• 検索
  • リスク・手数料等

市況解説 2025年10月8日(水)

2025年10月8日(水)市況解説 大引け
日経平均株価 47,734.99(-215.89)
TOPIX 3235.66(+7.75)
売買高概算 221874万株

大引け・5日ぶり反落―値嵩半導体株の下げが重荷も底堅さ維持

8日の東京株式市場で日経平均株価は5日ぶりに反落、前日比215.89円安の47734.99円で取引を終えた。急ピッチな上昇に対する短期的な過熱警戒感が広がるなか、米国市場の流れを引き継いで値嵩の半導体関連に売りが膨らみ、相場の重荷となった。もっとも、高市氏の志向する政策(積極財政と金融緩和の継続)が国内景気を押し上げるとの期待はさほど揺らいでいない模様で、円安メリット銘柄や出遅れセクターへの買いが支えとなり、底堅さは維持する格好となった。東証株価指数(TOPIX)は小幅に4日続伸。東証プライムの売買代金は概算5兆8674億円、同売買高は概算22億1874万株で、値下がり銘柄数は999、値上がり557、変わらず60。業種別TOPIXでは「ゴム製品」「精密」「パルプ・紙」をはじめとする19業種が下落、「非鉄」「水産・農林」「保険」など14業種は上昇。ソフトバンクグループ(9984)や東京エレクトロン(8035)が指数を押し下げ、信越化学工業(4063)など半導体部材メーカーも総じて冴えない。日本製鉄(5401)は「欧州連合(EU)、鉄鋼に50%関税案」との日経報道に反応、エターナルホスピタリティグループ(3193)は9月月次の伸び率鈍化が嫌気された。霞ヶ関キャピタル(3498)は利食い売りに押され3日続落。反面、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)などメガバンクをはじめとする金融には見直し買いが広がり、「核融合関連」としての物色も加わったフジクラ(5803)は連日で上場来高値を更新した。「トヨタ自動車(7203)と全固体電池用の正極材量産に向け協業」と報じられた住友金属鉱山(5713)は金価格の上昇も追い風となり、米投資会社が大株主に浮上したオリオンビール(409A)は大幅続伸。

新興市場では生成AI(人工知能)関連からの資金シフト思惑を支えに、東証グロース250指数が小幅に4日続伸。FFRIセキュリティ(3692)、デリバリーコンサルティング(9240)、カバー(5253)が高く、データセクション(3905)、レナサイエンス(4889)、ディジタルメディアプロフェッショナル(3652)は安い。



2025年10月8日(水)市況解説 前引け
日経平均株価 47,965.29(+14.41)
TOPIX 3249.20(+21.29)
売買高概算 105147万株

前引け・小幅続伸- 朝安後に持ち直す、円安進行が支援材料に

8日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続伸、前日終値に比べ14.41円高い47965.29円で引けた。7日の米国株式市場で主要3指数はいずれも下落したが、外国為替市場では円安が進行。日経平均株価は小安く寄り付いた後は、自動車などの輸出関連株を中心に買い優勢の展開。早々にプラス圏に浮上するとさらに上げ幅を拡大し、一時200円超上昇する場面もあった。

東証株価指数(TOPIX)は続伸。東証プライムの売買代金は概算で2兆9297億円、売買高は同10億5147万株、値上がり銘柄数は全体の6割強にあたる1007、値下がりは535、変わらずが73だった。業種別TOPIXでは全33業種中27業種が上昇し、6業種が下落。「水産」「保険」「銀行」が上昇し、「ゴム製品」「化学」「精密」が下落。個別では、円安進行を好感しトヨタ自動車(7203)やホンダ(7267)、マツダ(7261)などの自動車株が買われ、「豪州の衛星メーカーと提携」と発表したIHI(7013)も急伸。今期の業績見通しを上方修正したわらべや日洋ホールディングス(2918)はストップ高まで買い進まれ、好決算発表のサカタのタネ(1377)も大幅高。国内金利の上昇を背景に三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)、みずほフィナンシャルグループ(8411)などの銀行株も高く、「ありあけキャピタル」による株式の大量保有が判明したあいちフィナンシャルグループ(7389)は7.7%高だった。半面、米半導体株安を嫌気し、東京エレクトロン(8035)やディスコ(6146)、レーザーテック(6920)などの半導体株が売られ、レゾナック・ホールディングス(4004)やトリケミカル研究所(4369)などの部材メーカーも安い。好決算を発表したパルグループホールディングス(2726)は「材料出尽くし」の反応で、三協立山(5932)は6-8月期の営業赤字転落が嫌気された。

新興市場は高く、東証グロース250指数は続伸。Note(5243)、ZenmuTech(338A)、ACSL(6232)が上昇し、オプロ(228A)、yutori(5892)、夢展望(3185)が下落。本日東証スタンダード市場に新規上場を果たしたサイプレス・ホールディングス(428A)は、公開価格(710円)を5%下回る675円で初値を付けた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
市況解説は、投資判断の参考となる情報の提供を目的とするもので、投資に関する最終決定は、お客様ご自身の責任と判断でなさいますようお願い申し上げます。-/p>

市況解説 バックナンバー

金融商品の取引にかかる手数料およびリスクについて

当社が取扱う商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。また、各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面、目論見書、お客様向け資料等をお読みください。

リスク・手数料等説明ページ

ご留意事項

  • 当サイトに掲載されている情報は、当社のご案内やその他の情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。情報のご利用にあたっては、お客様ご自身で判断なさいますようお願いいたします。
  • 当サイトに掲載されている情報に関しては万全を期してはおりますが、その正確性、確実性を保証するものではありません。また、掲載されている情報等は最新の情報ではない可能性があり、予告なく変更・廃止されることもありますので、あらかじめご了承ください。
  • 万一、当サイトに掲載されている情報を用いたことにより、何らかの損害を被った場合でも、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではありません。
  • 当サイトからバナー・テキストリンク等でアクセスできる第三者が運営するサイトは各々の責任で運営されているものであり、こうした第三者サイトの利用により生じたいかなる損害に関しても、当社は一切責任を負うものではありません。
  • 証券投資に関する最終決定は、お客様ご自身で判断いただきますようお願いいたします。