市況解説 2025年8月14日(木)
2025年8月14日(木)市況解説 大引け | |
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日経平均株価 | 42,649.26(-625.41) |
TOPIX | 3057.95(-33.96) |
売買高概算 | 205962万株 |
大引け・7日ぶり大幅反落-円高や短期過熱に警戒感、後場下げ渋り
14日の東京株式市場で日経平均株価は7日ぶりに大幅反落、前日比625.41円安の42649.26円で取引を終えた。先行きの日米金融政策などを意識した円高進行が警戒を呼び、前日までの6連騰、3000円幅の急伸に対する反動売りが重荷となった。後場入り後も国内金利の上昇とともに円相場が強含み、安値ゾーンでもみ合う展開が続いた。東証株価指数(TOPIX)も7日ぶりに大幅反落。東証プライムの売買代金は5兆4482億円、売買高は同20億5962万株、値下がり銘柄数は全体の7割弱の1109、値上がり455、変わらず58だった。業種別TOPIXは全33業種中、「機械」「卸売」「輸送用機器」など26業種が下落、上昇は「銀行」「電気・ガス」「情報・通信」など7業種。アドバンテスト(6857)、SCREENホールディングス(7735)などの半導体関連や直近賑わった三菱重工業(7011)、古河電池工業(5801)といった好業績のテーマ株への売りが継続、連日高値を更新していた清水建設(1803)なども手仕舞い売りに押された。4-6月期純利益が2割減だったスズケン(9987)が急落、昼休み中に好調な上期決算を発表したすかいらーくホールディングス(3197)は市場予想を下回ったとして下げに転じた。半面、半導体周辺でもソフトバンクグループ(9984)やレーザーテック(6920)は後場も堅調を維持、金利上昇を背景に三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、楽天銀行(5838)などの銀行株もしっかりで相場を下支えた。お昼に今12月期経常益見通しを引き下げたマブチモーター(6592)は上期増益を好感して大幅高に転じ、4-6月期営業利益が前期比2倍増のトリドールホールディングス(3397)は12%超え急伸して一気に上場来高値を更新した。きのう業績見通しを上方修正したセグエグループ(3968)はストップ高比例配分となり、サンリオ(8136)は連日の大幅高で上場来高値を更新。
新興市場は個別決算発表を巡り、強弱感が交錯、東証グロース250指数は下落スタートのあと徐々に強含み、結局4日ぶりの反発で終えた。キッズウェル・バイオ(4584)、トリドリ(9337)、アクセルスペースホールディングス(402A)が買われ、ソフトフロントホールディングス(2321)、Laboro.AI(5586)、MFS(196A)が売られた。
2025年8月14日(木)市況解説 前引け | |
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日経平均株価 | 42,726.63(-548.04) |
TOPIX | 3060.04(-31.87) |
売買高概算 | 107707万株 |
前引け・大幅反落-短期過熱警戒や円高嫌気で43000円割れ
14日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落、前日終値に比べ548.04円安い42726.63円で引けた。ベッセント米財務長官が「9月に連邦準備理事会(FRB)が50bpの利下げに踏み切る」と発言、日本の利上げ可能性にも言及したことで、円相場が1ドル=146円台半ばに上昇し、短期過熱に対する警戒感がより意識された。昨日までの6日続伸で約3000円の急伸を遂げたこともあって、高値圏銘柄を中心に幅広い銘柄に手仕舞い売りが膨らんだ。東証株価指数(TOPIX)も大幅反落。東証プライムの売買代金は概算で2兆9120億円、売買高は同10億7707万株、値下がり銘柄数は全体の7割弱の1124、値上がり437、変わらず60だった。業種別TOPIXは全33業種中、「機械」「精密」「輸送用機器」など27業種が下落、上昇は「石油・石炭製品」「銀行」「電気・ガス」など6業種。東エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)といった指数寄与度の大きい半導体関連が下落、古河電気工業(5801)はじめデータセンター関連や防衛・電力関連の三菱重工業(7011)、川崎重工業(7012)など好決算の高値圏銘柄も幅広く売られた。きのう上場来高値を付けたマツキヨココカラ(3088)は好調な4-6月期決算を発表も出尽くし反応から8%安、同大幅増益のオープンハウス(3288)は年初来高値水準から大きく下落した。半面、ソフトバンクグループ(9984)、サンリオ(8136)は好決算に対する評価が継続、ともに大幅高で上場来高値を更新した。ラクス(3923)は4-6月期大幅増益や株式分割を好感して年初来高値を付け、日電子(6951)は安値圏での増益決算が好感された。日銀利上げを意識して三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が上場来高値を更新、円高メリット銘柄とされるニトリホールディングス(9843)、神戸物産(3038)には見直し買いが入った。
新興市場では朝安のあと好決算銘柄などに買いが入り、東証グロース250指数が反発。弁護士コム(6027)、FFRI(3692)、Aiロボティク(247A)が買われ、フリー(4478)、トライアル(141A)、INFORICH(9338)が売られた。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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2025年8月14日(木)
【日経平均株価終値:42,649.26 前日比:-625.41 売買高概算:205962万株】
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