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市況解説 2025年9月8日(月)

2025年9月8日(月)市況解説 大引け
日経平均株価 43,643.81(+625.06)
TOPIX 3138.20(+32.89)
売買高概算 194793万株

大引け・大幅に3日続伸-次期政権への期待優勢も後場伸び悩み

8日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続伸、前週末比625.06円高の43643.81円で取引を終えた。石破首相がきのう退陣を表明し、次期政権の積極的な財政政策への期待が高まる格好で、朝方から幅広い銘柄に買いが先行した。寄り付き前に発表された4-6月期国内総生産(GDP)の上方修正や円弱含みも主力銘柄への買いに繋がった一方、史上最高値に迫る水準とあって後場はやや伸び悩んだ。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸。東証プライムの売買代金は概算で4兆4989億円、売買高は同19億4793万株、値上がり銘柄数は全体の8割近い1258、値下がり289、変わらず72だった。業種別TOPIXは全33業種が上昇し、「その他製品」「不動産」「非鉄金属」「医薬品」などが値上がり率の上位に並んだ。日銀の利上げ観測が後退するとの見方を支えに、住友不動産(8830)が上場来高値を更新するなど、大手不動産や陸運株が大幅高、電力・防衛関連の三菱重工業(7011)、IHI(7013)等は財政拡張への期待から終日堅調だった。GDP統計などを受けて百貨店の三越伊勢丹ホールディングス(3099)、松屋(8237)も強く、アドバンテスト(6857)などの半導体関連の上昇も日経平均を支えた。フラッシュメモリ事業の環境改善を支えにキオクシアホールディングス(285A)は連日の大幅高で上場来高値を更新も、引けに向けては失速した。半面、先週急伸したエービーシー・マート(2670)、住友ファーマ(4506)、栗本鐵工所(5602)は徐々に利益確定売りに押され、楽天銀行(5838)は金利低下観測が響いた。業績懸念を抱えるトリケミカル研究所(4369)も終日軟調に推移した。

新興市場もリスクオンのムードのなか買い優勢となり、東証グロース250指数は3日続伸した。コンヴァノ(6574)、Aiロボティクス(247A)、ZenmuTech(338A)が買われ、Ridge-i(5572)、Institution for a Global Socie(4265)、イメージ情報開発(3803)が売られた。



2025年9月8日(月)市況解説 前引け
日経平均株価 43,630.54(+611.79)
TOPIX 3133.46(+28.15)
売買高概算 104978万株

前引け・大幅続伸―石破首相の退陣表明を受け、政策期待広がる

8日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸し、前週末終値に比べて611.79円高い43630.54円で引けた。5日の米国市場では、予想以上に悪化した8月の雇用統計を受けて景気の先行き不透明感が強まり、主要3指数がそろって下落したものの、石破首相が7日に自民党総裁の辞任を表明、次期政権が財政拡張的な政策を展開するとの期待が買いを誘う展開となった。国内政局の不透明感の高まりを嫌気して円が売られたことも輸出企業の追い風に働くとの見方につながり、先物主導で上げ幅を広げ、一時800円超上昇し8月18日に付けた史上最高値を上回る場面があった。東証株価指数(TOPIX)は史上最高値を更新。東証プライムの売買代金は概算2兆3802億円、同売買高は概算10億4978万株で、値上がり銘柄数は全体の3/4近い1208、値下がり332、変わらず79だった。業種別TOPIXでは「銀行」を除く32業種が上昇、「不動産」「その他製品」「医薬品」「電気機器」が値上がり率上位に並んだ。米ハイテク株高を好感してアドバンテスト(6857)、ソフトバンクグループ(9984)、東京エレクトロン(8035)などが買われ、次期首相への思惑から三菱重工業(7011)などの防衛関連も賑わった。マツダ(7261)はシティG証の格上げも材料視され、8月月次好調のジンズホールディングス(3046)は上場来高値を更新。大規模な自社株買いの実施を発表したニッコンホールディングス(9072)もしっかり。反面、今期大幅減益の見通しを示したエイチームホールディングス(3662)が急落、日本ヒューム(5262)、日本コンクリート工業(5269)には手じまい売りが嵩んだ。エービーシー・マート(2670)は円安デメリットが意識され、11-7月期大幅増益のカナモト(9678)は通期予想の据え置きが失望売りを誘った。サンリオ(8136)などコンテンツ関連の一角も冴えない。

新興市場でも次期政権への期待が広がる展開となり、東証グロース250指数が大幅続伸。FFRIセキュリティ(3692)、Liberaware(218A)、情報戦略テクノロジー(155A)が買われ、FRONTEO(2158)、Def consulting(4833)、窪田製薬ホールディングス(4596)は売られた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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