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市況解説 2025年12月18日(木)

2025年12月18日(木)市況解説 大引け
日経平均株価 49,001.50(-510.78)
TOPIX 3356.89(-12.50)
売買高概算 209342万株

大引け・大幅反落-明日の日銀会合を控え後場は小動き

18日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落、前日比510.78円安の49001.50円で取引を終えた。17日の米ハイテク株安を受け、指数寄与度の大きいソフトバンクグループ(9984)、アドバンテスト(6857)を中心にAI関連銘柄が軒並み下落、終日大幅安水準で推移した。朝方には860円超えの下げ場面があり、心理的節目49000円を大きく割り込む場面もあったが、内需関連やバリュー(割安)株には押し目買いが入り底堅さも示した。後場は明日の日銀金融政策決定会合を控え、積極的な売買は見送られ、狭い範囲の値動きに終始した。東証株価指数(TOPIX)は小幅に3日続落。東証プライムの売買代金は概算で5兆億1092円、売買高は同20億9342万株、値下がり銘柄数は503と値上がり1051を大きく下回り、変わらず55。業種別TOPIXは全33業種中、「非鉄金属」「電気機器」「機械」など14業種が下落、上昇は「パルプ・紙」「水産・農林」「空運」など19業種。データセンター投資の資金繰りや投資回収への懸念からフジクラ(5803)、日立製作所(6501)が下げ幅を広げ、ハイテク部材を手掛けるレゾナック・ホールディングス(4004)、日東紡(3110)も厳しい。同様に秋にテーマ化した造船関連の古野電気(6814)、三井E&S(7003)も手仕舞い売りに押され、直近賑わったKLab(3656)も大幅安となった。半面、千葉銀行(8331)、クレディセゾン(8253)など金融は総じて強く、きのう新規上場のSBI新生銀行(8303)も大商いで10%超急伸した。ニッスイ(1332)、ニチレイ(2871)といったディフェンシブや、グロース(成長)系のラクス(3923)、ベイカレント(6532)も見直され、石油資源開発(1662)は米探鉱企業の買収発表を材料に急速に切り返した。

新興市場でも小型グロース株の一角に修正高する銘柄があったが、終日売り優勢で東証グロース250指数は小幅ながら3日続落で終えた。monoAI technology(5240)、データセクション(3905)、GENDA(9166)が売られ、PRISM BioLab(206A)、TORICO(7138)、BuySell Technologies(7685)が買われた。



2025年12月18日(木)市況解説 前引け
日経平均株価 49,006.89(-505.39)
TOPIX 3357.55(-11.84)
売買高概算 103930万株

前引け・大幅反落-米AI関連の株安波及も49000円台維持

18日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落、前日終値に比べ505.39円安い49006.89円で引けた。米オラクルの進めるデータセンター建設を巡り、一部報道で「ファンドが資金拠出を見送る」との観測が伝わり、17日の米株市場で主力ハイテク株が軒並み大幅安、日本の関連企業も売り先行で始まった。一方、米取引終了後に決算を発表した半導体大手マイクロンの時間外取引での急伸や、朝方に伝わったオープンAIの巨額資金調達の報道が好感され、急落後はやや下げ渋る動きも見せたが戻りは鈍かった。東証株価指数(TOPIX)は続落。東証プライムの売買代金は概算で2兆4947億円、売買高は同10億3930万株、値下がり銘柄数は489、値上がり1072を大きく下回り、変わらず48。業種別TOPIXは全33業種中、「非鉄金属」「電気機器」「機械」など13業種が下落、上昇は「水産・農林」「パルプ・紙」「サービス」など20業種。ソフトバンクグループ(9984)、アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)が大きく売られ、3社で日経平均を500円近く押し下げた。データセンター関連の三菱重工業(7011)、日立製作所(6501)が下落、日本製鋼所(5631)には外資系証券の目標値引き下げも響いた。ファナック(6954)、安川電機(6506)などのロボット制御の「フィジカルAI」関連は直近の反動もあり大幅安、アサヒグループホールディングス(2502)は英蒸留酒企業の東アフリカ事業買収が嫌気され急落、の任天堂(7974)は手仕舞い売りが継続し、5日続落で4月以来の安値に沈んだ。半面、JR東日本(9020)などの電鉄株や東京ガス(9531)、ニトリホールディングス(9843)が上昇、雪印メグミルク(2270)には証券会社の強気判断が伝わった。INPEX(1605)、ENEOSホールディングス(5020)は原油高を好感、キオクシアホールディングス(285A)はマイクロン急伸を支えに朝安から切り返した。リクルートホールディングス(6098)、SHIFT(3697)などのグロース系銘柄への見直し買いも目に付いた。

新興市場も売りが先行したものの、中小型グロース株の一角に買いが入り、東証グロース250指数は小幅な下げにとどまった。サンバイオ(4592)、FUNDINNO(462A)、Heartseed(219A)が売られ、Aiロボティクス(247A)、アクリート(4395)、オンコリスバイオファーマ(4588)が買われた。新規公開のミラティブ(472A)は公開価格860円に対し、751円で寄り付いた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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