市況解説 2025年10月16日(木)
2025年10月16日(木)市況解説 大引け | |
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日経平均株価 | 48,277.74(+605.07) |
TOPIX | 3203.42(+19.78) |
売買高概算 | 208703万株 |
大引け・大幅続伸-後場もAI関連物色で一段高
16日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸、前日比605.07円高の48277.74円で取引を終えた。前場中に1ドル=150円台半ばまで買い進まれた円相場が151円台に下落、買い安心感が広がるなか、特にハイテク株の一段高を支えに640円超えの上場場面もあった。ソフトバンクグループ(9984)、東京エレクトロン(8035)など指数寄与度の大きい銘柄が後場も牽引したが、終盤に発表された台湾TSMCの決算の影響は乏しかった。東証株価指数(TOPIX)も続伸。東証プライムの売買代金は概算で5兆4426億円、売買高は同20億8703万株、値上がり銘柄数は858、値下がり681、変わらず76だった。業種別TOPIXは全33業種中、「情報・通信」「非鉄金属」「電気・ガス」など22業種が上昇し、下落は「その他製品」「保険」「サービス」などの11業種。ソフトバンクグループは一時9%高近く上昇、データセンター関連のフジクラ(5803)、日東紡(3110)が一段高、ルネサスエレクトロニクス(6723)は日経報道で「米エヌビディアが進めるデータセンター向け給電システムの開発に参加する」として大きく見直された。日本維新の会が主張する「大阪副首都構想」を巡りエイチ・ツー・オー リテイリング(8242)、大林組(1802)も強く、原発再稼働への期待から電力株も全面高した。半面、内需・ディフェンシブには手仕舞い売りが継続し、決算が物足りないとしてベイカレント(6532)が8%超え急落、松竹(9601)は同業決算が嫌気された。小売のパルグループホールディングス(2726)も決算発表以降5日続落と手仕舞い売りが継続し、9月既存店売上が前年比マイナスとなったイオンファンタジー(4343)も大きく売られた。大手商社や損保株も終日軟調だった。
新興市場では個別手仕舞い売りが徐々に広がり、東証グロース250指数が後場一段安で反落した。イオレ(2334)、ククレブ・アドバイザーズ(276A)、リップス(373A)が売られ、グロービング(277A)、QPS研究所(5595)、VRAIN Solution(135A)が買われた。
2025年10月16日(木)市況解説 前引け | |
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日経平均株価 | 48,088.07(+415.40) |
TOPIX | 3199.18(+15.54) |
売買高概算 | 105423万株 |
前引け・続伸-米ハイテク株高や自民・維新協議を好感
16日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸、前日終値に比べ415.40円高い48088.07円で引けた。オランダ半導体製造装置大手ASMLの好決算や利下げ期待を支えとした15日の米ハイテク株高に加え、日本維新の会と自民党の連立可能性が意識され、寄り付きから幅広い銘柄に買いが入った、心理的節目48000円を上回って取引を開始したものの、円相場の強含み推移などでその後は同値水準でもみ合う展開となった。東証株価指数(TOPIX)も続伸。東証プライムの売買代金は概算で2兆6788億円、売買高は同10億5423万株、値上がり銘柄数814、値下がり715、変わらず86だった。業種別TOPIXは全33業種中、「情報・通信」「精密」「電気・ガス」など23業種が上昇、下落は「その他製品」「サービス」「保険」など10業種。ソフトバンクグループ(9984)、東京エレクトロン(8035)が大幅高で指数を牽引、メモリ専業のキオクシアホールディングス(285A)は大幅高で上場来高値を更新した。サイゼリヤ(7581)は今8月期の2ケタ増益見通しを更新して14%高と急伸、今11月期予想を上方修正したFPパートナー(7388)も大幅で反応した。維新の会が主張する「大阪副都構想」に関し、両党で協議会設置の見通しとの一部報道が伝わり、阪急阪神ホールディングス(9042)はじめ大阪地盤企業が上昇、トヨタ自動車(7203)、日立製作所(6501)などの主力株やメガバンクもしっかりだった。半面、東宝(9602)は通期見通しを引き上げたものの、市場予想に届かなったとして大幅安、ヨシムラ・フード・ホールディングス(2884)は今2月見通しを大きく下方修正したことでストップ安まで売られ、一気に年初来安値を割り込んだ。任天堂(7974)、日本ハム(2282)といったディフェンシブの一角や直近大幅高が続いたLink-Uグループ(4446)が手仕舞い売りに押され、半導体関連でもレーザーテック(6920)、ローツェ(6323)などは利益確定売りが優勢だった。本日上場のテクセンドフォトマスク(429A)は公開価格3000円に対し、3570円で初値を付けた。
新興市場は個別に売り買いが交錯し、東証グローズ250指数は反落した。TENTIAL(325A)、サンバイオ(4592)、トライアルホールディングス(141A)が売られ、アクセルスペースホールディングス(402A)、タイミー(215A)、FFRIセキュリティ(3692)が買われた。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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2025年10月16日(木)
【日経平均株価終値:48,277.74 前日比:+605.07 売買高概算:208703万株】
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