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市況解説 2025年9月19日(金)

2025年9月19日(金)市況解説 大引け
日経平均株価 45,045.81(-257.62)
TOPIX 3147.68(-11.19)
売買高概算 303750万株

大引け・反落-日銀発表受け後場急失速も、徐々に持ち直す

19日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比257.62円安の45045.81円で取引を終えた。18日の米株上昇を好感して朝方は大幅高で始まったが、午後には日銀金融政策決定会合の結果発表後に急失速、一気に下げに転じ、心理的節目の45000円も一時大きく割り込んだ。「政策金利の据え置き」に対し2人の審議委員が利上げを主張して反対、保有する上場投資信託(ETF)等の市場売却を決定したことも投資家心理を冷やし、一時800円安水準まで突っ込んだ。直近の上昇ピッチが早かったことも影響し思わぬ短期急落となったが、30分ほどの乱高下のあとは落ち着いた値動きとなった。東証株価指数(TOPIX)も反落。東証プライムの売買代金は概算で8兆7515億円、売買高は同30億3750万株、値下がり銘柄数は全体の6割弱の917、値上がり649、変わらず52だった。業種別TOPIXは全33業種中、「その他製品」サービス」「精密」「など24業種が下落、上昇は「銀行」「卸売」「証券」など9業種。ファーストリテイリング(9983)が一時6%超え下落、前場中に年初来高値を付けたSUMCO(3436)、TDK(6762)も値を消し、日経平均を押し下げた。国内金利の上昇で三菱地所(8802)、住友不動産(8830)が下げに転じ、昼休み中の決算発表で5-8月期営業赤字となったコーセル(6905)は一段安となった。半面、利上げ観測を支えに三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)はじめ銀行株が幅広く買われ、三井住友フィナンシャルグループ(8316)は米投資銀行・ジェフリーズへの追加出資も好感された。円高メリット銘柄とされるニトリホールディングス(9843)や電気工事の関電工(1942)が上げ幅を拡大し、セレス(3696)は特別配当を株主優待を実施するとの発表が好感された。

新興市場でも午後に入り後場入り後に急失速、東証グロース250指数が下げに転じたものの、早々に切り返し、本日の高値近辺で取引を終えた。ビートレンド(4020)、コンヴァノ(6574)、Liberaware(218A)が買われ、イオレ(2334)、ABEJA(5574)、アクセルスペースホールディングス(402A)が売られた。



2025年9月19日(金)市況解説 前引け
日経平均株価 45,652.08(+348.65)
TOPIX 3180.81(+21.94)
売買高概算 89014万株

前引け・続伸-半導体に加え、バリュー株・割安株にも買い波及

19日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日終値に比べ348.65円高い45652.08円で引けた。18日の米市場でも米連邦公開市場委員会(FOMC)の無難通過を好感するムードが継続、半導体関連や中小型のハイテク株を買う流れが強まり、主要3指数がそろって史上最高値を更新した。米経済指標の良好な内容も支えに1㌦=148円台まで円安が進んだことも支えとなり、東京市場では自動車、商社などの割安株への物色が広がり、一時は550円近い上昇場面もあった。東証株価指数(TOPIX)も続伸、史上最高値を上回って推移している。東証プライムの売買代金は概算で2兆8064億円、売買高は同8億9014万株、値上がり銘柄数は全体の7割超えの1167、値下がり391、変わらず60だった。業種別TOPIXは全33業種中、「卸売」「その他金融」「輸送用機器」など26業種が上昇、下落は「水産」「空運」「精密」など7業種。米エヌビディアによる出資が発表されたインテルと密接なイビデン(4062)が急伸、指数寄与度の大きいアドバンテスト(6857)や出遅れ感の強いレーザーテック(6920)が大きく買われた。三菱商事(8058)、伊藤忠商事(8001)が上場来高値を更新、トヨタ自動車(7203)、ホンダ(7267)も見直された。川崎重工業(7012)は外資系証券の投資判断引き上げが観測され、防衛関連全般もしっかり。半面、井関農機(6310)、任天堂(7974)には利益確定売りが継続、AI関連として今週買われたレゾナック・ホールディングス(4004)、住友金属鉱山(5713)も手仕舞い売りに押され、良品計画(7453)、くら寿司(2695)など内需好業績株も冴えない。

新興市場は手仕舞い売りが一服した展開を示す銘柄が散見され、東証グロース250指数が反発した。サンバイオ(4592)、GENDA(9166)、AB&Company(9251)が買われ、カウリス(153A)、デジタルグリッド(350A)、FRONTEO(2158)が売られた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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