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市況解説 2025年12月19日(金)

2025年12月19日(金)市況解説 大引け
日経平均株価 49,507.21(+505.71)
TOPIX 3,383.66(+26.77)
売買高概算 274668万株

大引け・大幅反発- 長期金利が2%に到達、後場も堅調地合いを維持

19日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発、前日終値に比べ505.71円高い49507.21円で引けた。18日発表の米11月消費者物価指数(CPI)は市場予想から大きく下振れ。米国株式市場ではハイテク株に見直し買いが入り、日本市場でも値がさの半導体株を中心に買い先行で取引を開始。前場を大幅高で終えると、昼休み中には日銀が追加利上げを決定。後場は材料出尽くしから一時700円超まで上げ幅を拡大したが、長期金利が約19年半ぶりに2%の大台に乗せると手仕舞い売りも出て、やや上げ幅を縮小した。

東証株価指数(TOPIX)は4日ぶりに大幅反発。東証プライムの売買代金は概算で6兆6499億円、売買高は同27億4668万株、値上がり銘柄数は全体の7割強にあたる1161、値下がりは385、変わらずが60だった。業種別TOPIXでは全33業種中28業種が上昇し、5業種が下落。「非鉄」「建設」「情報・通信」が上昇し、「その他製品」「海運」「水産・農林」が下落。個別では、米ハイテク株高を好感しアドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)、レーザーテック(6920)が強含み、ソフトバンクグループ(9984)も大幅に反発。イオンフィナンシャルサービス(8570)はモノ言う株主「オアシスマネジメント」による株式の大量保有判明を好感し、来期の業績見通しと増配を発表したサイボウズ(4776)も大幅高。SMBC日興証券による投資判断の引き上げがあったマツダ(7261)も高く、金利上昇を背景に三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)、みずほフィナンシャルグループ(8411)などの銀行株も堅調だった。半面、任天堂(7974)やコナミグループ(9766)などゲーム株への売りが目立ち、大和ハウス(1925)はみずほ証券による投資判断の引き下げを嫌気。上場3日目となったSBI新生銀行(8303)は朝高後に失速し、東京メトロ(9023)は年初来安値を更新。主力株に資金が向かう中で第一三共(4568)やエーザイ(4523)などディフェンシブ株の一角も弱含んだ。

新興市場も高く、東証グロース250指数は4日ぶりの大幅反発。カルナバイオサイエンス(4572)、かっこ(4166)、中村超硬(6166)が上昇し、アクリート(4395)、FUNDINNO(462A)、マクアケ(4479)が下落した。



2025年12月19日(金)市況解説 前引け
日経平均株価 49,568.66(+567.16)
TOPIX 3389.74(+32.85)
売買高概算 100854万株

前引け・大幅反発- 米CPI落ち着きを好感、昨日急落分を取り戻す

19日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発、前日終値に比べ567.16円高い49568.66円で引けた。18日発表の米11月消費者物価指数(CPI)は市場予想から大きく下振れ。米国株式市場ではハイテク株に見直し買いが入り、日本市場でも値がさの半導体株を中心に買い先行で取引を開始。日経平均株価も反発で寄り付くとその後も上げ幅を拡大し、高値圏で午前の取引を終えた。

東証株価指数(TOPIX)も反発。東証プライムの売買代金は概算で2兆3481億円、売買高は同10億854万株、値上がり銘柄数は全体の8割弱にあたる1252、値下がりは294、変わらずが60だった。業種別TOPIXでは全33業種中28業種が上昇し、5業種が下落。「非鉄」「情報・通信」「銀行」が上昇し、「その他製品」「水産・農林」「海運」が下落。個別では、米ハイテク株高を好感しアドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)、レーザーテック(6920)が強含み、ソフトバンクグループ(9984)も反発。イオンフィナンシャルサービス(8570)はモノ言う株主「オアシスマネジメント」による株式の大量保有判明を好感し、来期の業績見通しと増配を発表したサイボウズ(4776)も大幅高。SMBC日興証券による投資判断の引き上げがあったマツダ(7261)も高く、武田薬品工業(4502)は皮膚治療薬の良好な治験結果発表を受けて年初来高値を更新した。半面、任天堂(7974)やコナミグループ(9766)などゲーム株への売りが目立ち、大和ハウス工業(1925)はみずほ証券による投資判断の引き下げを嫌気。上場3日目となったSBI新生銀行(8303)は朝高後に失速し、東京メトロ(9023)は年初来安値を更新。主力株に資金が向かう中で明治ホールディングス(2269)やニッスイ(1332)などディフェンシブ株の一角も弱含んだ。

新興市場も高く、東証グロース250指数は反発。カルナバイオサイエンス(4572)、アクアライン(6173)、中村超硬(6166)が上昇し、アクリート(4395)、ジーエヌアイグループ(2160)、イオレ(2334)が下落。本日東証スタンダード市場に新規上場を果たしたギミック(475A)は公開価格(1150円)割れで初値を付け、辻・本郷ITコンサルティング(476A)は公開価格(1850円)を61%上回る2980円での初値。東証グロース市場に新規上場となったパワーエックス(485A)は公開価格(1220円)割れでの初値となったが、その後ストップ高まで上昇した。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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