市況解説 2025年9月22日(月)
2025年9月22日(月)市況解説 大引け | |
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日経平均株価 | 45,493.66(+447.85) |
TOPIX | 3163.17(+15.49) |
売買高概算 | 171431万株 |
大引け・大幅反発-日銀警戒が後退、ハイテク関連への見直し買い加速
22日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発、前週末比447.85円高の45493.66円と史上最高値を更新して取引を終えた。日銀による上場投資信託(ETF)の市場売却を巡る警戒が和らぐなか、ハイテク分野の好材料も相次ぎ、半導体関連や電子部品株などへの買いが相場を押し上げた。アジア株高や円相場の弱含み推移も支えに後場入り直後には700円超えの上昇を見せたが、明日の休場を控えた持ち高調整もあって、その後は伸び悩んだ。東証株価指数(TOPIX)も反発。東証プライムの売買代金は概算で5兆3141億円、売買高は同17億1431万株、値上がり銘柄数は全体の6割弱の928、値下がり630、変わらず60だった。業種別TOPIXは全33業種中、「電気機器」「石油・石炭製品」「化学」など19業種が上昇、下落は「海運」「情報・通信」「医薬品」など14業種。米アップルの販売好調観測を受け、太陽誘電(6976)がさらに上げ幅を拡大するなど、関連銘柄が幅広く買われ、レゾナック・ホールディングス(4004)、メック(4971)などのハイテク素材株への物色も目に付いた。オムロン(6645)は19日に電子部品事業の分社化検討を発表、出遅れ感もあって大きく買われた。昼休み中には三井物産(8031)が「米バークシャーの保有比率が10%以上になった」と発表して年初来高値を更新、金利上昇を支えにメガバンクや楽天銀行(5838)も終日堅調だった。半面、金利高警戒で住友不動産(8830)、清水建設(1803)などの大手ゼネコンが安く、先週末上場来高値を付けた三井金属(5706)は利益確定売りに押された。円相場の弱含みを背景にニトリホールディングス(9843)、良品計画(7453)も冴えず、午後に3-8月期営業減益を発表したあさひ(3333)が下げ幅を拡大、第一三共(4568)、中外製薬(4519)など医薬品の一角も軟調だった。
新興市場でも値動きの軽い銘柄を中心に終日買いが優勢で、東証グロース250指数が続伸で終えた。サンバイオ(4592)、ヘリオス(4593)、オキサイド(6521)が買われ、GENDA(9166)、イオレ(2334)、アクセルスペース(402A)が売られた。
2025年9月22日(月)市況解説 前引け | |
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日経平均株価 | 45,729.33(+683.52) |
TOPIX | 3175.89(+28.21) |
売買高概算 | 81334万株 |
前引け・大幅反発―米株高や日銀ETF売却への警戒後退が追い風に
22日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発し、前週末終値に比べて683.52円高い45729.33円で引けた。利下げが景気を支えるとの見方から19日の米主要株価がそろって史上最高値を更新、強気に傾いた投資家が幅広い銘柄に買いを先行させた。先週末、日銀が上場投資信託(ETF)の売却を決定したことを受けて売り込まれたファーストリテイリング(9983)が反発したことも安心感につながり、先物主導で上げ幅を広げ、19日に付けたザラ場高値に接近した。東証株価指数(TOPIX)も反発し、ザラ場高値に接近。東証プライムの売買代金は概算2兆6940億円、同売買高は概算8億1334万株で、値上がり銘柄数は1110、値下がり443、変わらず65だった。業種別TOPIXでは「電気機器」「金属製品」「化学」をはじめとする27業種が上昇、「海運」「医薬品」「建設」など6業種は下落。アドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)が指数を牽引、新型iPhone増産観測が伝わりTDK(6762)、村田製作所(6981)なども急伸した。日銀の年内追加利上げへの思惑から三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)がおよそ1ヵ月ぶりに上場来高値を更新するなど金融も軒並み高く、「外食、中国デフレに照準」との日経報道を受けてFOOD&LIFE COMPANIES(3563)なども賑わった。反面、「抗精神病薬、米当局の追加承認得られず」と伝わった大塚ホールディングス(4578)が売られ、日本製鉄(5401)は米当局がUSスチールの生産拠点稼働停止計画を阻止したことが重荷となった。日本郵船(9101)など大手海運株はアジア発北米向けコンテナ運賃の下落が嫌気され、日本製鋼所(5631)はSMBC日興証券の目標株価引き下げに反応した模様。高値圏に位置するSCSK(9719)は手じまい売りに押され大幅続落。
新興市場では、先週末の値動きの良さに着目した買いが広がり、東証グロース250指数が続伸。FFRIセキュリティ(3692)、データセクション(3905)、FRONTEO(2158)が買われ、Institution for a Global Socie(4265)、タイミー(215A)、Heartseed(219A)は売られた。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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2025年9月25日(木)
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2025年9月24日(水)
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2025年9月22日(月)
【日経平均株価終値:45,493.66 前日比:+447.85 売買高概算:171431万株】
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2025年9月19日(金)
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2025年9月18日(木)
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