市況解説 2025年9月5日(金)
2025年9月5日(金)市況解説 大引け | |
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日経平均株価 | 43,018.75(+438.48) |
TOPIX | 3105.31(+25.14) |
売買高概算 | 196199万株 |
大引け・続伸- 8月19日以来の43000円台回復
5日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸、前日終値に比べ438.48円高い43018.75円で引けた。4日の米国株式市場で主要3指数が堅調だったことに加え、米国時間引け後には半導体大手ブロードコムが好決算を発表。トランプ大統領が「日米合意を実行するための大統領令」に署名したことも支援材料となり、日経平均株価は400円を超える大幅続伸で取引を開始。朝方の急伸後には手仕舞い売りに押される場面も目立ったが、大引けにかけては再度盛り返し、終値ベースでは8月19日以来の43000円台回復となった。
東証株価指数(TOPIX)も続伸。東証プライムの売買代金は概算で4兆5583億円、売買高は同19億6199万株、値上がり銘柄数は全体の7割弱にあたる1087、値下がりは469、変わらずが63だった。業種別TOPIXでは全33業種中25業種が上昇し、8業種が下落。「精密」「鉄鋼」「ゴム製品」が上昇し、「空運」「石油・石炭」「倉庫」が下落。個別では、ブロードコムの好決算を追い風にアドバンテスト(6857)やレーザーテック(6920)などの半導体株が買われ、部材メーカーのトリケミカル研究所(4369)はモルガンスタンレーMUFG証券による投資判断の引き上げも好感。キオクシアホールディングス(285A)はNANDメモリ市況の改善期待で大幅高となり、フジクラ(5803)は連日の上場来高値更新。SUBARU(7270)やマツダ(7261)は「自動車関税引き下げの大統領令署名」が追い風となり、下落基調にあった良品計画(7453)は4%を超える大幅反発となった。半面、「水道管関連」として連日急騰の日本ヒューム(5262)は買い先行後に急落してストップ安となり、栗本鐵工所(5602)やNJS(2325)も大幅安。仕手化していた大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)の下落も目立ち、AZ-COM丸和ホールディングス(9090)はCB(転換社債型新株予約権付社債)の発行を嫌気。大成建設(1801)や大林組(1802)など建設株の下落も目立ち、インターメスティック(262A)は好調な既存店売上を発表したものの利益確定の売りに押された。
新興市場も高く、東証グロース250指数は続伸。情報戦略テクノロジー(155A)、アスア(246A)、アクリート(4395)が買われ、イオレ(2334)、LisB(145A)、技術承継機構(319A)が下落した。
2025年9月5日(金)市況解説 前引け | |
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日経平均株価 | 42,890.85(+310.58) |
TOPIX | 3091.08(+10.91) |
売買高概算 | 102886万株 |
前引け・続伸- 米ブロードコム決算や大統領令署名を好感、一時43000円を回復
5日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日終値に比べ310.58円高い42890.85円で引けた。4日の米国株式市場で主要3指数が堅調だったことに加え、米国時間引け後には半導体大手ブロードコムが好決算を発表。トランプ大統領が「日米合意を実行するための大統領令」に署名したことも支援材料となり、日経平均株価は400円を超える大幅続伸で取引を開始。寄り付き直後には一段と上げ幅を拡大し一時600円超上昇したが、その後はやや手仕舞い売りに押された。
東証株価指数(TOPIX)も続伸。東証プライムの売買代金は概算で2兆2979億円、売買高は同10億2886万株、値上がり銘柄数は全体の6割弱にあたる928、値下がりは614、変わらずが77だった。業種別TOPIXでは全33業種中22業種が上昇し、11業種が下落。「精密」「鉄鋼」「ゴム製品」が上昇し、「空運」「石油・石炭」「建設」が下落。個別では、ブロードコムの好決算を追い風にアドバンテスト(6857)やレーザーテック(6920)などの半導体株が買われ、部材メーカーのトリケミカル研究所(4369)はモルガンスタンレーMUFG証券による投資判断の引き上げも好感。キオクシアホールディングス(285A)はNANDメモリ市況の改善期待で大幅高となり、フジクラ(5803)は連日の上場来高値更新。データセンター(DC)部材を手掛ける日東紡(3110)の上昇も目立ち、SUBARU(7270)やマツダ(7261)は「自動車関税引き下げの大統領令署名」が追い風となった。半面、「水道管関連」として連日急騰の日本ヒューム(5262)は買い先行後に急落してストップ安となり、栗本鐵工所(5602)やNJS(2325)も大幅安。仕手化していた大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)の下落も目立ち、AZ-COM丸和ホールディングス(9090)はCB(転換社債型新株予約権付社債)の発行を嫌気。大成建設(1801)や大林組(1802)など建設株の下落も目立ち、「旧村上ファンド系」による株式の買い増しが判明したフジ・メディア・ホールディングス(4676)は反応薄で2.6%安だった。
新興市場は小高く、東証グロース250指数は続伸。情報戦略テクノロジー(155A)、窪田製薬ホールディングス(4596)、Liberaware(218A)が買われ、イオレ(2334)、LisB(145A)、リファインバースグループ(7375)が下落した。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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2025年9月9日(火)
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2025年9月8日(月)
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2025年9月5日(金)
【日経平均株価終値:43,018.75 前日比:+438.48 売買高概算:196199万株】
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2025年9月4日(木)
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2025年9月3日(水)
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