市況解説 2025年8月22日(金)
2025年8月22日(金)市況解説 大引け | |
---|---|
日経平均株価 | 42,633.29(+23.12) |
TOPIX | 3100.87(+17.92) |
売買高概算 | 170144万株 |
大引け・4日ぶりに小幅反発- ジャクソンホール会合控えて様子見姿勢強まる
22日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに小幅反発、前日終値に比べ23.12円高い42633.29円で引けた。直近3営業日で約1100円下落している日経平均株価は、自律反発で取引を開始。寄り付き直後に「米エヌビディアが中国向けの『H20』半導体の生産停止を要請」との報道が流れると急失速し、一時300円弱下落。その後はすぐに冷静さを取り戻し、再度プラス圏に浮上。後場に入るとジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の講演を控えて様子見姿勢が強まり、前日終値付近で一進一退の動きとなった。
東証株価指数(TOPIX)も4日ぶりに反発。東証プライムの売買代金は概算で3兆9537億円、売買高は同17億144万株、値上がり銘柄数は全体の6割強にあたる1013、値下がりは547、変わらずが60だった。業種別TOPIXでは全33業種中25業種が上昇し、8業種が下落。「保険」「証券」「銀行」が上昇し、「化学」「空運」「サービス」が下落。個別では、国内外金利上昇を背景に三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)、みずほフィナンシャルグループ(8411)が買われ、群馬銀行(8334)やしずおかフィナンシャルグループ(5831)、山梨中央銀行(8360)は「地銀再編」思惑も支援材料。ゆうちょ銀行(7182)とかんぽ生命保険(7181)はそろって上場来高値を更新し、JX金属(5016)や武蔵精密工業(7220)などの「データセンター(DC)」関連物色も継続。北海道電力(9509)や四国電力(9507)など電力株の上昇も目立ち、NTN(6472)は外資系証券による投資判断の引き上げが材料視された。半面、昨日上昇が目立った三井化学(4183)や住友化学(4005)、三菱ケミカルグループ(4188)などの化学セクターには売りが目立ち、JR西日本(9021)はJPモルガン証券による投資判断の引き下げを嫌気。株主優待制度の廃止を発表したエアトリ(6191)の下落もきつく、寿スピリッツ(2222)は年初来安値を更新。キッコーマン(2801)やサントリー食品インターナショナル(2587)など食品株の一角も弱く、エヌビディア連動が高いアドバンテスト(6857)は、上記の報道後に失速した。
新興市場は小安く、東証グロース250指数は小幅に3日続落。アジャイルメディア・ネットワーク(6573)、フラー(387A)、フルッタフルッタ(2586)が売られ、TORICO(7138)、インフォメティス(281A)、和心(9271)が買われた。
2025年8月22日(金)市況解説 前引け | |
---|---|
日経平均株価 | 42,615.09(+4.92) |
TOPIX | 3096.34(+13.39) |
売買高概算 | 88777万株 |
前引け・小幅反発- エヌビディア報道で一時下落も、持ち直す
22日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発、前日終値に比べ4.92円高い42615.09円で引けた。直近3営業日で約1100円下落している日経平均株価は、自律反発で取引を開始。寄り付き直後に「米エヌビディアが中国向けの『H20』半導体の生産停止を要請」との報道が流れると急失速し、一時300円弱下落。その後はすぐに冷静さを取り戻し、再度プラス圏に浮上した。
東証株価指数(TOPIX)も反発。東証プライムの売買代金は概算で1兆9767億円、売買高は同8億8777万株、値上がり銘柄数は全体の5割強にあたる843、値下がりは683、変わらずが93だった。業種別TOPIXでは全33業種中22業種が上昇し、11業種が下落。「保険」「電気・ガス」「電気機器」が上昇し、「化学」「空運」「サービス」が下落。個別では、国内外金利上昇を背景に三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)、みずほフィナンシャルグループ(8411)が買われ、群馬銀行(8334)やしずおかフィナンシャルグループ(5831)、山梨中央銀行(8360)は「地銀再編」思惑も支援材料。JX金属(5016)や武蔵精密工業(7220)などの「データセンター(DC)」関連物色も続き、モノ言う株主参入の宝ホールディングス(2531)も大幅続伸。北海道電力(9509)や四国電力(9507)など電力株の上昇も目立ち、NTN(6472)は外資系証券による投資判断の引き上げが材料視された。半面、昨日上昇が目立った三井化学(4183)や住友化学(4005)、旭化成(3407)などの化学セクターには売りが目立ち、JR西日本(9021)はJPモルガン証券による投資判断の引き下げを嫌気。株主優待制度の廃止を発表したエアトリ(6191)の下落もきつく、トレンドマイクロ(4704)は年初来安値を更新。キッコーマン(2801)や日清食品ホールディングス(2897)など食品株の一角も弱く、エヌビディア連動が高いアドバンテスト(6857)は、上記の報道後に失速した。
新興市場は小高く、東証グロース250指数も反発。フィスコ(3807)、インフォメティス(281A)、ホットリンク(3680)が買われ、スリー・ディー・マトリックス(7777)、アジャイルメディア・ネットワーク(6573)、QDレーザー(6613)が売られた。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
市況解説は、投資判断の参考となる情報の提供を目的とするもので、投資に関する最終決定は、お客様ご自身の責任と判断でなさいますようお願い申し上げます。-/p>
市況解説 バックナンバー
-
2025年8月28日(木)
-
2025年8月27日(水)
-
2025年8月26日(火)
-
2025年8月25日(月)
-
2025年8月22日(金)
【日経平均株価終値:42,633.29 前日比:+23.12 売買高概算:170144万株】
金融商品の取引にかかる手数料およびリスクについて
当社が取扱う商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。また、各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面、目論見書、お客様向け資料等をお読みください。
ご留意事項
- 当サイトに掲載されている情報は、当社のご案内やその他の情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。情報のご利用にあたっては、お客様ご自身で判断なさいますようお願いいたします。
- 当サイトに掲載されている情報に関しては万全を期してはおりますが、その正確性、確実性を保証するものではありません。また、掲載されている情報等は最新の情報ではない可能性があり、予告なく変更・廃止されることもありますので、あらかじめご了承ください。
- 万一、当サイトに掲載されている情報を用いたことにより、何らかの損害を被った場合でも、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではありません。
- 当サイトからバナー・テキストリンク等でアクセスできる第三者が運営するサイトは各々の責任で運営されているものであり、こうした第三者サイトの利用により生じたいかなる損害に関しても、当社は一切責任を負うものではありません。
- 証券投資に関する最終決定は、お客様ご自身で判断いただきますようお願いいたします。