• 検索
  • リスク・手数料等

市況解説 2025年11月5日(水)

2025年11月5日(水)市況解説 大引け
日経平均株価 50,212.27(-1,284.93)
TOPIX 3268.29(-41.85)
売買高概算 344287万株

大引け・大幅続落- 一時2400円超下落、後場は下げ渋りの動き

5日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落、前日終値に比べ1284.93円安い50212.27円で引けた。4日の米国株式市場では生成AI(人工知能)関連を中心に手仕舞い売りが広がり、日本市場でも上昇相場をけん引してきたソフトバンクグループ(9984)などが売り気配でのスタート。日経平均株価も続落で取引を開始すると、その後も急速に下げ幅を拡大。前引け間際に一時2400円超下落する場面もあったが、後場に入ると一転下げ渋りの動きを見せ、引け値ベースでは5万円の大台を維持した。

東証株価指数(TOPIX)も大幅に続落。東証プライムの売買代金は概算で9兆582億円、売買高は同34億4287万株、値下がり銘柄数は全体の7割にあたる1145、値上がりは420、変わらずが50だった。業種別TOPIXでは全33業種中22業種が下落し、11業種が上昇。「非鉄」「情報・通信」「電気機器」が下落し、「その他製品」「卸売り」「建設」が上昇。個別では、ソフトバンクグループとアドバンテスト(6857)が大幅安で指数を押し下げ、ディスコ(6146)やレーザーテック(6920)などの下げもきつい。トリケミカル研究所(4369)やレゾナック・ホールディングス(4004)などの部材メーカーも大幅安で、古河電気工業(5801)やフジクラ(5803)などの「データセンター関連」も急落。日立製作所(6501)による保有株式の一部売却が伝わった日立建機(6305)は12%安で、後場に業績見通しを引き上げたトヨタ自動車(7203)は、「物足りない」との見方から決算後も軟調に推移した。半面、業績見通しの上方修正を発表した任天堂(7974)が買われ、同じく通期見通しを引き上げた日本ハム(2282)も急伸。日本精工(6471)も決算をきっかけに買われ、二テック(6594)はメインバンクとのコミットメントライン(融資枠)契約の締結を好感。ニトリホールディングス(9843)や神戸物産(3038)などの「円高メリット株」の上昇も目立ち、昼休み中に業績見通しを引き上げた大林組(1802)と三井物産(8031)は後場から急伸した。

新興市場も軟調で、東証グロース250指数も続落。リンカーズ(5131)、ジェネレーションパス(3195)、地域新聞社(2164)が下落し、免疫生物研究所(4570)、NE(441A)、技術承継機構(319A)が上昇。本日東証グロース市場に新規上場を果たしたクラシコ(442A)は公開価格(1390円)の2.4倍にあたる3270円で初値を付けた。



2025年11月5日(水)市況解説 前引け
日経平均株価 49,104.05(-2,393.15)
TOPIX 3,202.56(-107.58)
売買高概算 160912万株

前引け・大幅続落- 生成AI関連に厳しい手仕舞い売り、5万円の大台を割り込む

5日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落、前日終値に比べ2393.15円安い49104.05円で引けた。4日の米国株式市場では生成AI(人工知能)関連を中心に手仕舞い売りが広がり、日本市場でも上昇相場をけん引してきたソフトバンクグループ(9984)などが売り気配でのスタート。日経平均株価も続落で取引を開始すると、その後も急速に下げ幅を拡大。10時過ぎに5万円の節目を割り込むと一段安となり、安値圏で午前の取引を終えた。

東証株価指数(TOPIX)も大幅に続落。東証プライムの売買代金は概算で4兆4002億円、売買高は同16億912万株、値下がり銘柄数は全体の9割強にあたる1478、値上がりは122、変わらずが13だった。業種別TOPIXでは全33業種中31業種が下落し、2業種が上昇。「非鉄」「情報・通信」「機械」が下落し、「その他製品」「陸運」が上昇。個別では、ソフトバンクグループとアドバンテスト(6857)が大幅安で指数を押し下げ、キオクシアホールディングス(285A)やレーザーテック(6920)などの下げもきつい。トリケミカル研究所(4369)やレゾナック・ホールディングス(4004)などの部材メーカーも大幅安で、古河電気工業(5801)やフジクラ(5803)などの「データセンター関連」も急落。日立製作所(6501)による保有株式の一部売却が伝わった日立建機(6305)は13%安で、業績見通しの上方修正を発表したヒロセ電機(6806)も「物足りない」との見方から大幅安となった。半面、業績見通しの上方修正を発表した任天堂(7974)が買われ、同じく通期見通しを引き上げた日本ハム(2282)も急伸。日本精工(6471)も決算をきっかけに買われ、二テック(6594)はメインバンクとのコミットメントライン(融資枠)契約の締結を好感。ニトリホールディングス(9843)や神戸物産(3038)などの「円高メリット株」の上昇も目立ち、JR東日本(9020)やJR東海(9022)などのディフェンシブ株の上昇も目に付いた。

新興市場の下げもきつく、東証グロース250指数も大幅続落。リンカーズ(5131)、ジェネレーションパス(3195)、データセクション(3905)が下落し、免疫生物研究所(4570)、NE(441A)、旅工房(6548)が上昇。本日東証グロース市場に新規上場を果たしたクラシコ(442A)は買い気配を切り上げたまま商いが成立しなかった。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
市況解説は、投資判断の参考となる情報の提供を目的とするもので、投資に関する最終決定は、お客様ご自身の責任と判断でなさいますようお願い申し上げます。-/p>

市況解説 バックナンバー

金融商品の取引にかかる手数料およびリスクについて

当社が取扱う商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。また、各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面、目論見書、お客様向け資料等をお読みください。

リスク・手数料等説明ページ

ご留意事項

  • 当サイトに掲載されている情報は、当社のご案内やその他の情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。情報のご利用にあたっては、お客様ご自身で判断なさいますようお願いいたします。
  • 当サイトに掲載されている情報に関しては万全を期してはおりますが、その正確性、確実性を保証するものではありません。また、掲載されている情報等は最新の情報ではない可能性があり、予告なく変更・廃止されることもありますので、あらかじめご了承ください。
  • 万一、当サイトに掲載されている情報を用いたことにより、何らかの損害を被った場合でも、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではありません。
  • 当サイトからバナー・テキストリンク等でアクセスできる第三者が運営するサイトは各々の責任で運営されているものであり、こうした第三者サイトの利用により生じたいかなる損害に関しても、当社は一切責任を負うものではありません。
  • 証券投資に関する最終決定は、お客様ご自身で判断いただきますようお願いいたします。