市況解説 2025年8月15日(金)
2025年8月15日(金)市況解説 大引け | |
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日経平均株価 | 43,378.31(+729.05) |
TOPIX | 3,107.68(+49.73) |
売買高概算 | 216544万株 |
大引け・大幅反発- 日経平均、TOPIXともに史上最高値を更新
15日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発、前日終値に比べ729.05円高い43378.31円で引けた。14日の米国株式市場で主要3指数はほぼ横ばいの動きだったが、外国為替市場では円安が進行。寄り前発表の4-6月期GDP(国内総生産)速報値が市場予想から上振れたことも手伝って、日経平均株価は反発で取引を開始。前引け時点で43000円の大台を回復すると後場には一段高となり、2営業日ぶりに史上最高値を更新した。
東証株価指数(TOPIX)も大幅反発で史上最高値を更新。東証プライムの売買代金は概算で5兆6113億円、売買高は同21億6544万株、値上がり銘柄数は全体の5割強にあたる853、値下がりは703、変わらずが66だった。業種別TOPIXでは全33業種中30業種が上昇し、3業種が下落。「銀行」「非鉄」「保険」が上昇し、「金属製品」「水産」「倉庫」が下落。個別では、国内外の金利上昇を背景に三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)、みずほフィナンシャルグループ(8411)の3メガバンクがいずれも年初来高値を更新。コンコルディア・フィナンシャルグループ(7186)や千葉銀行(8331)などの地銀株も高く、東京海上ホールディングス(8766)やMS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)などの保険株も堅調。通期見通しの上方修正と自社株買いを発表した荏原製作所(6361)の上げも目立ち、ドイツ銀行による目標株価の引き上げがあったソフトバンクグループ(9984)は連日で上場来高値を更新した。半面、米時間外でのアプライド・マテリアルズ(AMAT)急落を受け、SCREENホールディングス(7735)、KOKUSAI(6525)など製造装置株の一角が軟調。通期見通しの下方修正を発表した電通グループ(4324)の下げもきつく、東邦亜鉛(5707)やメドレー(4480)も決算をきっかけに急落。大和証券による投資判断の引き下げがあった日東紡績(3110)と日本冶金工業(5480)も売られ、アサヒ(2502)やサントリー食品インタナショナル(2587)などディフェンシブ株の一角にも売りが出た。
新興市場も高く、東証グロース250指数は大幅続伸で年初来高値を更新。ジモティー(7082)、アクセルスペース(402A)、クリーマ(4017)が買われ、トランザクション・メディア・ネットワークスス(5258)、フルッタフルッタ(2586)、エアークローゼット(9557)が下落した。
2025年8月15日(金)市況解説 前引け | |
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日経平均株価 | 43,036.46(+387.20) |
TOPIX | 3,085.32(+27.37) |
売買高概算 | 107238万株 |
前引け・反発- 銀行株が急伸、43000円の大台回復
15日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日終値に比べ387.20円高い43036.46円で引けた。14日の米国株式市場で主要3指数はほぼ横ばいの動きだったが、外国為替市場では円安が進行。寄り前発表の4-6月期GDP(国内総生産)速報値が市場予想から上振れたことも手伝って、日経平均株価は反発で取引を開始。一部半導体株の失速で値を消す場面もあったが下値は堅く、43000円の大台を回復して午前の取引を終えた。
東証株価指数(TOPIX)も反発。東証プライムの売買代金は概算で2兆8367億円、売買高は同10億7238万株、値上がり銘柄数は全体の4割にあたる670、値下がりは887、変わらずが64だった。業種別TOPIXでは全33業種中25業種が上昇し、8業種が下落。「銀行」「非鉄」「保険」が上昇し、「水産」「金属製品」「空運」が下落。個別では、国内外の金利上昇を背景に三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)、みずほフィナンシャルグループ(8411)の3メガバンクがいずれも年初来高値を更新。コンコルディア・フィナンシャルグループ(7186))や千葉銀行(8331)などの地銀株も高く、東京海上ホールディングス(8766)やMS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)などの保険株も堅調。通期見通しの上方修正と自社株買いを発表した荏原製作所(6361)の上げも目立ち、ドイツ銀行による目標株価の引き上げがあったソフトバンクグループ(9984)は連日で上場来高値を更新した。半面、米時間外でのアプライド・マテリアルズ(AMAT)急落を受け、アドバンテスト(6857)やSCREENホールディングス(7735)、KOKUSAI ELECTRIC(6525)など製造装置株の一角が軟調。通期見通しの下方修正を発表した電通グループ(4324)の下げもきつく、4-6月期が赤字決算となった東邦亜鉛(5707)も急落。大和証券による投資判断の引き下げがあった日東紡績(3110)とAGC(5201)も売られ、アサヒ(2502)やサントリー食品インタナショナル(2587)などディフェンシブ株の一角にも売りが出た。
新興市場は高く、東証グロース250指数は大幅続伸。ジモティー(7082)、インバウンドプラットフォーム(5587)、データセクション(3905)が買われ、トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)、いつも(7694)、シェアリングテクノロジー(3989)が下落した。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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2025年8月18日(月)
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2025年8月15日(金)
【日経平均株価終値:43,378.31 前日比:+729.05 売買高概算:216544万株】
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2025年8月12日(火)
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