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市況解説 2025年7月31日(木)

2025年7月31日(木)市況解説 大引け
日経平均株価 41,069.82(+415.12)
TOPIX 2943.07(+22.89)
売買高概算 212974万株

大引け・5日ぶり大幅反発-イベント通過、決算買いで41000円台回復

31日の東京株式市場で日経平均株価は5日ぶりに大幅反発、前日比415.12円高の41069.82円で取引を終えた。30日までの米連邦公開市場委員会(FOMC)を無難に通過した安心感や、日米主要企業の好決算を手掛かりとした個別売買などを支えに、後場も上げ幅を広げて心理的節目の41000円台を回復した。昼休み中に発表された日銀金融政策決定会合では「展望レポート」の物価見通しを上方修正、国内金利の上昇や円強含みの反応に繋がったものの、ネガティブな反応は限られた。東証株価指数(TOPIX)は続伸。東証プライムの売買代金は5兆3877億円、売買高は同21億2974万株、値上がり銘柄数は全体の8割弱の1271、値下がり305、変わらず47だった。業種別TOPIXは全33業種中、「非鉄金属」「保険」「ガラス土石」27業種が上昇、下落は「金属製品」「輸送用機器」「鉄鋼」など6業種、アドバンテスト(6857)が切り返すなど半導体関連が後場も堅調に推移、ソフトバンクグループ(9984)も大幅高で、日経平均を押し上げた。午後に良好な決算を発表したアイシン(7259)、旭化成(3407)が大幅高、きのう今3月期末配当計画を引き上げた南海電気鉄道(9044)は9%高した。日銀・展望レポートを受け、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、りそなホールディングス(8308)など銀行株の一角も強く、15時に今期見通しを上方修正した住友電気工業(5802)は一段高で上場来高値を更新した。半面、午後に今3月期営業利益を下方修正した大和工業(5444)が10%超え急落、4-6月期小幅減益の三和ホールディングス(5929)も午後一段安、朝から軟調だったアンリツ(6754)、カプコン(9697)が下げ幅を広げるなど、高値圏銘柄へのネガティブ反応が目に付いた。住友金属鉱山(5713)は銅半製品へのトランプ関税(50%の観測)との報道が重荷となり、安値圏での攻防が続いた。

新興市場も日経平均等の堅調を支えに個別物色が継続し、東証グロース250指数が続伸した。ZenmuTech(338A)、フルッタフルッタ(2586)、フューチャーリンクネットワーク(9241)が買われ、モンスターラボ(5255)、QPS研究所(5595)、デジタルグリッド(350A)が売られた。



2025年7月31日(木)市況解説 前引け
日経平均株価 41,020.91(+366.21)
TOPIX 2941.57(+21.39)
売買高概算 92770万株

前引け・反発-半導体関連や好決算企業への買いが支え

31日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日終値に比べ366.21円高い41020.91円で引けた。朝方には足元調整ムードが続くアドバンテスト(6857)の続落が響き、下げる場面もあったが、個別決算を好感する買いが広がり徐々に上げ幅を広げる展開となった。30日の米市場引け後に好決算を発表したマイクロソフト、メタが時間外取引で急伸したことも支えとなった。昨日までの4日続落で1100円超え下押した反動や、約4ヵ月ぶりに1ドル=149円台前半の円安水準となったことも、買いを誘った。東証株価指数(TOPIX)は続伸。東証プライムの売買代金は概算で2兆3748億円、売買高は同9億2770万株、値上がり銘柄数は全体の4分の3超えの1230、値下がり338、変わらず55だった。業種別TOPIXは全33業種中、「非鉄金属」「ガラス・土石」「保険」など29業種が上昇、下落は「その他製品」「輸送用機器」「ゴム製品」「電気・ガス」の4業種にとどまった。米同業コーニングの好決算やデータセンター投資の拡大観測を支えにフジクラ(5803)が大幅続伸で連日上場来高値を更新、その他電線株も軒並み年初来高値を更新した。ディスコ(6146)、SCREENホールディングス(7735)など半導体関連も上げ幅を広げ、日経平均を押し上げた。今3月期予想を上方修正したノジマ(7419)や4-6月期大幅増益のアステラス製薬(4503)も急伸、京セラ(6971)は減益で材料出尽くしの反応となった。半面、1Q赤字のJCRファーマ(4552)が17%超え急落、SCSK(9719)は好決算を受けた昨日急伸の反動売りが膨らんだ。上場来高値圏の良品計画(7453)は大手証券の格下げ観測が響き、住友金属鉱山(5713)は銅半製品に対するトランプ関税が50%との一部報道が嫌気された。

新興市場も主要銘柄中心に買いが優勢で、東証グロース250指数が続伸した。情報戦略テクノロジー(155A)、ブルーイノベーション(5597)、タイミー(215A)が買われ、Veritas In Silico(130A)、Synspective(290A)、GENDA(9166)が売られた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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