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市況解説 2025年11月13日(木)

2025年11月13日(木)市況解説 大引け
日経平均株価 51,281.83(+218.52)
TOPIX 3381.72(+22.39)
売買高概算 246649万株

大引け・続伸-レンジ取引のなか決算個別反応が中心に

13日の東京株式市場で日経平均株価が続伸、前日比218.52円高の51281.83円で取引を終えた。米国市場と同様にハイテク株への手仕舞い売りが重荷となり小幅安水準でもみ合ったが、銀行株を中心としたバリュー系銘柄への買いが継続し、徐々に強含んだ。企業決算への好評価に加え、日本時間昼過ぎに米政府閉鎖が解除されたことでドル高、時間外での米先物株高に繋がり、投資家心理を支えた。個別売買が中心となり、指数の伸びは限られたが、終日底堅い地合いを保った。東証株価指数(TOPIX)は4日続伸で連日の史上最高値更新となった。東証プライムの売買代金は概算で6兆2524億円、売買高は同24億6649万株、値上がり銘柄数は全体の6割近い952、値下がり604、変わらず56だった。業種別TOPIXは全33業種中、「非鉄金属」「電気・ガス」「証券」など25業種が上昇、下落は「精密」「情報・通信」「金属製品」など8業種。古河電気工業(5801)が12%超え上昇するなど電線株が軒並み大幅高、関電工(1942)、アドバンテスト(6857)など好業績銘柄に改めて買いが入った。きのう1-9月期大幅増益を発表した住友ゴム工業(5110)や、昼休みに今期予想を上方修正したすかいらーくホールディングス(3197)が大幅高、先月末の決算後高値圏でもみ合っていた住友ファーマ(4506)は一段高で年初来高値を更新した。レイズネクスト(6379)は通期予想を引き上げて後場2割高と急伸し、一時ストップ高まで買われた。半面、ソフトバンクグループ(9984)は連日の大幅安、ソニーグループ(6758)、任天堂(7974)も高値圏で利益確定売りに押された。この2ヵ月大幅高していたニッパツ(5991)は上期減益を嫌気され、ストップ安比例配分となり、東洋エンジニアリング(6330)は上期営業赤字が響き一時大幅安。今期予想を大幅に上方修正したぴあ(4337)は材料出尽くしで午後急落した。

新興市場は個別銘柄への手仕舞い売りが終日優勢で、東証グローズ250指数が反落した。イオレ(2334)、ZenmuTech(338A)、INFORICH(9338)が売られ、アウトルックコンサルティング(5596)、オンコリスバイオファーマ(4588)、カバー(5253)が買われた。



2025年11月13日(木)市況解説 前引け
日経平均株価 51,166.78(+103.47)
TOPIX 3380.30(+20.97)
売買高概算 131819万株

前引け・続伸-ハイテク株安重荷もTOPIX上値追い

13日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日終値に比べ103.47円高い51166.78円で引けた。12日の米株市場でダウ工業株30種平均が連日で史上最高値を更新、ハイテク株への利益確定売りが継続するなかでも、銀行やディフェンシブ株への見直し買いが支えとなり好地合いを保った。東京市場でも朝方こそ半導体関連への売りに伴い心理的節目の51000円を割れる場面があったが、10時過ぎには政府閉鎖解除に向け米下院でつなぎ予算を可決、上げ幅を広げる展開も見られた。東証株価指数(TOPIX)は続伸で史上最高値を上回った。東証プライムの売買代金は概算で3兆2008億円、売買高は同13億1819万株、値上がり銘柄数は全体の6割強の975、値下がり562、変わらず73だった。業種別TOPIXは全33業種中、「非鉄金属」「電気・ガス」「証券」など25業種が上昇、下落は「情報・通信」「金属製品」「精密」など8業種。昨日発表の4-9月期決算が予想を上回る大幅増益となったことを好感してエムスリー(2413)が一時ストップ高の急伸、いすゞ自動車(7202)は来期営業最高益更新の可能性を示唆し11%高で年初来高値を更新した。オリックス(8591)は通期見通しを引き上げて上場来高値を更新、SWCC(5805)はストップ高で35年ぶりの高値水準を付けるなど、決算好感や出遅れ見直しの動きが引き続き活発。ハイテク株でもアドバンテスト(6857)、SCREENホールディングス(7735)が徐々に上げ幅を拡大、銀行株全般の続伸も相場地合いを支えた。半面、ソフトバンクグループ(9984)が大幅続落、昨日急伸した三井海洋開発(6269)は朝高のあと、利益確定売りに押された。通期予想を引き下げたテルモ(4543)や7-9月期業績が冴えなかったパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)が売られ、今週上場来高値を付けたファーストリテイリング(9983)も軟調で日経平均の重荷となった。

新興市場でも戻り待ちの売りが優勢で、東証グロース250指数は反落した。Finatextホールディングス(4419)、プレイド(4165)、エクサウィザーズ(4259)が売られ、MTG(7806)、インフキュリオン(438A)、豆蔵(202A)が買われた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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