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市況解説 2025年7月24日(木)

2025年7月24日(木)市況解説 大引け
日経平均株価 41,826.34(+655.02)
TOPIX 2977.55(+51.17)
売買高概算 220899万株

大引け・大幅続伸-TOPIXが史上最高値を更新

24日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸、前日比655.02円高の41826.34円と連日で年初来高値を更新、一時心理的節目の42000円台に乗せる場面もあり、昨年7月に付けた史上最高値(42224円)に迫る動きを見せた。きのうの日米関税合意加え、EUや中国との交渉進展を期待するムードも強まり、高水準の利益確定売りを吸収、大幅高水準で終日堅調地合いを保った。東証株価指数(TOPIX)は日経平均を上回る上昇率を示し、昨年7月11日に付けた史上最高値を約1年ぶりに更新した。東証プライムの売買代金は概算で5兆7264億円、売買高は同22億899万株、値上がり銘柄数は全体の8割超えの1357、値下がり215、変わらず52だった。業種別TOPIXは全33業種が上昇中、「銀行」「精密」「ゴム製品」「非鉄金属」が値上がり率の上位に並んだ。関税引き下げの恩恵が大きいと見られる安川電機(6506)、ブリヂストン(5108)、ダイキン工業(6367)が大幅高、金利高思惑を支えに銀行、保険も続伸し、みずほフィナンシャルグループ(8411)は2008年以来、約17年ぶりの高値を付けた。昨日は利食い優勢だった良品計画(7453)が大幅高、フジクラ(5803)は急反発で早くも上場来高値を更新した。昨日引け際の決算発表を受け急落したオービックビジネスコンサルタント(4733)も寄り付きから買い直され、大幅反発で上場来高値を更新するなど決算への好反応も目に付いた。半面、トヨタ自動車(7203)はじめ昨日急伸の自動車は手仕舞い売りに押され、朝高で始まった半導体関連も失速、レーザーテック(6920)、アドバンテスト(6857)が後場下げに転じた。きのう4-6月期の大幅減益を発表した日本航空電子工業(6807)が大幅安、MARUWA(5344)は10時の決算発表で1Q減益となり一時急落した。ディフェンシブへの手仕舞い売りも散見され、きのう上場来高値を付けたパルグループホールディングス(2726)をはじめ、ラウンドワン(4680)、オリエンタルランド(4661)が小安く引けた。

新興市場はプライム市場への物色シフト思惑などで売り買いが交錯、東証グロース250指数は小幅に続伸した。QPS研究所(5595)、FRONTEO(2158)、GENDA(9166)が買われ、ジーエヌアイグループ(2160)、ZenmuTech(338A)、FFRIセキュリティ(3692)が売られた。



2025年7月24日(木)市況解説 前引け
日経平均株価 41,983.50(+812.18)
TOPIX 2980.84(+54.46)
売買高概算 110614万株

前引け・大幅続伸- 日米関税合意を引き続き好感、一時42000円を上回る

24日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸、前日終値に比べ812.18円高い41983.50円で引けた。昨日急伸の日本市場は「日米関税合意」を好感する動きが継続。日経平均株価は400円を超える大幅高で寄り付くと、その後も断続的に買いが入る展開となり、一時42000円の節目を突破する場面もあった。

東証株価指数(TOPIX)も大幅続伸で、昨年7月11日に付けた史上最高値を上回る水準での前引け。東証プライムの売買代金は概算で2兆8231億円、売買高は同11億614万株、値上がり銘柄数は全体の86%にあたる1395、値下がりは193、変わらずが35だった。業種別TOPIXでは全33業種が上昇し、「精密」「ゴム製品」「銀行」の上昇が目立つ。個別では、昨日急騰したマツダ(7261)やSUBARU(7270)、ホンダ(7267)などの自動車メーカーに買いが継続し、ブリヂストン(5108)とTOYOTIRE(5105)は外資系証券による投資判断の引き上げも好感。銀行株にも出遅れ修正の動きが続き、三井住友フィナンシャルグループ(8316)やみずほフィナンシャルグループ(8411)も大幅高。売り出し価格が決定した古河電気工業(5801)は悪材料出尽くしから6%高となり、三菱重工業(7011)や大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)は「日本がボーイング機100機購入」との報道が支援材料となった。半面、4-6月期の減益決算を発表した日本航空電子工業(6807)が売られ、サンリオ(8136)などコンテンツ関連の一角にも手仕舞い売り。セレス(3696)やメルカリ(4385)、Sansan(4443)などグロース(高成長)株の下落も目立ち、「アクティビストの村上氏らが具体策要求の期限を延長」と伝わったフジ・メディア・ホールディングス(4676)は続落となった。

新興市場も高く、東証グロース250指数は続伸。デジタリフト(9244)、WASHハウス(6537)、ベースフード(2936)が上昇し、データセクション(3905)、情報戦略テクノロジー(155A)、アストロスケールホールディングス(186A)が下落。本日東証グロース市場に新規上場を果たしたフラー(387A)は買い気配を切り上げたまま商いが成立しなかった。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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