市況解説 2025年12月16日(火)
| 2025年12月16日(火)市況解説 大引け | |
|---|---|
| 日経平均株価 | 49,383.29(-784.82) |
| TOPIX | 3370.50(-60.97) |
| 売買高概算 | 224365万株 |
大引け・大幅続落―25日線を割り込み心理悪化、後場も下値模索
16日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落、前日比784.82円安の49383.29円で取引を終えた。昨日に引き続き米ハイテク株安が重荷となるなか、公表が遅れていた雇用統計など米主要経済指標を見極めたいとのムードが広がったことで、内需株も高値圏を中心に手じまい売りを浴びる展開となった。下値メドとされていた25日線(50025円)をあっさりと下回ったことが投資家心理を冷やしたほか、米株先物も軟調に推移したことなどから、後場に入っても下値模索の展開を抜け出せなかった。東証株価指数(TOPIX)は3日ぶりに大幅反落。東証プライムの売買代金は概算5兆3138億円、同売買高は概算22億4365万株で、値下がり銘柄数は1345、値上がり216、変わらず47だった。業種別TOPIXでは「非鉄」「証券」「鉱業」をはじめとする30業種が下落、上昇は「空運」「パルプ・紙」「水産・農林」の3業種に留まった。生成AI(人工知能)関連が幅広く売られ、個人投資家に人気のあるキオクシアホールディングス(285A)などの下げが目に付く。フィジカルAI関連として賑わった安川電機(6506)、ファナック(6954)の下げも厳しく、三菱商事(8058)にはSMBC日興証の格下げが観測された。TOKYO BASE(3415)は8-10月期の国内売上高が月次売上高(速報値)で判明していた同期間の伸び率を下回ったことがネガティブ・サプライズとなった。反面、米投資ファンドのKKRが進行中の公開買い付け(TOB)価格を1割強上回る提案を出してきたと報じられたマンダム(4917)が急伸、今期の大幅増収増益見通しと中期経営計画の策定が好感されたグッドコムアセット(3475)も強い。東宝(9602)には押し目買いが継続、テルモ(4543)などディフェンシブ関連の一角もしっかり。メディカル・データ・ビジョン(3902)はTOB価格にサヤ寄せする格好でストップ高比例配分された。
新興市場でも幅広い銘柄が手じまい売りに押され、東証グロース250指数が3日ぶりに大幅反落。QPSホールディングス(464A)、GA technologies(3491)、Terra Drone(278A)が安く、カルナバイオサイエンス(4572)、AlbaLink(5537)、松屋アールアンドディ(7317)は高い。
| 2025年12月16日(火)市況解説 前引け | |
|---|---|
| 日経平均株価 | 49,523.56(-644.55) |
| TOPIX | 3386.12(-45.35) |
| 売買高概算 | 110655万株 |
前引け・大幅続落―米重要経済指標の発表を前に手仕舞い売り膨らむ
16日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落し、前日終値に比べて644.55円安い49523.56円で引けた。人工知能(AI)に絡む投資を巡る懸念を背景に半導体関連への売りが止まなかった米国市場の流れを引き継ぎ、指数寄与度の大きい値嵩ハイテク株が下げ、全体相場の重荷となった。今晩公表される米雇用統計などを見極めたいとして様子見ムードが広がるなか、昨日下支え役を果たした内需株も高値圏銘柄を中心に売られ、節目の5万円を簡単に割り込み下値模索の展開となった。東証株価指数(TOPIX)も大幅反落。東証プライムの売買代金は概算2兆4694億円、同売買高は概算11億655万株で、値下がり銘柄数は全体の3/4超の1252に達し、値上がり305、変わらずが50。業種別TOPIXでは「空運」「水産・農林」「食料品」を除く30業種が下落、「非鉄」「鉱業」「証券」「卸売」が値下がり率上位に並んだ。東京エレクトロン(8035)やソフトバンクグループ(9984)が売られ、フジクラ(5803)の下げも目に付く。メガバンクやトヨタ自動車(7203)は朝高後手じまい売りに押され、米社との共同開発の進捗に伴うマイルストーン収入の獲得を発表したペプチドリーム(4587)には材料出尽くし感が台頭、7日ぶりに反落となった。反面、村上系ファンドによる買い増し通告が思惑を呼んだフジ・メディア・ホールディングス(4676)は4ヵ月半ぶりの高値を付け、パーク24(4666)は強気の今期見通しが好感された。通期利益予想の引き上げと株主優待の実施を決めたミガロホールディングス(5535)も買われ、松屋フーズホールディングス(9887)にはつけ麺「六厘舎」などを展開する企業の買収による業績拡大期待が膨らんだ。塩野義製薬(4507)などディフェンシブ関連の一角もしっかり。新規上場のNSグループ(471A)は公開価格1480円に対し1406円の初値を付け、1314円で午前の取引を終えた。
新興市場でも、米重要経済指標の発表を前に手仕舞い売りが広がり、東証グロース250指数が大幅反落。オンコリスバイオファーマ(4588)、GENDA(9166)、豆蔵(202A)が売られ、免疫生物研究所(4570)、FUNDINNO(462A)、ヘリオス(4593)は買われた。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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2025年12月18日(木)
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2025年12月17日(水)
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2025年12月16日(火)
【日経平均株価終値:49,383.29 前日比:-784.82 売買高概算:224365万株】
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2025年12月15日(月)
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2025年12月12日(金)
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