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市況解説 2025年10月27日(月)

2025年10月27日(月)市況解説 大引け
日経平均株価 50,512.32(+1,212.67)
TOPIX 3325.05(+55.60)
売買高概算 192747万株

大引け・大幅続伸-後場も続伸、世界株高のなか初の5万円乗せ

27日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸、前週末比1212.67円高の50512.32円で取引を終え、史上最高値を大きく更新した。先週24日の米主要3指数そろっての史上最高値に加え、米中対立の緩和、高市内閣への高支持率を支えに寄り付きから全面高でスタート、1ドル=153円台前半への円安進行も好感され、後場も好地合いを継続し上げ幅を広げた。東証株価指数(TOPIX)も大幅続伸で史上最高値を更新。東証プライムの売買代金は概算で6兆1130億円、売買高は同19億2747万株、値上がり銘柄数は全体の9割弱の1418とほぼ全面高、値下がり166、変わらず30だった。業種別TOPIXは全33業種が上昇、「非鉄金属」「精密」「証券」「情報・通信」などが値上がり率の上位に並んだ。AI関連のソフトバンクグループ(9984)、フジクラ(5803)、三井金属(5706)が一段高で上場来高値を大きく更新、防衛関連の川崎重工業(7012)は36年ぶりに上場来最高値を付けるなど、政策期待の高い銘柄の強さが目に付いた。トヨタ(7203)、デンソー(6902)は円安を支えに年初来高値を更新、京都フィナンシャルグループ(5844)など地銀株は「地方金融機関のシステム統合に向けた補助金」との一部報道も材料視されほぼ全面高となった。半面、信越化学工業(4063)の決算が冴えず、同業SUMCO(3436)も連れ安、明日決算発表を控えるシマノ(7309)も業績への警戒感が重荷となった。直近急伸した住友重機械工業(6302)、KOA(6999)は利益確定売りに押され、サイゼリヤ(7581)、スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)などディフェンシブの一角も軟調だった。

新興市場もリスクオンムードのなか個別物色が旺盛で、東証グロース250指数が3日ぶりに反発した。Aiロボティクス(247A)、ispace(9348)、pluszero(5132)が買われ、インフキュリオン(438A)、タイミー(215A)、網屋(4258)が売られた。



2025年10月27日(月)市況解説 前引け
日経平均株価 50,337.36(+1,037.71)
TOPIX 3321.48(+52.03)
売買高概算 94983万株

前引け・大幅続伸―海外短期筋の先物買いが加速

27日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸、前週末終値に比べて1037.71円高い50337.36円と、史上初めて5万円台に乗せて引けた。良好な米景気指標や米中対立の緩和期待が投資家心理を一段と上向かせるなか、高市政権への高い支持率なども好感され、海外短期筋の先物買いが加速する展開となった。東証株価指数(TOPIX)も大幅続伸し、連日で史上最高値を更新した。東証プライムの売買代金は概算3兆1462億円と高水準に膨らみ、同売買高は9億4983万株。値上がり銘柄数は全体の9割超の1476に達し、値下がり118、変わらずが20。業種別TOPIXでは全33業種が上昇、「精密」「非鉄」「証券」「情報・通信」が値上がり率上位に並んだ。指数寄与度の大きいアドバンテスト(6857)、ソフトバンクグループ(9984)が買われ、日米首脳会談への思惑から川崎重工業(7012)など防衛関連も賑わった。通期利益・期末配当予想を引き上げたうえ、新たな自己株取得枠を設定したキヤノンマーケティングジャパン(8060)には買いが殺到、出資先企業が明日より日本円建てステーブルコインを正式に発行することを受けてアステリア(3853)は一時ストップ高まで買い進まれた。反面、信越化学工業(4063)は不冴えな上期業績が重荷となり、中外製薬(4519)には複数のアナリストによる目標株価引き下げが観測された。良品計画(7453)は物色の圏外に置かれ、霞ヶ関キャピタル(3498)には公募・売出による需給悪化懸念が広がった。先週末急伸した住友重機械工業(6302)は利食い売りに押された。

新興市場では、東証グロース250指数が大幅反発。市場の地合い好転を受けて、幅広い銘柄に買いが張った。サンバイオ(4592)、アストロスケールホールディングス(186A)、Liberaware(218A)が高く、JDSC(4418)、FFRIセキュリティ(3692)、TENTIAL(325A)は安い。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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