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市況解説 2025年10月9日(木)

2025年10月9日(木)市況解説 大引け
日経平均株価 48,580.44(+845.45)
TOPIX 3257.77(+22.11)
売買高概算 244978万株

大引け・大幅反発-後場も上げ幅を拡大、史上最高値を更新

9日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発、前日比845.45円高の48580.44円で取引を終え、7日に付けた引け値ベースの史上最高値を大きく更新した。8日の欧米株高やさらなる円安を支えに、AI(人工知能)関連の主力株が大きく買われ、高水準の利益確定売りを吸収する格好となった。指数寄与度の大きいソフトバンクグループ(9984)1社で日経平均を475円分押し上げ、午後に入ると内需関連等に物色を広がる展開でさらに上げ幅を広げた。東証株価指数(TOPIX)は5日続伸で連日の高値更新。東証プライムの売買代金は概算で6兆2829億円、売買高は同24億4978万株、値上がり銘柄数は928、値下がり623、変わらず65だった。業種別TOPIXは全33業種中。「情報・通信」「証券」「非鉄金属」など20業種が上昇、下落は「海運」「水産」「輸送用機器」など13業種。引け後に決算発表を控えるファーストリテイリング(9983)が上げ幅を拡大、足元で見直し買い目立つパナソニックホールディングス(6752)も年初来高値に肉薄した。ロボット関連のファナック(6954)、DMG森精機(6141)、安川電機(6506)などは朝方からAI化進展への期待が刺激となり、15時発表の9月工作機械受注の好調も追い風に一段高。小野薬品工業(4528)、第一三共(4568)など出遅れセクターにも見直し買いが入り、好決算のマニー(7730)も急伸した。半面、防衛関連のIHI」(7013)、三菱重工業(7011)など高値圏銘柄には利益確定売りも目立ち、日本ハム(2282)、FOOD & LIFE COMPANIES(3563)など内需好業績株にも手仕舞い売りが見られた。海運大手もそろって冴えず、商船三井(9104)は年初来安値にあと9円と迫った。

新興市場では個別銘柄への手仕舞い売りが徐々に広がるも、東証グロース250指数はかろうじてプラス圏を維持、小幅に5日続伸で終えた。オンコリスバイオファーマ(4588)、カバー(5253)、サイエンスアーツ(4412)が買われ、Liberaware(218A)、データホライゾン(3628)、Heartseed(219A)が売られた。



2025年10月9日(木)市況解説 前引け
日経平均株価 48,405.93(+670.94)
TOPIX 3244.15(+8.49)
売買高概算 120363万株

前引け・大幅反発-AI関連が牽引し、史上最高値上回る

9日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発、前日終値に比べ670.94円高い48405.93円で引けた。8日の米株市場でAI(人工知能)関連株の上昇を支えにナスダック総合指数が史上最高値を更新、ソフトバンクグループ(9984)の12%超え急伸などに波及し日経平均を大きく押し上げた。北川京都大学教授のノーベル化学賞受賞や1ドル=152円台半ばへの円安も追い風となり、高水準の利益確定売りを吸収、高く寄り付いた後も上げ幅を徐々に広げる展開を見せた。東証株価指数(TOPIX)は続伸。東証プライムの売買代金は概算で3兆2770億円、売買高は同12億363万株、値上がり銘柄数は781と値下がり773、変わらず62はだった。業種別TOPIXは全33業種中、「情報・通信」「非鉄金属」「証券」など15業種が上昇、下落は「輸送用機器」「倉庫・運輸関連」「水産」など18業種。ソフトバンクグループは昨日発表のスイスABB社のロボティクス事業買収も材料視、安川電機(6506)、芝浦メカトロニクス(6590)などに思惑買いが波及した。半導体関連のキオクシアホールディングス(285A)や光ファイバーのフジクラ(5803)が大幅高、パッケージ材料のレゾナック・ホールディングス(4004)は北川教授との共同研究も注目された。ミニストップ(9946)は3-8月期営業黒字に転換したことを好感、住友金属鉱山(5713)は金市況の高値更新が引き続き支えとなった。半面、上場来高値近辺のIHI(7013)、JX金属(5016)、三井E&S(7003)などは高く寄り付いたあと失速、SCREENホールディングス(7735)など半導体関連でも下げに転じるものが目に付いた。一部報道で大株主の株式売却観測が伝わったKOKUSAI ELECTRIC(6525)も大幅安、円安進行のなかトヨタ自動車(7203)はじめ自動車大手の下げも相場の重荷だった。ウェザーニューズ(4825)、エービーシー・マート(2670)は昨日決算発表が材料出尽くしの反応に繋がった。

新興市場は個別に売り買いが拮抗、東証グロース指数はテーマ性の強い銘柄への買いを支えに小幅に続伸した。NANO MRNA(4571)、アストロスケールホールディングス(186A)、FFRIセキュリティ(3692)が買われ、データセクション(3905)、アクセルスペースホールディングス(402A)、ACSL(6232)が売られた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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