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市況解説 2025年8月26日(火)

2025年8月26日(火)市況解説 大引け
日経平均株価 42,394.40(-413.42)
TOPIX 3071.99(-33.50)
売買高概算 248155万株

大引け・反落―FRB人事の帰趨を見極めたいとしてやや下げ渋る

26日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反落、前日比413.42円安の42394.40円で取引を終えた。25日の米株安を嫌気した売りが先行するなか、米連邦準備理事会(FRB)の独立性を巡る懸念が広がり、投資家心理を冷え込ませる展開となった。先物主導で670円超下落する場面もあったが、「帰趨を見極めたい」とのムードが広がる下で、トランプ米大統領から解任通知を受けたクックFRB理事が「辞任するつもりはない」との認識を示したことが伝わり、ドルに買い戻しが入ったことなどからやや下げ渋る格好となった。東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反落。MSCIの定期入替に伴って東証プライムの売買代金は概算5兆6237億円、同売買高も概算24億8155万株と高水準に膨らみ、値下がり銘柄数は1180、値上がり386、変わらず54だった。業種別TOPIXでは「倉庫・運輸」を除く32業種が下落、「医薬品」「電気・ガス」「サービス」「陸運」が値下がり率上位に並んだ。指数インパクトの大きい値嵩株の下げが目に付き、リクルートホールディングス(6098)は一段安となった。ホンダ(7267)は「米当局がエンジン不具合に関する調査を進める」との報道も重荷となり、高値圏にある電力株は総崩れの様相を呈した。電算システムホールディングス(4072)など仮想通貨関連の下げも目に付き、株式の公募・売り出しを発表した第一工業製薬(4461)には需給悪化を嫌気した売りが殺到。反面、楽天グループ(4755)は野村証券の格上げが好感され、しまむら(8227)は8月月次が刺激材料となった。古河電気工業(5801)は後場に入って切り返し4日続伸、TOPPANホールディングス(7911)は傘下の半導体関連企業の年内上場観測が支えになった。TBSホールディングス(9401)などテレビ関連の一角には、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の放映権を逃したことで費用負担がなくなったこと好感した買いが入った模様。

新興市場では、東証グロース250指数が小幅反落。円高の影響を受けにくい銘柄への買いが支えとなった。フィスコ(3807)、AppBank(6177)、アクリート(4395)が安く、アクセルスペースホールディングス(402A)、TENTIAL(325A)、Def consulting(4833)は高い。



2025年8月26日(火)市況解説 前引け
日経平均株価 42,354.53(-453.29)
TOPIX 3075.02(-30.47)
売買高概算 95033万株

前引け・大幅反落―FRB理事解任報道が心理冷やす

26日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落し、前日終値に比べて453.29円安い42354.53円で引けた。25日の米株式相場が利益確定売りに押されたことを嫌気した売りが先行するなか、「トランプ米大統領がクック米連邦準備理事会(FRB)を解任」と伝わり、先物主導で下げ幅を広げる展開となった。FRBの独立性を巡る懸念が投資家心理を冷やしたことが背景で、下げ幅は一時670円超に達した。東証株価指数(TOPIX)も反落。東証プライムの売買代金は概算1兆9476億円、同売買高も概算9億5033万株と盛り上がりを欠き、値下がり銘柄数は全体の7割超の1170、値上がり379、変わらずが70。業種別TOPIXでは「繊維」「倉庫・運輸」を除く31業種が下落、「医薬品」「電気・ガス」「輸送用機器」「ゴム製品」が値下がり率上位に並んだ。ソフトバンクグループ(9984)やファーストリテイリング(9983)、アドバンテスト(6857)など指数寄与度の大きい値嵩株が指数を押し下げ、トヨタ自動車(7203)などはドル安が重荷となった。「独メルセデスが年金保有分の株式を売却へ」と報じられた日産自動車(7201)は商いを伴って急落、三菱商事(8058)など高値圏銘柄にも売りが嵩んだ。メドレー(4480)は連日で年初来安値を更新。反面、テルモ(4543)には買い戻しが入り6日ぶりに小反発、蓄電池の新接続技術を発表した第一実業(8059)も買われた。ALSOK(2331)にはSMBC日興証券の格上げが観測され、三菱ガス化学(4182)など化学株の一角には再編思惑が残存している模様。「物言う株主」として著名な香港投資ファンドが大株主に浮上した芝浦機械(6104)は小幅続伸。

新興市場でもリスクオフの流れが強まり、東証グロース250指数が反落。データセクション(3905)、イオレ(2334)、FRONTEO(2158)が売られ、QPS研究所(5595)、情報戦略テクノロジー(155A)、フルッタフルッタ(2586)は買われた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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