市況解説 2025年6月26日(木)
2025年6月26日(木)市況解説 大引け | |
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日経平均株価 | 39,584.58(+642.51) |
TOPIX | 2804.69(+22.45) |
売買高概算 | 183014万株 |
大引け・大幅に3日続伸-半導体関連軒並み高で39500円台乗せ
26日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続伸、前日比642.51円高の39584.58円で取引を終え、1月24日以来の水準を回復した。25日の米株市場で半導体大手エヌビディアが約半年ぶりに上場来高値を更新、AI(人工知能)分野の成長性にあらためて期待が高まり、関連銘柄が軒並み上昇した。心理的節目の4万円も視野に入り、利益確定売りが膨らむ状況ながら、出遅れ銘柄への循環物色などで後場も上げ幅を広げた。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸。東証プライムの売買代金は概算で4兆9217億円、売買高は同18億3014万株、値上がり銘柄数は全体の7割超えの1189、値下がり380、変わらず59だった。業種別TOPIXは全33業種中、「非鉄金属」「電気・ガス」「保険」など30業種が上昇、下落は「精密」「医薬品」「食料品」など3業種。アドバンテスト(6857)、ソフトバンクグループ(9984)が上げ幅を広げ、データセンター関連の武蔵精密工業(7220)、住友電気工業(5802)も強い。断続的な先物買いなどを支えファーストリテイリング(9983)が一段高、自動車保険料の値上げを発表した東京海上ホールディングス(8766)もしっかり。前場中は強弱感が交錯した防衛関連でも三菱重工業(7011)、日本製鋼所(5631)が上げ幅を広げ、フジ・メディア・ホールディングス(4676)は昨日開催の株主総会で会社側の提案を可決、改革進展を期待した買いが優勢となった。半面、円高進行も重荷となり、トヨタ(7203)はじめ自動車関連は総じて冴えず、第一三共(4568)、花王(4452)などディフェンシブの一角が手仕舞い売りに押された。楽天銀行(5838)は6日続落、アイ・アール ジャパンホールディングス(6035)は「社員が数年間にわたって企業の重要事実を漏洩」していたと報じられ、売られた。
新興市場はバイオ関連など主力株の軟調が響き、東証グロース250指数が4日ぶりに反落。ZenmuTech(338A)、データセクション(3905)、デリバリーコンサルティング(9240)が売られ、アストロスケール(186A)、リンカーズ(5131)、HENNGE(4475)が買われた。新規上場のエータイ(369A)は公開価格1510円に対し、前引け間際に2547円で寄り付いた。
2025年6月26日(木)市況解説 前引け | |
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日経平均株価 | 39,349.85(+407.78) |
TOPIX | 2790.00(+7.76) |
売買高概算 | 78589万株 |
前引け・大幅続伸-米ハイテク株上昇を支えに39000円台回復
26日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸、前日終値に比べ407.78円高い39349.85円で引けた。25日の欧米市場では大半の主要指数が上値の重さを示すなか、半導体関連を牽引役にナスダック総合指数が続伸して4ヵ月ぶりの高値水準を付け、日本の関連企業にも買いが波及した。寄り付きから心理的節目の39000円台を4ヵ月ぶりに回復、その後も上げ幅を広げ、取引時間中としては2月16日以来の水準を付けた。円相場が1ドル=144円台後半に強含んだうえ、アジア市場もやや冴えなかったものの、利益確定売りは限られた。東証株価指数(TOPIX)は小幅ながら続伸。東証プライムの売買代金は概算で2兆2311億円、売買高は同7億8589万株、値上がり銘柄数は全体の6割強の1065、値下がり497、変わらず66だった。業種別TOPIXは全33業種中、「非鉄金属」「ガラス土石」「卸売」など20業種が上昇、下落は「精密」「医薬品」「銀行」など13業種。アドバンテスト(6857)が約半年ぶりに上場来高値を更新、東京エレクトロン(8035)、ソフトバンクグループ(9984)といった主力から荏原(6361)、TOWA(6315)など中堅銘柄も大きく買われた。データセンターに絡むフジクラ(5803)など電線株もそろって上昇、クラウド事業の好調で今期業績予想を上方修正したサイボウズ(4776)も急伸した。NATO(北大西洋条約機構)首脳会議での防衛費拡大の方針を支えに三菱重工業(7011)、日本製鋼所(5631)も強く、相場を支えた。半面、円高警戒のなかトヨタ自動車(7203)、ホンダ(7267)が冴えず、ルネサスエレクトロニクス(6723)は長期目標の達成時期を後ろ倒ししたことが嫌気され9%安と急落した。NTT(9432)などディエンシブには手仕舞い売りが優勢で、月次売上の不振が伝わったヤクルト本社(2267)が年初来安値を更新、ユニ・チャーム(8113)も連日で安値を付けた。直近賑わったリズム(7769)も大幅続落。
新興市場は続伸スタートも一部大型株の下落などで東証グロース250指数が反落した。トヨコー(341A)、ヌーラボ(5033)、ジーエヌアイグループ(2160)が売られ、ククレブ・アドバイザーズ(276A)、CRGホールディングス(7041)、QPS研究所(5595)が買われた。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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2025年6月26日(木)
【日経平均株価終値:39,584.58 前日比:+642.51 売買高概算:183014万株】
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