市況解説 2025年6月20日(金)
2025年6月20日(金)市況解説 大引け | |
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日経平均株価 | 38,403.23(-85.11) |
TOPIX | 2771.26(-20.82) |
売買高概算 | 277289万株 |
大引け・続落- 半導体株健闘も、大引けでまとまった売り
20日の東京株式市場で日経平均株価は続落、前日終値に比べ85.11円安い38403.23円で引けた。米国市場が休場の中で「中東情勢」への警戒感が引き続き重荷となり、日経平均株価も続落でのスタート。ただ、昨日は売られたアドバンテスト(6857)などの値がさ半導体株が朝方から値を飛ばし、日経平均株価も早々にプラス圏に浮上。その後は前日終値を挟んで一進一退の動きとなったが、大引けでまとまった売りが出て安値圏で一日の取引を終えた。
東証株価指数(TOPIX)も続落。東証プライムの売買代金は概算で6兆6964億円、売買高は同27億7289万株、値下がり銘柄数は全体の7割弱にあたる1125、値上がりは449、変わらずが52だった。業種別TOPIXでは全33業種中31業種が下落し、2業種が上昇。「その他製品」「保険」「鉱業」の下落が目立ち、「パルプ・紙」「海運」が上昇。個別では、任天堂(7974)やコナミグループ(9766)、セガサミーホールディングス(6460)などのゲーム株には手仕舞い売りが広がり、大林組(1802)や清水建設(1803)などの建設株も小安い。モルガンスタンレーMUFG証券による投資判断の引き下げがあったホシザキ(6465)も売られ、J.フロント リテイリング(3086)もゴールドマンサックス証券による格下げを嫌気。日本製鋼所(5631)やIHI(7013)、川崎重工業(7012)など「防衛関連」への利益確定売りも目立ち、指数寄与度の大きいファーストリテイリング(9983)の下落も日経平均の重荷となった。半面、アドバンテストやレーザーテック(6920)、キオクシアホールディングス(285A)などの半導体株が値を飛ばし、トリケミカル研究所(4369)やSUMCO(3436)などの部材メーカーもしっかり。巨額の自社株買いを発表したセブン銀行(8410)は1%高で、同じくダイワボウホールディングス(3107)も自社株買いを好感。三井E&S(7003)や中国塗料(4617)は「政府・自民党が『国立造船所』の建設を検討」との報道が刺激材料となり、ソフトバンクグループ(9984)は「孫正義氏が米国で1兆㌦のAI拠点構想」とのヘッドラインに反応した。
新興市場は安く、東証グロース市場250指数は続落。TENTIAL(325A)、ユカリア(286A)、イシン(143A)が売られ、ブライトパス・バイオ(4594)、アイデミー(5577)、サンバイオ(4592)が上昇した。
2025年6月20日(金)市況解説 前引け | |
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日経平均株価 | 38,445.57(-42.77) |
TOPIX | 2783.85(-8.23) |
売買高概算 | 75522万株 |
前引け・小幅続落- 米国休場で動意薄、半導体株活況で指数を下支え
20日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続落、前日終値に比べ42.77円安い38445.57円で引けた。米国市場が休場の中で「中東情勢」への警戒感が引き続き重荷となり、日経平均株価も続落でのスタート。ただ、昨日は売られたアドバンテスト(6857)などの値がさ半導体株が朝方から値を飛ばし、日経平均株価も早々にプラス圏に浮上。10時過ぎまでは堅調地合いを維持していたがその後急失速し、再度マイナス圏に沈んだ。
東証株価指数(TOPIX)も小幅続落。東証プライムの売買代金は概算で2兆469億円、売買高は同7億5522万株、値下がり銘柄数は全体の6割弱にあたる919、値上がりは624、変わらずが83だった。業種別TOPIXでは全33業種中26業種が下落し、7業種が上昇。「その他製品」「保険」「水産」の下落が目立ち、「パルプ・紙」「海運」「繊維」が上昇。個別では、任天堂(7974)やコナミグループ(9766)、セガサミーホールディングス(6460)などのゲーム株には手仕舞い売りが広がり、大林組(1802)や清水建設(1803)などの建設株も小安い。モルガンスタンレーMUFG証券による投資判断の引き下げがあったホシザキ(6465)も売られ、J.フロントリテイリング(3086)もゴールドマンサックス証券による格下げを嫌気。日本製鋼所(5631)やIHI(7013)、川崎重工業(7012)など「防衛関連」への利益確定売りも目立ち、昨日場中に「USスチール買収」に関する説明会を開催した日本製鉄(5401)は小幅に反落した。半面、アドバンテストやSCREENホールディングス(7735)、ソシオネクスト(6526)などの半導体株が値を飛ばし、トリケミカル研究所(4369)やSUMCO(3436)などの部材メーカーもしっかり。巨額の自社株買いを発表したセブン銀行(8410)は2%高で、同じくダイワボウホールディングス(3107)も自社株買いを好感。シティグループ証券による投資判断の引き上げがあったアマダ(6113)の上昇も目立ち、足元で軟調だった川崎汽船(9107)や日本郵船(9101)などの海運株には見直し買いが入った。
新興市場は安く、東証グロース市場250指数は続落。TENTIAL(325A)、フルッタフルッタ(2586)、NANOMRNA(4571)が売られ、アイデミー(5577)、モンスターラボ(5255)、サンバイオ(4592)が上昇。本日東証スタンダード市場に新規上場を果たした伊澤タオル(365A)は公開価格(750円)を2%上回る765円で初値を付けた。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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2025年6月20日(金)
【日経平均株価終値:38,403.23 前日比:-85.11 売買高概算:277289万株】
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