市況解説 2025年7月2日(水)
2025年7月2日(水)市況解説 大引け | |
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日経平均株価 | 39,762.48(-223.85) |
TOPIX | 2,826.04(-6.03) |
売買高概算 | 192338万株 |
大引け・続落- 売り先行も下げ渋り、TOPIXは一時プラス圏に浮上
2日の東京株式市場で日経平均株価は続落、前日終値に比べ223.85円安い39762.48円で引けた。1日の米国株式市場ではNYダウが大幅高となる一方で、直近相場のけん引役である主力ハイテク株が手仕舞い売りに押される展開。日本市場でも値がさの半導体株などに利益確定売りが膨らみ、日経平均株価も大幅続落でのスタート。前場は安値圏で一進一退の動きが続いたが、後場に入ると見直し買いが優勢。東証株価指数(TOPIX)は一時プラス圏に浮上するなど、大きく下げ渋って一日の取引を終えた。
TOPIXは小幅ながらに続落。東証プライムの売買代金は概算で4兆8488億円、売買高は同19億2338万株、値下がり銘柄数は全体の4割強にあたる728、値上がりは834、変わらずが65だった。業種別TOPIXでは全33業種中9業種が下落し、24業種が上昇。「その他製品」「機械」「非鉄」の下落が目立ち、「不動産」「空運」「パルプ・紙」が上昇。個別では、米半導体株安を受け東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)、ディスコ(6146)などの半導体株が売られ、フジクラ(5803)や古河電気工業(5801)、武蔵精密工業(7220)などのデータセンター(DC)関連にも手仕舞い売り。三菱重工業(7011)や川崎重工業(7012)、コナミグループ(9766)などの高値圏銘柄にも業種を問わずに利益確定売りが広がり、統合報道を受けて昨日急騰の千葉興業銀行(8337)は反落となった。半面、モノ言う株主「ストラテジックキャピタル」による株式の大量保有が判明したオリエントコーポレーション(8585)が買われ、イオンフィナンシャルサービス(8570)やクレディセゾン(8253)にも思惑買い。神戸物産(3038)などの「円高メリット株」の上昇も目立ち、通期(25年9月期)の業績見通しを引き上げたエアトリ(6191)も高い。三井不動産(8801)や三菱地所(8802)、住友不動産(8830)などの大手不動産は、路線価の上昇や一部証券会社による目標株価の引き上げが好感された。
新興市場も手仕舞い売り優勢で、東証グロース市場250指数は大幅続落。元代表による不適切取引が判明したACSL(6232)が急落し、売れるネット広告社グループ(9235)とQPS研究所(5595)も下落。一方でソフトマックス(3671)、いつも(7694)、リンクバル(6046)が上昇した。
2025年7月2日(水)市況解説 前引け | |
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日経平均株価 | 39,593.72(-392.61) |
TOPIX | 2817.97(-14.10) |
売買高概算 | 89691万株 |
前引け・続落- 高値圏銘柄に手仕舞い売り
2日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落、前日終値に比べ392.61円安い39593.72円で引けた。1日の米国株式市場ではNYダウが大幅高となる一方で、直近相場のけん引役である主力ハイテク株が手仕舞い売りに押される展開。日本市場でも値がさの半導体株などに利益確定売りが膨らみ、日経平均株価も大幅続落でのスタート。朝方はトランプ大統領の「日米関税交渉に対する不満」も相場の上値を抑えたが、安値圏では見直し買いも入り、やや下げ渋りの動きも見せた。
東証株価指数(TOPIX)も続落。東証プライムの売買代金は概算で2兆2946億円、売買高は同8億9691万株、値下がり銘柄数は全体の4割にあたる675、値上がりは889、変わらずが61だった。業種別TOPIXでは全33業種中16業種が下落し、17業種が上昇。「その他製品」「非鉄」「機械」の下落が目立ち、「空運」「不動産」「海運」が上昇。個別では、米半導体株安を受け東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)、ディスコ(6146)などの半導体株が売られ、フジクラ(5803)や古河電気工業(5801)などのデータセンター(DC)関連にも手仕舞い売り。三菱重工業(7011)や川崎重工業(7012)、コナミグループ(9766)などの高値圏銘柄にも業種を問わずに利益確定売りが広がり、統合報道を受けて昨日急騰の千葉興業銀行(8337)は反落となった。半面、モノ言う株主「ストラテジックキャピタル」による株式の大量保有が判明したオリエントコーポレーション(8585)が買われ、イオンフィナンシャルサービス(8570)やクレディセゾン(8253)にも思惑買い。神戸物産(3038)などの「円高メリット株」の上昇も目立ち、三井不動産(8801)や三菱地所(8802)などの大手不動産は、路線価の上昇や一部証券会社による目標株価の引き上げが好感された。
新興市場も手仕舞い売り優勢で、東証グロース市場250指数は大幅続落。元代表による不適切取引が判明したACSL(6232)が急落し、キューブ(7112)とQPS研究所(5595)も下落。一方でソフトマックス(3671)、いつも(7694)、リプロセル(4978)が上昇した。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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2025年7月2日(水)
【日経平均株価終値:39,762.48 前日比:-223.85 売買高概算:192338万株】
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