市況解説 2025年11月6日(木)
| 2025年11月6日(木)市況解説 大引け | |
|---|---|
| 日経平均株価 | 50,883.68(+671.41) |
| TOPIX | 3313.45(+45.16) |
| 売買高概算 | 281347万株 |
大引け・大幅反発-51000円台の利食い旺盛も好決算が支えに
6日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発、前日比671.41円高の50883.68円で取引を終えた。5日の米国市場や本日アジア市場と同様、ハイテク株を中心に修正高のムードが広がったうえ、取引時間中も好調な決算発表が相次ぎ、終日堅調地合いを保った。寄り付き直後に1000円超え急伸したあと上げ幅半減の急失速を見せたものの、後場再度持ち直し、一時51000円台を回復する場面もあった。東証株価指数(TOPIX)は後場も大幅続伸。東証プライムの売買代金は概算で6兆9040億円、売買高は同28億1347万株、値上がり銘柄数は全体の6割超えの987、値下がり570、変わらず58だった。業種別TOPIXは全33業種中、「非鉄金属」「機械」「証券」など27業種が上昇、下落は「海運」「鉄鋼」「ゴム製品」など6業種にとどまった。米バークシャーの円債発行観測を受け、保有株買い増し期待から大手商社がそろって上げ幅を拡大、伊藤忠商事(8001)は昨日発表の決算評価も重なり上場来高値を更新した。レンゴー(3941)、ニッスイ(1332)は午後の決算を好感して一段高、荏原(6361)は「物言う株主の米サードポイントが5年ぶりに日本株投資を再開し、同社株保有」との一部報道に反応、一時10%超え急伸して上場来高値を更新した。住友電気工業(5802)、ダイキン工業(6367)などデータセンター関連の好業績株も上げ幅を拡大、金利上昇も支えに銀行株なども堅調で相場を支えた。半面、昼休みに今期業績予想・配当計画の下方修正を発表した日本郵船(9101)が下げに転じ、上期減益のスズキ(7269)や1-9月期減益の新日本電工(5563)が一段安。日本板硝子(5202)は英国債売却損計上で赤字決算となり、ストップ安まで売られ、バンダイナムコホールディングス(7832)は今3月期見通しを上方修正したものの、市場期待に届かなかったとして急落した。
新興市場は個別に売り買いが交錯、東証グロース250指数は前日引け値を挟んだレンジ取引をなり、結局小幅に3日続落で終えた。FFRIセキュリティ(3692)、データセクション(3905)、クラシコ(442A)が売られ、サイバー・バズ(7069)、ジェネレーションパス(3195)、ビーマップ(4316)が買われた。
| 2025年11月6日(木)市況解説 前引け | |
|---|---|
| 日経平均株価 | 50,768.89(+556.62) |
| TOPIX | 3302.79(+34.50) |
| 売買高概算 | 133348万株 |
前引け・大幅反発-ハイテク牽引で5100円台回復も伸び悩み
6日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発、前日終値に比べ556.62円高い50768.89円で引けた。5日の米株市場で良好な経済指標が相次ぎ、ハイテク株中心に見直し買いが広がった流れを引き継ぎ、国内でも直近の急落を修正する展開となった。寄り付き直後に1000円超えの上昇場面もあったが、足元の乱高下商状への警戒もあって上値追いの動きは限られ、伸び悩んだ。東証株価指数(TOPIX)も大幅反発。東証プライムの売買代金は概算で3兆3744億円、売買高は13億3348万株、値上がり銘柄数は全体の6割超えの997、値下がり548、変わらず70だった。業種別TOPIXは全33業種中、「非鉄金属」「機械」「電気機器」など26業種が上昇し、下落は「鉄鋼」「ゴム製品」「陸運」など7業種にとどまった。アドバンテスト(6857)、フジクラ(5803)など指数影響の大きいAI関連が軒並み反発、月次好調のファーストリテイリング(9983)や決算好評価が続く任天堂(7974)も日経平均を押し上げた。金利上昇を支えにメガバンクはじめ銀行もそろって強く、日立製作所(6501)、トヨタ自動車(7203)などの主力株も上昇も目に付く。コニカミノルタ(4902)は通期予想を上方修正して急伸、山一電機(6941)はストップ高まで買われた。半面、4-9月期最終減益で着地したニチコン(6996)が一時20%安、通期予想を引き下げたシスメックス(6869)は約7年ぶりの安値水準まで下押した。通期予想を上方修正したサンリオ(8136)は市場予想に届かなかったとして14%近く急落し、半導体設計などを手掛けるソシオネクスト(6526)は決算売りが継続し3日続落だった。今週見直された内需・ディフェンシブには手仕舞い売りも散見され、良品計画(7453)、JR西日本(9021)が下落、月次売上が冴えなかったニトリホールディングス(9843)が売られた。
新興市場でも投資家心理改善を支えに買い優勢ではじまったが失速し、東証グロース250指数は続落した。GENDA(9166)、Aiロボティクス(247A)、Heartseed(219A)が売られ、note(5243)、VRAIN Solution(135A)、アストロスケールホールディングス(186A)が買われた。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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2025年11月6日(木)
【日経平均株価終値:50,883.68 前日比:+671.41 売買高概算:281347万株】
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