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市況解説 2025年5月22日(木)

2025年5月22日(木)市況解説 大引け
日経平均株価 36,985.87(-313.11)
TOPIX 2717.09(-15.79)
売買高概算 167379万株

大引け・続落-後場一段安も個別物色を支えに下げ渋る

22日の東京株式市場で日経平均株価は続落、前日比313.11円安の36985.87円で取引を終えた。21日の米市場で財政懸念等を背景に債券・株・ドルのトリプル安の様相を強めたことで、トヨタ(7203)など輸出関連や半導体関連への手仕舞い売りが広がった。国内金利の上昇圧力も高まるなか、円相場は1ドル143円台前半と約2週間ぶりの円高水準を付け、後場一段安の場面もあったが、心理的節目の37000円付近では押し目買いが下値を支えた。東証株価指数(TOPIX)も続落。東証プライムの売買代金は概算で4兆935億円、売買高は同16億7379万株、値下がり銘柄数は全体の3分の2近い1067、値上がり510、変わらず55だった。業種別TOPIXは全33業種中、「空運」「石油・石炭製品」「輸送用機器」など27業種が下落、上昇は「非鉄金属」「海運」「医薬品」の6業種。東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)が下げを牽引、指数寄与度の大きいファーストリテイリング(9983)の下落も響いた。サンリオ(8136)、ニトリホールディングス(9843)など朝方には相場を支えた内需・ディフェンシブの一角も失速、高値圏のヤマタネ(9305)が大幅続落した。半面、前場上げの目立った古河電気工業(5801)は一段高、昨日の中計説明会で示したデータセンター向け受注の加速見通しが材料視され、安く始まった住友電気工業(5802)も連れ高した。ローム(6963)は従来比電力損失を2割低減するAIサーバー向けパワー半導体を開発、午後7%高と急伸した。日本郵船(9101)など海運大手は朝安で始まったもののそろって切り返したほか、三菱重工業(7011)は終盤に上昇に転じて上場来高値を付けた。アシックス(7936)は米ナイキの製品値上げ観測を好感、暗号資産ビットコインの史上最高値更新を受け、gumi(3903)、セレス(3696)など関連銘柄が軒並み急伸した。

新興市場は個別に売り買いが交錯し、東証グロース250指数は小幅続落で終えた。フィスコ(3807)、フルッタフルッタ(2586)、リベラウェア(218A)が買われ、CANBAS(4575)、Zemu Tech(338A)、デジタルメディアプロフェッショナル(3652)が売られた。



2025年5月22日(木)市況解説 前引け
日経平均株価 36,967.13(-331.85)
TOPIX 2715.09(-17.79)
売買高概算 76330万株

前引け・続落-円高重荷も37000円付近での押し目買いが支え

22日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落、前日終値に比べ331.85円安い36967.13円で引けた。21日の米株市場で主要3指数が大幅続落、内外で金利上昇に警戒ムードが高まるなか、円相場が1ドル=143円台前半に強含んだことも重荷となり、景気敏感の主力株中心に売りが広がった。寄り付き直後には420円超え下押す場面もあったが、心理的節目の37000円割れの水準では好業績の内需関連株などに押し目買いも入り、やや下げ渋った。東証株価指数(TOPIX)も続落。東証プライムの売買代金は概算で1兆9487億円、売買高は同7億6330万株、値下がり銘柄数は997、値上がり572、変わらず63だった。業種別TOPIXは全33業種中、「空運」「輸送用機器」「卸売」など28業種が下落、上昇は「医薬品」「海運」「その他製品」など5業種にとどまった。東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)はじめ指数寄与度の大きい半導体関連がほぼ軒並み安く、フジクラ(5803)、三菱重工業(7011)などテーマ性の強い高値圏銘柄への利益確定売りも目に付いた。トヨタ自動車(7203)、日立製作所(6501)といった主力株も冴えず、資源関連のINPEX(1605)、住友金属鉱山(5713)も軟調だった。きのう中期経営計画を発表した京成電鉄(9009)は還元姿勢が物足りないとして一時10%超え急落、日本光電(6849)は物言う株主のバリューアクトの保有減少が悪材料された。半面、医薬品の第一三共(4568)、エーザイ(4523)やニチレイ(2871)、すかいらーくホールディングス(3197)などディフェンシブが強く、サンリオ(8136)、東宝(9602)といったコンテンツ系も買われた。円高メリット銘柄とされる神戸物産(3038)、ニトリホールディングス(9843)も小高く、古河電気工業(5801)は昨日開催の中期経営計画の説明会で業績懸念が和らいだとして7%高と急伸した。ソシオネクスト(6526)は提携先である米グーグル親会社の株高が材料視された模様。

新興市場は売り買い交錯のなか、東証グロース250指数は小幅に続落した。ispace(9348)、サンバイオ(4592)、ダイナミックマッププラットフォーム(336A)が売られ、イオレ(2334)、エーアイ(4388)、グローバルウェイ(3936)が買われた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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