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市況解説 2025年7月9日(水)

2025年7月9日(水)市況解説 大引け
日経平均株価 39,821.28(+132.47)
TOPIX 2828.16(+11.62)
売買高概算 198121万株

大引け・続伸―内需株の一角や出遅れ銘柄への買いが下支え

9日の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日比132.47円高の39821.28円で取引を終えた。8日の米半導体株高や円安進行を好感した買いが先行、寄り付き後まもなく節目4万円に迫ったが、その後は戻り待ち売りに押される展開となった。米政権の貿易政策を巡る不透明感が引き続き相場の重荷となった模様で、朝方買われた値嵩半導体株が失速し一時下げに転じる場面もあったが、内需株の一角や出遅れ感のある銘柄群への買いを支えに底堅さを維持する格好となった。東証株価指数(TOPIX)も続伸。東証プライムの売買代金は概算4兆2947億円、同売買高は概算19億8121万株で、値上がり銘柄数は1259、値下がり315、変わらず52だった。業種別TOPIXでは「石油・石炭製品」「鉱業」「その他金融」をはじめとする27業種が上昇、「非鉄」「機械」「電気・ガス」など6業種は下落。トヨタ自動車(7203)やホンダ(7267)が終日堅調に推移、吉野家ホールディングス(9861)が決算を受けて大きく買われるなど外食株の上げも目に付く。第一三共(4568)は7日ぶりに反発、トランプ米大統領が医薬品関税の発動に1年超の猶予期間を設けたことが材料視された模様。社外取締役との対話イベントを開催した資生堂(4911)には構造改革への期待が広がり、英アストラゼネカ系列企業とのライセンス契約締結を発表したJCRファーマ(4552)は急伸。反面、東京エレクトロン(8035)やソシオネクスト(6526)などは朝高後値を消し、神戸物産(3038)など円高メリット銘柄の一角も冴えない。ハニーズホールディングス(2792)は前期の減益決算が嫌気され、今期業績予想を下方修正したHIOKI(6866)の下げもきつい。イビデン(4062)にはみずほ証券の格下げが観測された。

新興市場では東証グロース250指数が大幅に3日続伸。米関税の影響を受けにくい銘柄を物色する動きが継続した。データセクション(3905)、Liberaware(218A)、TORICO(7138)が高く、QPS研究所(5595)、FFRIセキュリティ(3692)、ACSL(6232)は安い。



2025年7月9日(水)市況解説 前引け
日経平均株価 39,677.42(-11.39)
TOPIX 2824.93(+8.39)
売買高概算 94648万株

前引け・小幅反落- 朝高後に急失速も、プライムの8割は上昇

9日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反落、前日終値に比べ11.39円安い39677.42円で引けた。 8日の米国株式市場で主要3指数はまちまちの展開だったが、外国為替市場では円安が進行。関税交渉期限の「事実上の先送り」の動きも相まって、自動車株など相対的に出遅れてきた銘柄を中心に買いが先行。日経平均株価は続伸で寄り付くと、一時300円弱上昇。ただ、4万円の節目を前に急失速し、早々にマイナス圏に転落した。

東証株価指数(TOPIX)は小幅に続伸。東証プライムの売買代金は概算で2兆1020億円、売買高は同9億4648万株、値下がり銘柄数は全体の15%にあたる247、値上がりは1344、変わらずが35だった。業種別TOPIXでは全33業種中5業種が下落し、28業種が上昇。「非鉄」「その他製品」「情報・通信」の下落が目立ち、「石油・石炭」「鉱業」「鉄鋼」が上昇。個別では、高値圏にあった任天堂(7974)やコナミグループ(9766)、バンダイナムコホールディングス(7832)には手仕舞い売りが広がり、三菱重工業(7011)や川崎重工業(7012)など「防衛関連株」への売りも目立つ。東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)は買い先行後に失速し、富士通(6702)は英郵便冤罪事件にかかる独立調査委員会の勧告内容が嫌気された。半面、円安方向への動きを好感しトヨタ自動車(7203)やホンダ(7267)、SUBARU(7270)が値を飛ばし、デンソー(6902)やアイシン(7259)などの自動車部品メーカーもしっかり。オムロン(6645)には経営支援ファンドによる出資を好感した買いが続き、パルグループホールディングス(2726)は好決算や株式分割を受けて急伸。INPEX(1605)やENEOS(5020)、コスモエネルギーホールディングスなど(5021)のエネルギー株の見直し買いも目立ち、カシオ計算機(6952)はモノ言う株主「オアシスマネジメント」による株式の大量保有が材料視された。

新興市場は高く、東証グロース市場250指数は続伸。フルッタフルッタ(2586)、雨風太陽(5616)、農業総合研究所(3541)が買われ、フリー(4478)、トリプルアイス(5026)、技術承継機構(319A)が下落した。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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