市況解説 2025年12月25日(木)
| 2025年12月25日(木)市況解説 大引け | |
|---|---|
| 日経平均株価 | 50,407.79(+63.69) |
| TOPIX | 3417.98(+10.61) |
| 売買高概算 | 133721万株 |
大引け・小幅反発-膠着感強めるも出遅れ株物色が支えに
25日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発、前日比63.69円高の50407.79円で取引を終えた。海外主要市場のクリスマス休暇を控えて市場参加者が減少、閑散のなか終日小幅な値動きにとどまった。24日の米ダウ工業株30種平均の史上最高値更新などを支えに、主力ハイテク株中心に買い先行で始まったが、高値圏銘柄や今年活躍の目立った銘柄等に手仕舞いの売りが広がり上値を押さえた。昼過ぎに始まった植田日銀総裁の講演も新味に乏しい内容で市場への影響は限られた。東証株価指数(TOPIX)は後場プラス圏で推移し反発。東証プライムの売買代金は概算で2兆9824億円と今年最低を記録、売買高は同13億3721万株、値上がり銘柄数は全体の7割超えの1164、値下がり389、変わらず51だった。業種別TOPIXは全33業種中、「パルプ・紙」「金属製品」「不動産」など26業種が上昇、下落は「非鉄金属」「繊維」「鉱業」など7業種。東京エレクトロン(8035)やSUMCO(3436)など半導体関連の一角が後場も強く、金利低下を支えに住友不動産(8830)は上げ幅を広げた。MonotaRO(3064)、ラウンドワン(4680)といった今年パフォーマンスが冴えなかった銘柄への見直し買いも目に付いた。清水銀行(8364)は日経電子版が「SBIホールディングス(8473)が提携している地方銀行にグループ入りを打診した」と伝え、思惑買いで後場急伸した。半面、朝方に非鉄市況高を囃して上場来高値を付けた住友金属鉱山(5713)が下げに転じ、ソフトバンクグループ(9984)、アドバンテスト(6857)など半導体関連の一角も手仕舞い売りに押された。フジクラ(5803)、三井E&S(7003)など今年活躍した高値圏銘柄への売りも散見され、良品計画(7453)は一部報道を通じて販売した乳液を巡る悪臭騒ぎが伝わったことが材料視された。
新興市場でも出遅れ銘柄等に見直し買いが広がり、東証グロース250指数が続伸した。FUNDINNO(462A)、トライアルホールディングス(141A)、トライアルホールディングス(2342)が買われ、データセクション(3905)、レナサイエンス(4889)、アクリート(4395)が売られた。
| 2025年12月25日(木)市況解説 前引け | |
|---|---|
| 日経平均株価 | 50,349.64(+5.54) |
| TOPIX | 3414.56(+7.19) |
| 売買高概算 | 76476万株 |
前引け・小反発-閑散小動きのなか半導体関連の見直しが支え
25日午前の東京株式市場で日経平均株価は小反発、前日終値に比べ5.54円高い50349.64円で取引を終えた。短縮取引だった24日の米株市場でダウ工業株30種平均、S&P500種がそろって史上最高値を更新、年末ラリーへの気運を引き継ぐ格好で半導体関連の一角などに買いが先行した。一部報道で来年度の国債発行減額観測が伝わり、長期金利が低下したことも安心感を誘ったものの、心理的節目の50500円付近では戻り待ちの売りが上値を押さえ、一時下げに転じる場面もあった。東証株価指数(TOPIX)も小幅反発。東証プライムの売買代金は概算で1兆5926億円、売買高は同7億6476万株と低調で、値上がり銘柄数は全体の7割弱の1113、値下がり432、変わらず58だった。業種別TOPIXは全33業種中、「パルプ・紙」「金属製品」「陸運」など24業種が上昇、下落は「非鉄金属」「繊維」「鉱業」など9業種だった。東京エレクトロン(8035)はじめ半導体関連が総じて買い先行で始まり、メモリ需要拡大への期待を支えにローツェ(6323)、CKD(6407)が大幅高した。フジ・メディア・ホールディングス(4676)は大株主の村上氏系ファンドがTOB(株式公開買い付け)による株買い増しを想定しているとして急伸、阪急阪神ホールディングス(9042)は大手証券が投資判断を引き上げたとの観測が伝わった。半面、金利低下を受けMS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)が売られ、りそなホールディングス(8308)は大手証券の目標値引き下げ観測も響いた。川崎重工業(7012)、東洋エンジニアリング(6330)など今年活躍の目立った銘柄への利益確定売りも目に付き、スカパーJSATホールディングス(9412)は防衛省の「衛星コンステレーションの整備運営等事業」を6社共同で落札、材料出尽くしの反応に繋がった。
新興市場でも個別物色が優勢で、東証グロース250指数が続伸した。免疫生物研究所(4570)、免疫生物研究所(9166)、アクセルスペースホールディングス(402A)が買われ、Synspective(290A)、QPSホールディングス(464A)、Aiロボティクス(247A)が売られた。新規上場のリブ・コンサルティング(480A)は公開価格1000円に対し1400円で寄り付いた。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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2025年12月25日(木)
【日経平均株価終値:50,407.79 前日比:+63.69 売買高概算:133721万株】
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