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市況解説 2025年7月17日(木)

2025年7月17日(木)市況解説 大引け
日経平均株価 39,901.19(+237.79)
TOPIX 2839.81(+20.41)
売買高概算 160729万株

大引け・反発-大幅安スタートから切り返し、TSMC決算も好感

17日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比237.79円高の39901.19円で取引を終えた。朝方には半導体関連銘柄への手仕舞い売りで300円近い下落場面があったが、内需関連などの堅調さを支えに後場早々に切り返した。その後は米関税への警戒や週末の参議院選を控え、小幅高水準でもみ合ったものの、14時半に台湾TSMCが良好な決算を発表すると、終盤に向け上げ幅を広げた。東証株価指数(TOPIX)も反発。東証プライムの売買代金は4兆981億円、売買高は同16億729万株、値上がり銘柄数は全体の7割超えの1172、値下がり374、変わらず78だった。業種別TOPIXは全33業種中、「その他製品」「医薬品」「サービス」など26業種が上昇、下落は「鉱業」「鉄鋼」「石油・石炭製品」など7業種。NEC(6701)、SCSK(9719)などの情報サービスが幅広く買われ、任天堂(7974)、バンダイナムコホールディングス(7832)といったゲーム関連やメガバンクはじめ金融も堅調だった。半導体関連でもソシオネクスト(6526)が一段高、トランプ政権の医薬品関税が当初は低めの税率でスタートするとの報道を受け、第一三共(4568)、中外製薬(4519)も見直された。日本政府による深海探査船の新造を巡る報道を受け、三井E&S(7003)、東洋エンジニアリング(6330)も大幅高した。半面、レーザーテック(6920)は後場も冴えず、INPEX(1605)、住友金属鉱山(5713)など資源株や景気敏感のマツダ(7261)、日本製鉄(5401)への売りも目に付いた。きのう急伸したJCRファーマ(4552)が利益確定売りに押され、カナダ社による買収計画撤回でセブン&アイ・ホールディングス(3382)が急落、セブンイレブン向け惣菜を手掛けるわらべや日洋ホールディングス(2918)も直近急伸に対する反動もあり売られた。

新興市場では中小型グロース(成長)株への幅広い見直し買いを支えに、東証グロース250指数が続伸した。データセクション(3905)、ヘリオス(4593)、GreenBee(3913)が買われ、クリングルファーマ(4884)、ABEJA(5574)、Liberaware(218A)が売られた。



2025年7月17日(木)市況解説 前引け
日経平均株価 39,602.58(-60.82)
TOPIX 2822.68(+3.28)
売買高概算 77377万株

前引け・続落-半導体下落も、内需株中心に幅広く見直し買い

17日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落、前日終値に比べ60.82円安い39602.58円で引けた。16日の米主要3指数はともに小幅高で終えたものの、指数寄与度の大きい半導体関連への売りが先行、寄り付き直後には一時300円近い下落場面があった。もっとも売り一巡後は、このところ調整気味だったゲーム関連や内需株等に徐々に見直し買いが広がり、急速に下げ渋った。チャート分析上、25日移動平均線(39300円付近)が下値支持として意識されたほか、米市場で一時1ドル=146円台に突入した円相場が148円台に回復したことも安心感に繋がった。東証株価指数(TOPIX)は小幅に反発。東証プライムの売買代金は概算で1兆9379億円、売買高は同7億7377万株、値下がり銘柄数は646と値上がり902を下回り、変わらず76だった。業種別TOPIXは全33業種中、「繊維」「石油・石炭製品」「鉱業」など13業種が下落、上昇は「その他製品」「情報・通信」「医薬品」など20業種。昨日決算を受け急落した蘭ASMLと関連の深いレーザーテック(6920)が5%超えの大幅安、東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)とともに日経平均の重荷となった。トヨタ自動車(7203)、SUBARU(7270)、ダイキン工業(6367)などの輸出関連の一角も弱く、川崎重工業(7012)はじめ防衛関連も冴えない。セブン&アイ・ホールディングス(3382)は加クシュタールが買収提案を撤回と発表、7%安で3ヵ月ぶりの安値を付け、外資系証券が投資判断を引き下げた東レ(3402)も下落した。半面、傘下の英アームの大幅高を支えにソフトバンクグループ(9984)が買われ、NEC(6701)、富士通(6702)などの主力ハイテク株の一角がしっかり。SHIFT(3697)、ベイカレント(6532)といったグロース系の中小型株も強く、銀行等内需株にも見直し買いが入った。大手証券の投資判断引き上げが観測されたほくほくフィナンシャルグループ(8377)が急伸、三井E&S(7003)は「政府が深海調査推進を調査母船を新造」との日経報道も重なり、13%高で16年ぶり高値を付けた。

新興市場でも中小型グロース株への見直し買いを支えに、東証グロース250指数が大幅に続伸した。QPS研究所(5595)、インフォメティス(281A)、ELEMENTS(5246)が買われ、イオレ(2334)、Aiロボティクス(247A)、ククレブ・アドバイザーズ(276A)が売られた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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