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市況解説 2025年11月14日(金)

2025年11月14日(金)市況解説 大引け
日経平均株価 50,376.53(-905.30)
TOPIX 3359.81(-21.91)
売買高概算 254462万株

大引け・3日ぶりに大幅反落- 値がさ株の下落響く、バリュー株は健闘

14日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに大幅に反落、前日終値に比べ905.30円安い50376.53円で引けた。13日の米国株式市場ではハイテク株を中心に厳しい下げとなり、主要3指数がいずれも大幅安。米国株安を嫌気し、日経平均も大幅反落で取引を開始。朝方の売り一巡後はバリュー株(割安株)を中心に下げ渋りの動きを見せる場面もあったが、その後は再度売り直され、安値圏で一日の取引を終えた。

東証株価指数(TOPIX)も5日ぶりに反落。東証プライムの売買代金は概算で6兆6805億円、売買高は同25億4462万株、値下がり銘柄数は全体の6割弱にあたる939、値上がりは617、変わらずが57だった。業種別TOPIXでは全33業種中15業種が下落し、18業種が上昇。「非鉄」「電気機器」「機械」が下落し、「鉱業」「繊維」「不動産」が上昇。個別では、7-9月期の最終利益がコンセンサス(市場予想)を下回ったキオクシアホールディングス(285A)がストップ安まで売られ、通期の業績見通しを引き上げた荏原(6361)も「好材料出尽くし」で急落。楽天グループ(4755)やPKSHA Technology(3993)も決算を手掛かりに下落し、アドバンテスト(6857)と東京エレクトロン(8035)、ソフトバンクグループ(9984)の3社が指数を大きく押し下げ。古河電気工業(5801)やフジクラ(5803)、イビデン(4062)など生成AI(人工知能)関連には幅広く手仕舞い売りが広がり、昨日ストップ安のニッパツ(5991)には見切り売りが継続した。半面、通期見通しの上方修正と増配を発表した東京建物(8804)が急伸し、同じく好決算を発表した横浜フィナンシャルグループ(7186)やあおぞら銀行(8304)も上昇。日本製鉄(5401)やJFEホールディングス(5411)、日本郵船(9101)などのバリュー株は売り先行後に持ち直し、伊藤忠食品(2692)は、「米アクティビストが非公開化を要求」との報道を受けてストップ高。13時に決算を発表した東レ(3402)は自社株買いも好感されて急伸した。

新興市場の下げもきつく、東証グロース250指数は大幅続落。フルッタフルッタ(2586)、FFRIセキュリティ(3692)、スマサポ(9342)が売られ、イントランス(3237)、グリッド(5582)、アウトルックコンサルティング(5596)が買われた。



2025年11月14日(金)市況解説 前引け
日経平均株価 50,434.54(-847.29)
TOPIX 3354.13(-27.59)
売買高概算 125389万株

前引け・反落- 米ハイテク株急落が重荷、一時1000円超下落

14日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落、前日終値に比べ847.29円安い50434.54円で引けた。13日の米国株式市場ではハイテク株を中心に厳しい下げとなり、主要3指数がいずれも大幅安。米国株安を嫌気し、日経平均も大幅反落で取引を開始。半導体株を中心とする値がさ株が気配を切り下げる中、日経平均も下げ幅を拡大し、一時1000円超下落。ただ、朝方の売り一巡後はバリュー株(割安株)を中心に値を戻し、下げ渋りの動きを見せる場面もあった。

東証株価指数(TOPIX)も反落。東証プライムの売買代金は概算で3兆4694億円、売買高は同12億5389万株、値下がり銘柄数は全体の6割弱にあたる934、値上がりは605、変わらずが74だった。業種別TOPIXでは全33業種中21業種が下落し、12業種が上昇。「非鉄」「機械」「電気機器」が下落し、「鉱業」「不動産」「石油・石炭」が上昇。個別では、7-9月期の最終利益がコンセンサス(市場予想)を下回ったキオクシアホールディングス(285A)がストップ安まで売られ、通期の業績見通しを引き上げた荏原(6361)も「好材料出尽くし」で同じくストップ安。楽天グループ(4755)やPKSHA Technology(3993)も決算を手掛かりに下落し、アドバンテスト(6857)やソフトバンクグループ(9984)の下げも指数の重荷に。古河電気工業(5801)やフジクラ(5803)、イビデン(4062)など生成AI(人工知能)関連には幅広く手仕舞い売りが広がり、シスメックス(6869)は年初来安値を更新した。半面、通期見通しの上方修正と増配を発表した東京建物(8804)が急伸し、同じく好決算を発表した横浜フィナンシャルグループ(7186)やあおぞら銀行(8304)も上昇。日本製鉄(5401)やJFEホールディングス(5411)、日本郵船(9101)などのバリュー株は売り先行後に持ち直し、伊藤忠食品(2692)は、「米アクティビストが非公開化を要求」との報道を受けてストップ高となった。

新興市場も安く、東証グロース250指数は続落。フルッタフルッタ(2586)、ピアズ(7066)、スパイダープラス(4192)が売られ、コアコンセプト・テクノロジー(4371)、日本動物高度医療センター(6039)、クラシル(299A)が買われた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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