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市況解説 2025年10月30日(木)

2025年10月30日(木)市況解説 大引け
日経平均株価 51,325.61(+17.96)
TOPIX 3300.79(+22.55)
売買高概算 374142万株

大引け・小幅続伸-米中会談後に一時51000円割れも持ち直す

30日の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日比17.96円高の51325.61円で取引を終えた。前日の1000円超え急伸の反動や日銀金融政策会合、米中首脳会談といった注目イベント通過で買い一巡感が浮上、日中乱高下を繰り返す展開のなか、51000円割れ場面もあったが、終盤に向け再度強含んだ。企業決算発表の本格化に伴い個別物色の色彩も強まっている。東証株価指数(TOPIX)は反発。東証プライムの売買代金は概算で10兆300億円と過去最大、売買高は同37億4142万株、値上がり銘柄数は全体の7割弱の1127、値下がり432、変わらず56だった。業種別TOPIXは全33業種中、「非鉄金属」「鉱業」「電気・ガス」など27業種が上昇、下落は「陸運」「空運」「情報・通信」など6業種。昼休み中に決算発表した大同特殊鋼(5471)や小野薬品工業(4528)はともに一段高、住友電気工業(5802)は傘下の住友電設(1949)売却と住友理工(5191)の完全子会社化を発表して一段高、同業のフジクラ(5803)は上げ幅を広げた。日銀利上げの見送りで住友不動産(8830)が上昇に転じ、半導体関連ではキオクシアホールディングス(285A)が一段高した。半面、昨日上昇が目立ったソフトバンクグループ(9984)、ディスコ(6146)が下げ幅を拡大、昼休み中に増益決算を発表したJAL(9201)は市場予想に届かなったとして一段安した。本日9時発表のルネサスエレクトロニクス(6723)は1-9月期最終赤字が嫌気され、昨日今期見通しの下方修正を発表したカゴメ(2811)は年初来安値を割り込んだ。昨日急伸したきんでん(1944)や東京ガス(9531)も手仕舞い売りに押された。

新興市場でも個別に強弱感が交錯、東証グロース250指数は前日終値を挟んだ小幅レンジ相場が継続したものの、結局小幅に3日ぶり反発で終えた。ソフトフロントホールディングス(2321)、Synspective(290A)、アクセルスペースホールディングス(402A)が買われ、インフキュリオン(438A)、JDSC(4418)、サイバーソリューションズ(436A)が売られた。



2025年10月30日(木)市況解説 前引け
日経平均株価 51,396.85(+89.20)
TOPIX 3296.80(+18.56)
売買高概算 118887万株

前引け・続伸-米株安やイベント警戒も決算好感、出遅れ物色が支え

30日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日終値に比べ89.20円高い51396.85円で引けた。29日までの米連邦公開市場委員会では市場予想通り、25bpの利下げ実施を発表、その後のパウエル議長の会見で12月利下げに慎重な姿勢を示したことで、金利上昇・株安の反応に繋がった。もっとも米市場同様、半導体セクター等の堅調が支えとなったほか、このところ出遅れ感のあった銀行株などにも見直し買いが入り、一時300円近い下押し場面から持ち直した。東証株価指数(TOPIX)は反発。東証プライムの売買代金は概算で3兆8018億円、売買高は同11億8887万株、値上がり銘柄数は全体の7割超えの1146、値下がり410、変わらず58だった。業種別TOPIXは全33業種中、「非鉄金属」「銀行」「鉱業」など26業種が上昇、下落は「陸運」「その他製品」「情報・通信」など7業種。昨日、通期予想の上方修正と米ソフトウェア企業の大型買収を発表したNEC(6701)が一時18%高と急伸、レーザーテック(6920)には米調査会社による強気判断が観測され、ストップ高まで上昇した。前日ストップ高のアドバンテスト(6857)やフジクラ(5803)などデータセンター関連の一角にも買いが入り、ヨコオ(6800)は台湾企業との戦略提携にあらためて注目が集まって大幅高で年初来高値を更新した。メガバンクやりそなホールディングス(8308)などの銀行株は内外金利の上昇を支えに軒並み高、海運、鉄鋼など出遅れ高利回り株にも買いが広がった。半面、4-12月期減益見通しを発表したディスコ(6146)や、リニア工事予定費のさらなる膨張が嫌気されたJR東海(9022)が大幅安、通期見通しを引き上げたコマツ(6301)は市場コンセンサスや米競合キャタピラーの好調に比べ見劣りするとして売られた。ノジマ(7419)は上期大幅増益ながら、通期予想の据え置きで出尽し売りが加速、ソフトバンクグループ(9984)、イビデン(4062)など直近急伸の高値圏銘柄への反動安も目に付いた。

新興市場では個別に売り買いが交錯し、東証グロース250指数が小幅に反発。データセクション(3905)、FFRIセキュリティ(3692)、アストロスケールホールディングス(186A)が買われ、Aiロボティクス(247A)、SBIリーシングサービス(5834)、AB&Company(9251)が売られた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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