• 検索
  • リスク・手数料等

市況解説 2025年7月15日(火)

2025年7月15日(火)市況解説 大引け
日経平均株価 39,678.02(+218.40)
TOPIX 2825.31(+2.50)
売買高概算 157680万株

大引け・4日ぶり反発-米株先物高支えにハイテク株への買い強まる

15日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反発、前日比218.40円高の39678.02円で取引を終えた。国内金利の上昇や今晩の米消費者物価指数の発表を警戒した買い手控えなどで、前日終値を挟んだ小幅レンジの取引が中心だったが、米株先物の強含みなどを支えに後場終盤にかけ上げ幅を広げる展開となった。米エヌビディア製半導体の中国輸出再開観測や、トランプ大統領のAI分野への民間投資拡大方針を巡る報道が半導体関連株などの買いを支えた。東証株価指数(TOPIX)も小幅反発。東証プライムの売買代金は概算で4兆1219億円、売買高は同15億7680万株、値上がり銘柄数は626と値下がり932を下回り、変わらず68だった。業種別TOPIXは全33業種中、「非鉄金属」「保険」「電気機器」など14業種が上昇、下落は「卸売」「不動産」「パルプ・紙」など19業種。東京エレクトロン(8035)、ディスコ(6146)が上げ幅を広げ、アドバンテスト(6857)は上場来高値を更新した。フジクラ(5803)はじめデータセンター関連も一段高し、相場を支えた。日本製鋼所(5631)などの防衛関連の一角や東京海上ホールディングス(8766)、第一生命ホールディングス(8750)など保険株もしっかり。昨日3-5月期の大幅増益を発表したPR TIMES(3922)はストップ高比例配分、今5月期3割超えの営業増益予想としたGunosy(6047)もストップ高まで買われた。半面、国内金利上昇を嫌気して三菱地所(8802)、鹿島(1812)など建設・不動産が冴えず、良品計画(7453)、FOOD & LIFE COMPANIES(3563)といった高値圏の消費関連への手仕舞い売りが広がった。バンダイナムコホールディングス(7832)などゲーム関連も上値の重い展開となり、中小型株に冴えないものが目立った。

新興市場も内需系企業を中心に売りが優勢で、東証グロース250指数が3日続落で終えた。ジグザグ(340A)、データセクション(3905)、VRAIN Solution(135A)が売られ、インフォメティス(281A)、フルッタフルッタ(2586)、ライズ・コンサルティング・グループ(9168)が買われた。



2025年7月15日(火)市況解説 前引け
日経平均株価 39,507.28(+47.66)
TOPIX 2824.15(+1.34)
売買高概算 79119万株

前引け・小幅反発―強弱材料入り混じり、方向感定まらず

15日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅反発し、前日終値に比べて47.66円高い39507.28円で引けた。前日に引き続き「TACO(トランプはいつも怖気づく)トレード」への期待や円相場の下落が追い風となる一方、国内長期金利のさらなる上昇が重荷となり、方向感の定まらない展開となった。一部メディアが「エヌビディアの中国向け販売再開へ」と報じたことをきっかけに先物買いが膨らむ場面もあったが、6月の主要経済指標を受けた中国株の下げが投資家心理を冷やし、前引けにかけては値を消す格好となった。東証株価指数(TOPIX)も小幅に反発。東証プライムの売買代金は概算2兆884億円、同売買高は概算7億9119万株で、値上がり銘柄数は679と、値下がり872を下回り、変わらず74。業種別TOPIXでは「非鉄」「保険」「証券」など15業種が上昇、「卸売」「パルプ・紙」「不動産」をはじめとする18業種は下落。「トランプ米大統領が10兆円規模の人工知能(AI)民間投資発表へ」と伝わり、古河電気工業(5801)やIHI(7013)などデータセンター関連が広く買われ、日銀の早期利上げ観測が再び頭をもたげてきたことを背景にメガバンクや第一生命ホールディングス(8750)などもしっかり。クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)は好調な3-5月期決算や株式分割の実施発表が好感され急伸、積水ハウス(1928)には大和証券の格上げが観測された。反面、増収減益の3-5月期決算が嫌気されたIDOM(7599)が急落、今期減益見通しを示したサカタのタネ(1377)も厳しい。原油相場の下落を映じて三井物産(8031)なども冴えず、Sansan(4443)など高PER(株価収益率)銘柄も総じて安い。三井不動産(8801)なども金利上昇が重荷となった。

新興市場では、金利上昇が嫌気されて下げる銘柄が目立ち、東証グロース250指数が続落。ELEMENTS(5246)、QPS研究所(5595)、ククレブ・アドバイザーズ(276A)が売られ、カバー(5253)、サンバイオ(4592)、タイミー(215A)は買われた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
市況解説は、投資判断の参考となる情報の提供を目的とするもので、投資に関する最終決定は、お客様ご自身の責任と判断でなさいますようお願い申し上げます。

市況解説 バックナンバー

金融商品の取引にかかる手数料およびリスクについて

当社が取扱う商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。また、各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面、目論見書、お客様向け資料等をお読みください。

リスク・手数料等説明ページ

ご留意事項

  • 当サイトに掲載されている情報は、当社のご案内やその他の情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。情報のご利用にあたっては、お客様ご自身で判断なさいますようお願いいたします。
  • 当サイトに掲載されている情報に関しては万全を期してはおりますが、その正確性、確実性を保証するものではありません。また、掲載されている情報等は最新の情報ではない可能性があり、予告なく変更・廃止されることもありますので、あらかじめご了承ください。
  • 万一、当サイトに掲載されている情報を用いたことにより、何らかの損害を被った場合でも、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではありません。
  • 当サイトからバナー・テキストリンク等でアクセスできる第三者が運営するサイトは各々の責任で運営されているものであり、こうした第三者サイトの利用により生じたいかなる損害に関しても、当社は一切責任を負うものではありません。
  • 証券投資に関する最終決定は、お客様ご自身で判断いただきますようお願いいたします。