市況解説 2025年10月1日(水)
2025年10月1日(水)市況解説 大引け | |
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日経平均株価 | 44,550.85(-381.78) |
TOPIX | 3094.74(-42.86) |
売買高概算 | 231082万株 |
大引け・4日続落- ほぼ全面安、プライム9割以上が下落
1日の東京株式市場で日経平均株価は4日続落、前日終値に比べ381.78円安い44550.85円で引けた。米国株式市場で主要3指数はいずれも堅調な動きだったものの、東京市場では日本時間1日13時に控える米政府閉鎖の可能性を意識。日経平均株価は続落で寄り付くと、前場序盤から一段と下げ幅を拡大。実際に政府閉鎖が開始された後の反応は限定的となり、後場はやや下げ渋りの動きを見せた。
東証株価指数(TOPIX)は大幅反落。東証プライムの売買代金は概算で5兆2869億円、売買高は同23億1082万株、値下がり銘柄数は全体の9割強にあたる1480、値上がりは124、変わらずが11だった。業種別TOPIXでは全33業種中31業種が下落し、2業種が上昇。「銀行」「不動産」「証券」が下落し、「医薬品」「その他製品」が上昇。個別では、事業再編に伴い今期の利益見通しを下方修正した三菱重工業(7011)が売られ、株式分割後に急伸したIHI(7013)も反動安。昨日上昇の目立った三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)やみずほフィナンシャルグループ(8411)、東京海上ホールディングス(8766)などの銀行・保険株も安く、モノ言う株主が株式の買い増し方針を撤回したあすか製薬ホールディングス(4886)は5%超下落。INPEX(1605)や三菱商事(8058)は原油安も重荷となり、東洋エンジニアリング(6330)や日本ヒューム(5262)などの「テーマ株」にも厳しめの下げが見られた。半面、中長期の「経営ビジョン」を公表した中国電力(9504)が急伸し、四国電力(9507)も「中期経営計画」の内容を好感。SMBC日興証券による目標株価の引き上げがあったサンリオ(8136)は5%高で、通期見通しの上方修正と増配を発表したインフロニア・ホールディングス(5076)も大幅高。第一三共(4568)や大塚ホールディングス(4578)、中外製薬(4519)などの製薬株は、トランプ政権が米製薬大手のファイザーに「医薬品関税の3年間猶予」を認めたことが刺激材料となった。
新興市場の下げもきつく、東証グロース250指数は大幅に3日続落。AppBank(6177)、日本ファルコム(3723)、トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)が下落し、日本ナレッジ(5252)、オンコリスバイオファーマ(4588)、マイクロ波化学(9227)が上昇した。
2025年10月1日(水)市況解説 前引け | |
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日経平均株価 | 44,411.26(-521.37) |
TOPIX | 3084.09(-53.51) |
売買高概算 | 110608万株 |
前引け・大幅続落- 手仕舞い売り継続、米政府閉鎖の可能性も意識
1日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落、前日終値に比べ521.37円安い44411.26円で引けた。米国株式市場で主要3指数はいずれも堅調な動きだったものの、東京市場では日本時間1日13時に控える米政府閉鎖の可能性を意識。日経平均株価は続落で寄り付くと、前場序盤から一段と下げ幅を拡大。その後は下げ渋る場面もあったが再度売り優勢の展開となり、安値圏で午前の取引を終えた。
東証株価指数(TOPIX)は大幅反落。東証プライムの売買代金は概算で2兆6266億円、売買高は同11億608万株、値下がり銘柄数は全体の9割強にあたる1530、値上がりは75、変わらずが10だった。業種別TOPIXでは全33業種中32業種が下落し、1業種が上昇。「不動産」「銀行」「その他金融」が下落し、「医薬品」が唯一上昇。個別では、事業再編に伴い今期の利益見通しを下方修正した三菱重工業(7011)が売られ、株式分割後に急伸したIHI(7013)も反動安。昨日上昇の目立った三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)やみずほフィナンシャルグループ(8411)、東京海上ホールディングス(8766)などの銀行・保険株も安く、モノ言う株主が株式の買い増し方針を撤回したあすか製薬ホールディングス(4886)は5%下落。INPEX(1605)や三菱商事(8058)は原油安も重荷となり、ソフトバンクグループ(9984)やTDK(6762)など値がさ株の下落も指数の上値を抑えた。半面、中長期の「経営ビジョン」を公表した中国電力(9504)が急伸し、四国電力(9507)も「中期経営計画」の内容を好感。SMBC日興証券による目標株価の引き上げがあったサンリオ(8136)は3%高で、通期見通しの上方修正と増配を発表したインフロニア・ホールディングス(5076)も大幅高。第一三共(4568)や大塚ホールディングス(4578)、中外製薬(4519)などの製薬株は、トランプ政権が米製薬大手のファイザーに「医薬品関税の3年間猶予」を認めたことが刺激材料となった。
新興市場の下げもきつく、東証グロース250指数は大幅続落。AppBank(6177)、キューブ(7112)、デジタルプラス(3691)が下落し、夢展望(3185)、メドレックス(4586)、GENDA(9166)が上昇した。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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2025年10月1日(水)
【日経平均株価終値:44,550.85 前日比:-381.78 売買高概算:231082万株】
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