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市況解説 2025年11月20日(木)

2025年11月20日(木)市況解説 大引け
日経平均株価 49,823.94(+1,286.24)
TOPIX 3299.57(+53.99)
売買高概算 242250万株

大引け・大幅反発―一時上げ幅2000円超も長期金利の上昇が重荷に

20日の東京株式市場で日経平均株価は5日ぶりに大幅反発し、前日比1286.24円高の49823.94円で取引を終えた。米半導体大手エヌビディアの好決算が生成AI(人工知能)を巡る過剰投資の懸念を和らげる格好となり、投資家心理が強気に傾く展開となった。円安進行の加速も追い風に、寄り付き後まもなく上げ幅は2000円超に達したが、財政拡大を警戒して長期金利が大きく上昇したことなどが重荷となり、その後は伸び悩んだ。東証株価指数(TOPIX)も5日ぶりに大幅反発。東証プライムの売買代金は概算6兆7573億円、同売買高は概算24億2250万株で、値上がり銘柄数は1241、値下がり332、変わらず40だった。業種別TOPIXでは「保険」「陸運」を除く31業種が上昇、「非鉄」「電気機器」「証券」「機械」が値上がり率上位に並んだ。アドバンテスト(6857)やフジクラ(5803)をはじめとする生成AI関連が軒並み高、イビデン(4062)、TDK(6762)など電子部品株にも買いが広がった。マツダ(7261)は円安とみずほ証券の格上げに素直に反応、レアアース関連とされる三井海洋開発(6269)は大幅続伸し上場来高値を更新した。反面、神戸物産(3038)など円高メリット銘柄が売られ、日米関係悪化への警戒から資生堂(4911)、サンリオ(8136)も冴えない。エイチ・アイ・エス(9603)は不冴えな年末年始の海外旅行予約状況が嫌気され、東大病院汚職に絡んだと報じられた日本エム・ディ・エム(7600)は大幅に6日続落。

新興市場でも地合いが好転、東証グロース250指数は6日ぶりに反発した。Amazia(4424)、カバー(5253)、アストロスケールホールディングス(186A)が買われ、JDSC(4418)、トランスジェニックグループ(2342)、ユーソナー(431A)は売られた。



2025年11月20日(木)市況解説 前引け
日経平均株価 50,025.10(+1,487.40)
TOPIX 3310.07(+64.49)
売買高概算 120327万株

前引け・大幅反発―エヌビディア決算と円安加速が安心感もたらす

20日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発し、前日終値に比べて1487.40円高い50025.10円で引けた。世界中が注目した米半導体大手エヌビディアの8-10月期決算が市場予想を上回る結果となり、安心感が広がる展開となった。円相場が1ドル=157円台前半とおよそ10ヵ月ぶりの安値を付けたことなども追い風に先物主導で上げ幅を広げ、一時2000円超上昇する場面があった。東証株価指数(TOPIX)も大幅反発。東証プライムの売買代金は概算3兆3247億円、同売買高は概算12億327万株で、値上がり銘柄数は全体の9割近い1407に達し、値下がり171、変わらず35。業種別TOPIXでは「保険」を除く32業種が上昇、「非鉄」「電気機器」「証券」「機械」が値上がり率上位に並んだ。アドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)、ソフトバンクグループ(9984)などが指数を押し上げ、日立製作所(6501)、ソニーグループ(6758)といった主力輸出株も高い。当期利益予想の引き上げと大規模な自社株買いの実施を発表したSOMPOホールディングス(8630)は急伸、「物言う株主」として著名なエフィッシモの買い増しが判明したアイネス(9742)は6日ぶりに反発した。反面、通期業績予想を下方修正した東京海上ホールディングス(8766)は逆行安、ニトリホールディングス(9843)は円安加速が嫌気された。「柏崎苅羽原発のテロ対策に関わる秘密文書で管理不備」と一部で報じられた東京電力ホールディングス(9501)が急落、三越伊勢丹ホールディングス(3099)は日中関係の悪化が尾を引く格好に。東宝(9602)などは物色の圏外に置かれ、日本光電(6849)にはUBS証券の格下げが観測された。

新興市場でもリスクオンの流れが強まり、東証グロース250指数が反発。フルッタフルッタ(2586)、免疫生物研究所(4570)、Synspective(290A)が買われ、グリーンモンスター(157A)、MTG(7806)、イオレ(2334)は売られた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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