイナス圏に転じるなど、売り買いが交錯する展開となった。
東証株価指数(TOPIX)も小幅に続伸。東証プライムの売買代金は概算で1兆9545億円、売買高は同7億4503万株、値上がり銘柄数は全体の割強にあたる838、値下がりは690、変わらずが99だった。業種別TOPIXでは全33業種中15業種が上昇し、18業種が下落。「銀行」「電気・ガス」「証券」の上昇が目立ち、「非鉄」「鉄鋼」「海運」が下落。個別では、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)、SCREENホールディングス(7735)などの半導体株が指数を下支えし、好決算と株式分割を発表した霞ヶ関キャピタル(3498)は急騰。モノ言う株主「ダルトン・インベストメンツ」による株式の大量保有が判明したアニコム ホールディングス(8715)も高く、昨日急落の良品計画(7453)には早くも見直し買い。国内外金利の上昇を好感し三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)、みずほフィナンシャルグループ(8411)などのメガバンクの上昇も目立ち、京葉銀行(8544)と第四北越フィナンシャルグループ(7327)は年初来高値を更新した。半面、昨日急伸のトヨタ自動車(7203)やホンダ(7267)、SUBARU(7270)などの自動車株は小反落で、JPモルガン証券による投資判断の引き下げがあった日本製鉄(5401)も安い。三菱重工業(7011)やIHI(7013)などの「防衛関連」には手仕舞い売りが続き、TBSホールディングス(9401)や日本テレビホールディングス(9404)などテレビ局株の下落も目に付いた。
新興市場は高く、東証グロース市場250指数は反発。いつも(7694)、農業総合研究所(3541)、トヨコー(341A)が上昇し、ソフトマックス(3671)、エータイ(369A)、ナイル(5618)が下落。本日東証グロース市場に新規上場を果たしたヒット(378A)は公開価格(1500円)を44%上回る2166円で初値を付けた。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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