市況解説 2025年9月29日(月)
2025年9月29日(月)市況解説 大引け | |
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日経平均株価 | 45,043.75(-311.24) |
TOPIX | 3131.57(-55.45) |
売買高概算 | 234098万株 |
大引け・続落-午後も45000円付近で小幅レンジ継続
29日の東京株式市場で日経平均株価は続落、前週末比311.24円安の45043.75円で取引を終えた。今週末に控える自民党総裁選を控えて売買を見送る投資家が多いなか、約300円とされる配当権利落ちの水準にあたる45000円付近で後場も小幅なレンジ相場を継続した。米「つなぎ予算法案」の協議で政府閉鎖の懸念が高まる一方、時間外取引での米株先物が堅調に推移し、下値売りも限られた。東証株価指数(TOPIX)は大幅に5日ぶりの反落。東証プライムの売買代金は概算で5兆1248億円、売買高は同23億4098万株、値下がり銘柄は全体の9割近い1416、値上がり146、変わらず14だった。業種別TOPIXは全33業種中、「非鉄金属」を除く32業種が下落、「海運」「輸送用機器」「証券」「銀行」などが値下がり率の上位に並んだ。トヨタ自動車(7203)、ホンダ(7267)、コマツ(6301)が大幅安、26日に上場来高値を更新した富士フイルム(4901)も手仕舞い売りに押された。会計ミスで4-6月期決算の発表が遅れていた魚力(7596)は物流費高騰により大幅減益となり大幅安、千葉興業銀行(8337)との経営統合を発表した千葉銀行(8331)は材料出尽くしの反応となった。半面、ソフトバンクグループ(9984)が後場切り返すなどAI関連への見直し買いは継続し、フジクラ(5803)、TOWA(6315)なども上げ幅を広げた。造船関連の三井E&S(7003)や、日本製鋼所(5631)、三菱重工業(7011)などの防衛関連には政策期待の買いが入り、IHI(7013)は上場来高値を付けた。非鉄株への人気も継続し、JX金属(5016)が大幅高で高値更新。米クランチロール社とアニメ配信で提携すると発表したLink-Uグループ(4446)は連日のストップ高で終えた。
新興市場でも権利落ち後も手仕舞い売り等が重荷となり、東証グロース250指数は朝高の後、下げに転じ小幅反落で引けた。スリー・ディー・マトリックス(7777)、FRONTEO(2158)、HENNGE(4475)が売られ、情報戦略テクノロジー(155A)、Fusic(5256)、ケイファーマ(4896)が買われた。
2025年9月29日(月)市況解説 前引け | |
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日経平均株価 | 44,892.52(-462.47) |
TOPIX | 3130.39(-56.63) |
売買高概算 | 99779万株 |
前引け・大幅続落―配当権利落ちと円相場の強含みが重荷に
29日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落、前週末終値に比べて462.47円安い44892.52円で引けた。26日の米国市場で利下げ期待が息を吹き返し主要3指数がそろって反発し、相場を下支える格好となったが、300円程度と試算される9月期末の配当権利落ちが重荷となった。中間期末接近に伴う本邦実需のドル手当てが落ち着き、円相場が強含みに推移していることも重荷となった模様で、節目の45000円を割り込んだ。東証株価指数(TOPIX)は大幅反落。東証プライムの売買代金は概算2兆3234億円、同売買高は概算9億9779万株で、値下がり銘柄数は全体の85%超の1408に達し、値上がり150、変わらずが17。業種別TOPIXでは「非鉄」を除く32業種が下落、「証券」「海運」「輸送用機器」「銀行」が値下がり率上位に並んだ。トヨタ自動車(7203)やホンダ(7267)が売られ、監査法人が適正性について「意見不表明」とした有価証券報告書を提出したニデック(6594)は一時4%超下落。上期業績が上振れしたにもかかわらず通期見通しを据え置いたハローズ(2742)が売られ、オリオンビール(409A)は上値の重さが嫌気された。反面、アドバンテスト(6857)やフジクラ(5803)など生成AI(人工知能)関連の一角が買われ、「1~8月、輸出過去最高ペース」との日経報道を受けて大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)、東邦チタニウム(5727)が賑わった。「ファミマにATM1.6万台」と報じられたセブン銀行(8410)には業績拡大期待が広がり、中外製薬(4519)などは米政府が新たな関税が免除されたことに反応した模様。上期業績予想を引き上げたオークワ(8217)が買われ、モルガン・スタンレー証券が格上げしたエムスリー(2413)は急伸。新規上場のソニーフィナンシャルグループ(8729)は205円の初値を付けた。
新興市場では、東証グロース250指数が反落。米株高を好感した買いが先行したものの、上値は重く、徐々に売りに押された。データセクション(3905)、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(4576)、デジタリフト(9244)が売られ、Fusic(5256)、ELEMENTS(5246)、ソレイジア・ファーマ(4597)は買われた。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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2025年9月29日(月)
【日経平均株価終値:45,043.75 前日比:-311.24 売買高概算:234098万株】
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