市況解説 2025年9月12日(金)

大引け・3日続伸－ 日経平均、TOPIXともに連日の史上最高値更新

12日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸、前日終値に比べ395.62円高い44768.12円で引けた。11日の米国株式市場では、主要3指数がいずれも史上最高値を更新。米株高を好感する形で日経平均株価も大幅高で始まり、寄り付き直後には一時500円超上昇。その後は利益確定売りに押される場面もあったが下値は堅く、日経平均は連日で史上最高値を更新した。

東証株価指数（TOPIX）も3日続伸で連日の史上最高値更新。東証プライムの売買代金は概算で5兆5433億円、売買高は同21億4014万株、値上がり銘柄数は全体の5割弱にあたる778、値下がりは753、変わらずが88だった。業種別TOPIXでは全33業種中22業種が上昇し、11業種が下落。「精密」「電気機器」「ゴム製品」が上昇し、「食料品」「電気・ガス」「鉱業」が下落。個別では、ゴールドマンサックス証券が「新規買い」でカバレッジを開始したアンリツ（6754）が急伸し、活況が続くキオクシアホールディングス（285A）は連日で上場来高値を更新。武蔵精密工業（7220）やJX金属（5016）などのデータセンター関連物色も旺盛で、ヤマタネ（9305）はコメ先物価格の上昇が支援材料となった。半面、SCREENホールディングス（7735）やディスコ（6146）など半導体株の一角には手仕舞い売りも出て、5-7月期が大幅減益となったMacbee Planet（7095）はストップ安まで急落。通期の業績見通しを引き下げたセルソース（4880）の下げもきつく、JCRファーマ（4552）はシティグループ証券による投資判断の引き下げを嫌気。他、アサヒビール（2502）やキリンホールディングス（2503）、日清食品（2897）などの食品株にも軟調な銘柄が目立った。

新興市場は安く、東証グロース250指数は続落。はてな（3930）、タイミー（215A）、夢展望（3185）が売られ、スリー・ディー・マトリックス（7777）、アールプランナー（2983）、GENDA（9166）が買われた。

前引け・続伸－ 米国株大幅高を好感、一時45000円の大台に迫る

12日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日終値に比べ322.15円高い44694.65円で引けた。11日の米国株式市場では、主要3指数がいずれも史上最高値を更新。米株高を好感する形で日経平均株価も大幅高で始まり、寄り付き直後には一時500円超上昇。その後は大台接近や急ピッチ上昇の反動から利益確定売りも膨らみ、やや上げ幅を縮小させた。

東証株価指数(TOPIX)も続伸。東証プライムの売買代金は概算で3兆2142億円、売買高は同12億4875万株、値上がり銘柄数は全体の6割弱にあたる960、値下がりは561、変わらずが97だった。業種別TOPIXでは全33業種中27業種が上昇し6業種が下落。「ゴム製品」「電気機器」「不動産」が上昇し、「食料品」「鉱業」「陸運」が下落。個別では、ゴールドマンサックス証券が「新規買い」でカバレッジを開始したアンリツ(6754)が急伸し、活況が続くキオクシアホールディングス(285A)は連日で上場来高値を更新。武蔵精密工業(7220)やJX金属(5016)などのデータセンター関連物色も旺盛で、通期の業績見通しを引き上げたアインホールディングス(9627)は12％高だった。半面、SCREENホールディングス(7735)やディスコ(6146)など半導体株の一角には手仕舞い売りも出て、5-7月期が大幅減益となったMacbee Planet(7095)はストップ安まで急落。通期の業績見通しを引き下げたセルソース(4880)の下げもきつく、東京地下鉄(9023)はみずほ証券による投資判断の引き下げを嫌気。他、アサヒグループホールディングス(2502)やキリンホールディングス(2503)、日清食品ホールディングス(2897)などの食品株にも軟調な銘柄が目立った。

新興市場は安く、東証グロース250指数は続落。タイミー(215A)、夢展望(3185)、ブランジスタ(6176)が売られ、スリー・ディー・マトリックス(7777)、オプロ(228A)、QPS研究所(5595)が買われた。

更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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