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市況解説 2025年5月16日(金)

2025年5月16日(金)市況解説 大引け
日経平均株価 37,753.72(-1.79)
TOPIX 2470.45(+1.49)
売買高概算 195178万株

大引け・小幅に3日続落-内需、ディフェンシブの買い支えに持ち直す

16日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に3日続落、前日比1.79円安の37753.72円で取引を終えた。15日の米ハイテク株の軟調や1ドル=145円前半水準への円高を嫌気して朝方には300円近く下押す場面もあったが、内需関連株や出遅れ感の強い個別銘柄への見直し買いを支えに底堅く推移、週末で閑散な商いだったが後場には上昇に転じる場面も見られた。東証株価指数(TOPIX)は小幅ながら3日ぶりに反発。東証プライムの売買代金は概算で4兆4706億円、売買高は同19億5178万株、値下がり銘柄数は705と、値上がり858を下回り、変わらず69だった。業種別TOPIXは全33業種中、「サービス」「鉱業」「電気機器」など12業種が下落、上昇は「繊維」「海運」「金属製品」など21業種が上昇した。東京エレクトロン(8035)などの半導体関連は後場も冴えず、直近賑わった三井E&S(7003)、ブイ・テクノロジー(7717)などは利益確定売りに押された。足元堅調だった京都フィナンシャルグループ(5844)、あいちフィナンシャルグループ(7389)といった地銀各行にも手仕舞い売りが目立ち、今期も赤字決算予想のソースネクスト(4344)は15%安と急落した。半面、三越伊勢丹ホールディングス(3099)やファーストリテイリング(9983)など小売株が強く、良品計画(7453)、しまむら(8227)が上場来高値を更新、サンリオ(8136)、KADOKAWA(9468)といったコンテンツ関連も幅広く見直された。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、東京海上ホールディングス(8766)など金融の一角や三菱重工業(7011)はじめ防衛関連も強く、相場を支えた。三菱化工機(6331)は前期に続き3割営業増益の見通しを発表してストップ高まで上昇、武田薬品工業(4502)など安値圏の医薬品もしっかりだった。

新興市場は好決算銘柄への買いが継続し、東証グロース250指数は6日続伸で1年1ヵ月ぶりの高値を付けた。コンヴァノ(6574)、トヨコー(341A)、インフォネット(4444)が買われ、Schoo(264A)、Kudan(4425)、データセクション(3905)が売られた。



2025年5月16日(金)市況解説 前引け
日経平均株価 37,659.39(-96.12)
TOPIX 2733.80(-5.16)
売買高概算 92272万株

前引け・続落-米ハイテク株の一服や円高警戒重荷

16日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落、前日終値に比べ96.12円安い37659.39円で引けた。15日の米株市場では金利低下を支えにダウ工業株30種平均が反発した一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数が7営業日ぶりに反落、取引終了後のアプライドマテリアルの決算もネガティブ視され、半導体関連の値嵩株中心に手仕舞い売りが膨らんだ。円相場が1ドル=145円台前半に強含んだことも重荷となり、あらためて38000円付近での上値の重さが意識された。東証株価指数(TOPIX)も続落。東証プライムの売買代金は概算で2兆1451億円、売買高は同9億2272万株、値下がり銘柄数は854、値上がり717、変わらず57だった。業種別TOPIXは全33業種中、「鉱業」「電気機器」「サービス」など19業種が下落、上昇は「海運」「医薬品」「繊維」など14業種。東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)といった半導体製造装置株やソニーグループ(6758)、トヨタ自動車(7203)が下落、今期業績見通しや自社株が物足りないとして日本郵政(6178)、住友ゴム工業(5110)が大幅安した。飯田グループホールディングス(3291)は今期見通しが想定より弱目だったとして急落で年初来安値を更新、朝高ではじまった三井住友フィナンシャルグループ(8316)、第一生命ホールディングス(8750)などの金融大手の一角も下げに転じた。半面、円高メリット銘柄とされる神戸物産(3038)が上場来高値を更新したほか、清水建設(1803)、野村総合研究所(4307)など好業績内需株が上昇、米国同様に第一三共(4568)など医薬品もしっかりだった。コンセンサスを大きく上回る好決算だったサイバーエージェント(4751)が14%超急伸し、クレディセゾン(8253)は増益見通しと大規模な自社株取得枠設定が好感された。かんぽ生命保険(7181)は今期2ケタ増益見通しを発表、共立メンテナンス(9616)には大手証券の投資判断引き下げが観測された。

新興市場は値動き良好な個別株に買いが継続し、東証グロース250指数が続伸した。FFRIセキュリティ(3692)、レナサイエンス(4889)、Def consulting(4833)が買われ、フリー(4478)、GENDA(9166)、TerraDrone(278A)が売られた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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