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市況解説 2025年12月4日(木)

2025年12月4日(木)市況解説 大引け
日経平均株価 51,028.42(+1,163.74)
TOPIX 3398.21(+63.89)
売買高概算 218294万株

大引け・大幅続伸-フィジカルAIがテーマ化、TOPIX高値更新

4日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続伸、前日比1163.74円高の51028.42円で取引を終え、引け値ベースでは11月13日以来の水準を回復した。朝方こそ国内金利上昇や円高警戒などで横這い圏のスタートとなったが、主力銘柄中心に幅広い銘柄に断続的な買いが入り、終日堅調地合いを保った。後場寄り直後に発表された30年国債入札の結果が良好だったことで一段高、本日高値引けで51000円台に乗せた。午後には10年金利が2007年7月以来となる1.935%を付ける場面があったが、株式市場への悪影響は限られた。東証株価指数(TOPIX)は大幅反発で3週間ぶりに史上最高値を更新。東証プライムの売買代金は概算で5兆7616億円、売買高は同21億8294万株、値上がり銘柄数は全体の8割弱の1273、値下がり286、変わらず51だった。業種別TOPIXは全33業種中、「卸売」「情報・通信」「証券」など29業種が上昇、下落は「水産・農林」「電気・ガス」「非鉄金属」「食料品」の4業種にとどまった。「フィジカルAI」関連銘柄への買いが途絶えず、安川電機(6506)、ファナック(6954)、ナブテスコ(6268)などが一段高、トヨタ自動車(7203)はじめ自動車株にも買いが波及した。ラウンドワン(4680)は昼前発表の日米既存店売上が好調だったことで後場急伸、日本新薬(4516)は米社と独占販売契約を結んでいる筋ジストロフィー治療薬の治験結果が良好としてストップ高比例配分、ともに出遅れ感が強かったことも急伸を支えた。資生堂(4911)など安値圏銘柄にも見直し買いが入り、積水ハウス(1928)は12時発表の第3四半期決算が好感された。半面、高値圏の古河電気工業(5801)、アドバンテスト(6857)などには手仕舞い売りが終日優勢で、直近急伸した日本電気硝子(5214)も反落した。日本ハム(2282)、ヤクルト本社(2267)などのディフィンシブや、中小型成長株のエムスリー(2413)、ラクス(3923)も冴えなかった。

新興市場も終日堅調地合いを維持し、東証グロース250指数は4日ぶりに反発。ブルーイノベーション(5597)、アライドアーキテクツ(6081)、CYBERDYNE(7779)が買われ、ラクオリア創薬(4579)、HUMAN MADE(456A)、イオレ(2334)が売られた。



2025年12月4日(木)市況解説 前引け
日経平均株価 50,596.24(+731.56)
TOPIX 3386.18(+51.86)
売買高概算 105249万株

前引け・続伸-主力株中心に全面高、TOPIXが史上最高値上回る

4日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸、前日終値に比べ731.56円高い50596.24円で引けた。国内金利上昇や円相場の強含みなどで、寄り付きこそ小幅高で始まったが、値嵩ハイテク株や出遅れ感のある主力銘柄に幅広く買いが入り、急速に上げ幅を拡大した。節目の25日移動平均線を突破し、「月初の売り」と目された12月1日の950円安を早期に取戻す格好となり、心理改善とともに一段高の展開となった。東証株価指数(TOPIX)は大幅反発、史上最高値を上回った。東証プライムの売買代金は概算で2兆6527億円、売買高は同10億5249万株、値上がり銘柄数は全体の8割超えの1328、値下がり227、変わらず54だった。業種別TOPIXは全33業種中、「卸売」「証券」「機械」「情報・通信」など31業種が上昇、下落は「水産」「非鉄金属」の2業種にとどまった。今週人気化しているフィジカルAI(AIによる高度なロボット制御)関連のファナック(6954)、安川電機(6506)が連日の大幅高、ソフトバンクグループ(9984)への見直し買いも継続し、指数を押し上げた。商品市況高や証券会社の強気判断も支えに大手商社も全面高、三菱商事(8058)、住友商事(8053)などが上場来高値を更新した。軟調が続いていたサンリオ(8136)、オリエンタルランド(4661)がともに5日ぶりに反発するなど、出遅れ銘柄への見直し買いも目に付く。半面、きのう上場来高値を更新した住友電気工業(5802)、横浜ゴム(5101)が利益確定売りに押され、半導体関連ではアドバンテスト(6857)、SCREENホールディングス(7735)が下落、内田洋行(8057)は昨日発表の好決算を受け出尽くしの反応となった。南海電気鉄道(9044)には外資系証券の投資判断引き下げが観測された。

新興市場も売り一巡感などから朝方から見直し買いが優勢で東証グロース250指数が反発した。サンバイオ(4592)、トランスジェニックグループ(2342)、Kudan(4425)が買われ、データセクション(3905)、豆蔵(202A)、免疫生物研究所(4570)が売られた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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