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市況解説 2025年11月25日(火)

2025年11月25日(火)市況解説 大引け
日経平均株価 48,659.52(+33.64)
TOPIX 3290.89(-6.84)
売買高概算 245859万株

大引け・小幅反発―後場は買い手控えムードに

25日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発、前週末比33.64円高の48659.52円で取引を終えた。米国の早期追加利下げ観測の高まりを追い風にハイテク株を中心に買いが先行、前週末の急落の反動も手伝って550円超上昇する場面もあったが、朝方の買い一巡後は戻り待ちの売りに押される展開となった。生成AI(人工知能)の競争環境が激化するとの懸念や国内金利の上昇が重荷となった模様で、後場に入ると今晩の米主要経済指標を見極めたいとして買い手控えムードが広がり、前週末終値を挟んだもみ合いとなった。東証株価指数(TOPIX)は小幅続落。東証プライムの売買代金は概算6兆1958億円、同売買高は概算24億5859万株で、値上がり銘柄数は772、値下がり787、変わらず53。業種別TOPIXでは「非鉄」「鉱業」「医薬品」をはじめとする20業種が下落、「情報・通信」「保険」「空運」など13業種は下落。東京エレクトロン(8035)や住友電気工業(5802)が大きく買われ、TOPPANホールディングス(7911)など出遅れ感のある好業績銘柄も賑わった。アルツハイマー治療の競合薬の不冴えな治験結果を受けてエーザイ(4523)が高く、アンリツ(6754)は米同業の好決算が刺激材料となった。増配や自社株消却の実施を発表したニッケ(3201)もしっかり。反面、ソフトバンクグループ(9984)が一段安、JAL(9201)などは日中関係の悪化が尾を引く格好となった。「東京都のトンネル工事で不適切作業」と報じられた鹿島(1812)も冴えず、太平洋セメント(5233)には大和証の格下げが観測された。

新興市場では、東証グロース250指数が3日ぶりに大幅反落。市場の地合い好転を受けて好スタートを切ったものの、買いは続かず、ジリジリと下げ幅を広げる展開となった。Liberaware(218A)、MTG(7806)、JDSC(4418)が売られ、Amazia(4424)、メディア総研(9242)、インフキュリオン(438A)は買われた。



2025年11月25日(火)市況解説 前引け
日経平均株価 48,815.27(+189.39)
TOPIX 3297.63(-0.10)
売買高概算 119786万株

前引け・反発―米12月利下げ観測が再浮上、金利上昇は重荷

25日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前週末終値に比べて189.39円高い48815.27円で引けた。米連邦準備理事会(FRB)高官から利下げに前向きな「ハト派」発言が相次ぎ、投資家心理を上向かせた米国市場の流れを引き継ぎ、幅広い銘柄に買いが先行。前週末の大幅下落の反動も手伝って、550円超上昇する場面もあったが、財政悪化懸念や日銀の早期利上げ観測を背景とする国内金利の上昇が重荷となり、その後は伸び悩んだ。東証株価指数(TOPIX)も伸び悩み、小幅ながら下げに転じた。東証プライムの売買代金は概算2兆9618億円、同売買高は概算11億9786万株で、値上がり銘柄数は833、値下がり710、変わらずが68。業種別TOPIXでは「非鉄」「パルプ・紙」「電気・ガス」をはじめとする19業種が上昇、「情報・通信」「保険」「空運」など14業種は下落。米半導体株高を受けてアドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)が買われ、「26年2月に物流システムほぼ復旧」と伝わったアサヒグループホールディングス(2502)もしっかり。「骨の難病治療薬の最終治験を開始」と報じられた協和キリン(4151)は大幅続伸、著名投資家率いる運用会社による大量保有が明らかになった日本CMK(6958)の上げも目立つ。レンゴー(3941)には野村証の強気レポートが観測された。反面、出資を加速している米オープンAIとグーグルとの競争激化懸念が嫌気されたソフトバンクグループ(9984)は逆行安、米企業買収に伴う財務負担増が警戒された東京海上ホールディングス(8766)も冴えない。自社株買いを好感して先週末に買われたサンリオ(8136)は反落、FOOD & LIFE COMPANIES(3563)などは引き続き中国懸念が尾を引く格好となった。

新興市場では、東証グロース250指数が反落。買い先行で始まったが、上値は重く、徐々に売りに押される展開となった。フリー(4478)、データセクション(3905)、ノースサンド(446A)が安く、免疫生物研究所(4570)、note(5243)、情報戦略テクノロジー(155A)は高い。

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更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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