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市況解説 2025年11月11日(火)

2025年11月11日(火)市況解説 大引け
日経平均株価 50,842.93(-68.83)
TOPIX 3321.58(+4.16)
売買高概算 242797万株

大引け・反落―生成AI関連の上値の重さを嫌気、下値の堅さは維持

11日の東京株式市場で日経平均株価は小幅ながら反落、前日比68.83円安の50842.93円で取引を終えた。米政府機関の一時閉鎖の解除が近づいたことを好感した買いが続き、600円超上昇する場面があったが、相場上昇をけん引してきた生成AI(人工知能)関連の上値は重く、次第に売りに押される展開となった。反面、円相場が1ドル=154円台に弱含んだことや決算を好感して買われる非生成AI銘柄も多く、下値の堅さは保たれた。東証株価指数(TOPIX)は小幅続伸。東証プライムの売買代金は概算6兆7321億円、同売買高も概算24億2797万株と引き続き高水準に膨らみ、値下がり銘柄数は830、値上がり719、変わらず65だった。業種別TOPIXでは「非鉄」「海運」「陸運」など17業種が下落、「空運」「電気・ガス」「水産・農林」など16業種は上昇。アドバンテスト(6857)やフジクラ(5803)が後場大きく売られ、通期利益予想を据え置いた川崎重工業(7012)には失望売りが嵩んだ。通期計画未達懸念が広がったコーセー(4922)は一時ストップ安まで売り込まれ、JR西日本(9021)にはみずほ証券の格下げが観測された。「公正取引委員会が談合の疑いで立ち入り検査」と伝わった東鉄工業(1835)も冴えない。反面、半導体や映画、音楽など本業が好調で利益予想を引き上げたソニーグループ(6758)が買われ、予想以上の採算改善がポジティブ・サプライズを呼んだ鹿島(1812)も強い。日本製鋼所(5631)には改めて業績拡大を期待した買いが入り、7-9月期業績急回復のブラザー工業(6448)はおよそ8か月ぶりの高値を付けた。

新興市場では、物色の圏外に置かれる銘柄が目立ち、東証グロース250指数が反落。NexTone(7094)、オンコリスバイオファーマ(4588)、Synspective(290A)が売られ、イメージ情報開発(3803)、イオレ(2334)、Welby(4438)は買われた。



2025年11月11日(火)市況解説 前引け
日経平均株価 51,131.28(+219.52)
TOPIX 3323.18(+5.76)
売買高概算 125046万株

前引け・続伸―米ハイテク株高を好感も徐々に戻り待ち売りに押される

11日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日終値に比べて219.52円高い51131.28円で引けた。米連邦議会が政府機関の一部閉鎖の解除に向けて前進したことが好感され、10日の米国市場でハイテク株を中心に買いが広がった流れを引き継ぎ、値嵩半導体関連などが相場を牽引。円相場の弱含み推移も支えに600円超上昇する場面もあったが、昨日既にある程度織り込まれていたこともあり、次第に戻り待ちの売りに押される展開となった。一時史上最高値を更新した東証株価指数(TOPIX)も伸び悩み。東証プライムの売買代金は概算3兆1248億円、同売買高は概算12億5046万株で、値上がり銘柄数は540と、値下がり1007を大きく下回り、変わらずが65。業種別TOPIXでは「医薬品」「空運」「その他製品」など17業種が上昇、「陸運」「海運」「パルプ・紙」など16業種は下落。大引け後に決算発表を控えるソフトバンクグループ(9984)が買われ、昨日の決算発表後に急落した古河電気工業(5801)は急速な切り返しをみせた。スマホゲーム「ポケポケ」の貢献で4-9月期大幅増益のディー・エヌ・エー(2432)が高く、通期利益・配当予想の引き上げと1:5の株式分割の実施を発表した京王電鉄(9008)もしっかり。反面、アドバンテスト(6857)は朝高後下げに転じ、海外プラントで巨額の減損損失が発生した三菱ガス化学(4182)はストップ安まで売り込まれた。通期業績予想を引き下げた関東電化工業(4047)や上期最終赤字に転落した東芝テック(6588)の下げもきつく、通期利益予想を上方修正したフジ・メディア・ホールディングス(4676)は市場予想に届かなかったとして売られた。

新興市場でも朝方の買い一巡後、売りに押される展開となり、東証グロース250指数が反落。GENDA(9166)、ジーエヌアイグループ(2160)、yutori(5892)が売られ、データセクション(3905)、網屋(4258)、VRAIN Solution(135A)は買われた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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