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市況解説 2025年7月30日(水)

2025年7月30日(水)市況解説　大引け
日経平均株価 40,654.70(-19.85)
TOPIX 2920.18(+11.54)
売買高概算 197694万株

大引け・小幅に4日続落－ アドバンテスト失速が響く、TOPIXは4日ぶり反発

30日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に4日続落、前日終値に比べ19.85円安い40654.70円で引けた。3日続落中に1100円強下落している日経平均株価は自律反発で取引を開始。ただ、好決算を発表したアドバンテスト(6857)が高寄り後に失速すると、日経平均もマイナス圏に転落。その後は前日終値を挟んで動意薄の展開となり、方向感に欠けたまま一日の取引を終えた。

東証株価指数(TOPIX)は4日ぶりに反発。東証プライムの売買代金は概算で4兆9430億円、売買高は同19億7694万株、値下がり銘柄数は全体の3割にあたる482、値上がりは1071、変わらずが71だった。業種別TOPIXでは全33業種中7業種が下落し、26業種が上昇。「空運」「サービス」「パルプ・紙」が下落し、「非鉄」「繊維」「海運」が上昇。個別では、通期見通しを大幅に上方修正したアドバンテストが高寄り後に失速し、通期見通しを下方修正したシマノ(7309)は急落。小森コーポレーション(6349)とANAホールディングス(9202)も決算を手掛かりに下落し、昨日ストップ安のさくらインターネット(3778)は大幅続落。ホンダ(7267)やSUBARU(7270)、マツダ(7261)など自動車株の下げも目立ち、欧州系ファンドによるディスカウントTOB(株式公開買い付け)となったフジテック(6406)はTOB価格(5700円)にサヤ寄せする動きを見せた。半面、4-6月期が4年ぶりの最終黒字となったNEC(6701)が買われ、住友ファーマ(4506)はJPモルガン証券による投資判断の引き上げを受けて急騰。フジクラ(5803)や古河電気工業(5801)は米コーニング株急騰に連れ高し、キヤノン(7751)は今期3回目の自社株買いを材料視。原油価格の急伸を受けてINPEX(1605)や石油資源開発(1662)などエネルギー株も高く、13時に決算を発表したツガミ(6101)は4-6月期の大幅な増益が好感された。

新興市場は高く、東証グロース250指数は小幅に反発。モンスターラボ(5255)、ラクサス・テクノロジーズ(288A)、情報戦略テクノロジー(155A)が上昇し、ドリコム(3793)、さくらさくプラス(7097)、ビーマップ(4316)が下落した。


2025年7月30日(水)市況解説　前引け
日経平均株価 40,682.14(+7.59)
TOPIX 2918.82(+10.18)
売買高概算 80206万株

前引け・小幅反発－ 前日終値近辺でもみ合い、アドバンテストは高寄り後に失速

30日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発、前日終値に比べ7.59円高い40682.14円で引けた。3日続落中に1100円強下落している日経平均株価は自律反発で取引を開始。ただ、好決算を発表したアドバンテスト(6857)が高寄り後に失速すると、日経平均もマイナス圏に転落。その後は前日終値近辺で一進一退の動きとなり、方向感に欠けたまま午前の取引を終えた。 　東証株価指数(TOPIX)も小幅に反発。東証プライムの売買代金は概算で2兆1311億円、売買高は同8億206万株、値上がり銘柄数は全体の3分の2にあたる1074、値下がりは466、変わらずが83だった。業種別TOPIXでは全33業種中27業種が上昇し、6業種が下落。「非鉄」「繊維」「不動産」が上昇し、「空運」「パルプ・紙」「輸送機」が下落。個別では、4-6月期が4年ぶりの最終黒字となったNEC(6701)が買われ、住友ファーマ(4506)はJPモルガン証券による投資判断の引き上げを好感。フジクラ(5803)や古河電気工業(5801)は米コーニング株急騰に連れ高し、キヤノン(7751)は今期3回目の自社株買いを材料視。原油価格の急伸を受けてINPEX(1605)や石油資源開発(1662)、ENEOSホールディングス(5020)などエネルギー株にも物色の矛先が向かった。半面、通期見通しを大幅に上方修正したアドバンテストが高寄り後に失速し、通期見通しを下方修正したシマノ(7309)は急落。小森コーポレーション(6349)とANAホールディングス(9202)も決算を手掛かりに下落し、昨日ストップ安のさくらインターネット(3778)は大幅続落。ホンダ(7267)やSUBARU(7270)、マツダ(7261)など自動車株の下げも目立ち、NISSHA(7915)はモルガンスタンレーMUFG証券による投資判断の引き下げが重荷となった。

新興市場は安く、東証グロース250指数は小幅に続落。ドリコム(3793)、さくらさくプラス(7097)、ビーマップ(4316)が下落し、フューチャーリンクネットワーク(9241)、情報戦略テクノロジー(155A)、Veritas In Silico(130A)が上昇した。

更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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