市況解説 2025年9月1日(月)
2025年9月1日(月)市況解説 大引け | |
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日経平均株価 | 42,188.79(-529.68) |
TOPIX | 3063.19(-11.99) |
売買高概算 | 172207万株 |
大引け・大幅続落-半導体急落も後場は下げ渋る
1日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落、前週末比529.68円安の42188.79円で取引を終えた。中国アリババ集団が新たなAI向け半導体を開発したとの一部報道を受けて、競争激化等で関連分野の成長期待が揺らぐとの見方が浮上、半導体製造装置などの関連銘柄が軒並み大幅安した。今晩の米休場を控えて押し目買いが入りづらかったこともあって、節目の42000円を割り込む展開となったが、後場寄り以降は徐々に下げ渋り、再度大台を回復した。東証株価指数(TOPIX)も続落。東証プライムの売買代金は概算で4兆244億円、売買高は同17億2207万株、値下がり銘柄数は806、値上がり750、変わらず62だった。業種別TOPIXは全33業種中、「非鉄金属」「証券」「電気機器」など15業種が下落、上昇は「電気・ガス」「医薬品」「陸運」など18業種。アドバンテスト(6857)、ソフトバンクグループ(9984)は後場も戻り鈍く、2銘柄で日経平均への下げ寄与が400円となった。データセンター投資への期待で高値圏で推移していた古河電気工業(5801)や三井金属(5706)にも手仕舞い売りが膨らみ、りそなホールディングス(8308)、メガバンクなど銀行株の下げも目に付いた。半面、旭化成(3407)、三井化学(4183)などの大手化学メーカーが共同で西日本のエチレン設備の再編を目指すと発表、足元の割安株物色の流れも支えに三菱ケミカルグループ(4188)が大幅高で年初来高値を更新した。アサヒグループホールディングス(2502)、日清食品ホールディングス(2897)といった出遅れのディフェンシブへの見直し買いが入り、医薬品株や電鉄もしっかり。サンリオ(8136)は午後切り返し、オリエンタルランド(4661)は大株主の京成電鉄(9009)社長が「株保有に意義あり」と発言したことも意識された。日東紡(3110)はデータセンター向けのガラスクロス等生産設備を増強すると発表が好感され、11%高と急伸。
新興市場でも主力銘柄への手仕舞い売りが優勢で、東証グロース259指数が小幅に反落した。コージンバイオ(177A)、Synspective(290A)、アクセルスペースホールディングス(402A)が売られ、BTM(5247)、Hmcomm(265A)、Def consulting(4833)が買われた。
2025年9月1日(月)市況解説 前引け | |
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日経平均株価 | 41,849.82(-868.65) |
TOPIX | 3051.26(-23.92) |
売買高概算 | 92422万株 |
前引け・大幅続落―米中のAI半導体開発競争激化への警戒広がる
1日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落し、前週末終値に比べて868.65円安い41849.82円で引けた。一部報道を受けて中国とのAI(人工知能)半導体の開発競争激化への警戒が広がり、29日の米株式相場がハイテク株を中心に下落した流れを引き継ぐ展開となった。医薬品などのディフェンシブ関連に買いが入り、下げ渋る場面もあったが、アドバンテスト(6857)やソフトバンクグループ(9984)、東京エレクトロン(8035)といった指数寄与度の大きい値嵩株が下げ止まらず、800円超下落し節目の42000円を割り込んだ。東証株価指数(TOPIX)も続落。東証プライムの売買代金は概算2兆1523億円、同売買高は概算9億2422万株で、値下がり銘柄数は832、値上がり723、変わらず63だった。業種別TOPIXでは「非鉄」「電気機器」「機械」をはじめとする20業種が下落、「鉱業」「水産・農林」「食料品」など13業種は上昇。フジクラ(5803)などデータセンター関連の一角も冴えず、今期業績予想を下方修正したトリケミカル研究所(4369)は一時ストップ安まで売り込まれた。コマツ(6301)は関税コストの影響で通期予想を引き下げた米キャタピラーにつれ安する格好となった。反面、エーザイ(4523)は認知症薬「レカネマブ」の自宅投与が米国で承認されたことが刺激材料となり、NTT(9432)やKDDI(9433)には消去法的な買いが膨らんだ。京王電鉄(9008)など電鉄株は底堅い7月月次が好感され、「ゆうちょ(7182)が貯金をデジタル通貨に」との日経報道を受けてインターネットイニシアティブ(3774)が動意付いた。今月末を基準日に1:3の株式分割の実施を発表した第四北越フィナンシャルグループ(7327)も賑わった。
新興市場では、市場の地合い悪化を受けた売りが広がり、東証グロース250指数が反落。AppBank(6177)、トライアルホールディングス(141A)、TENTIAL(325A)が売られ、データセクション(3905)、ELEMENTS(5246)、アンジェス(4563)は買われた。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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2025年9月1日(月)
【日経平均株価終値:42,188.79 前日比:-529.68 売買高概算:172207万株】
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2025年8月29日(金)
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