市況解説 2025年6月19日(木)
2025年6月19日(木)市況解説 大引け | |
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日経平均株価 | 38,488.34(-396.81) |
TOPIX | 2792.08(-16.27) |
売買高概算 | 143226万株 |
大引け・4日ぶり大幅反落-米休場控え後場膠着も安値引け
19日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに大幅反落、前日比396.81円安の38488.34円で取引を終えた。米軍がイラン核施設への攻撃を行う可能性が取り沙汰されるなか、昨日までの3日続伸に伴う高値警戒感から利益確定売りが終日優勢だった。今晩の米休場を控え押し目買いは限られる一方、外部環境の影響を受けづらいディフェンシブ系銘柄への個別物色が継続し、後場は小幅レンジの値動きにとどまった。心理的節目の38500円は維持。東証株価指数(TOPIX)も4日ぶりに反落。東証プライムの売買代金は概算で3兆6462億円、売買高は同14億3226万株、値下がり銘柄数は890、値上がり657、変わらず79だった。業種別TOPIXは全33業種中、「電気機器」「医薬品」「輸送用機器」など23業種が下落、上昇は「水産」「陸運」「小売」など10業種。東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)はじめ指数寄与度の大きい半導体関連が下げ幅を拡大、安川電機(6506)など設備投資関連も冴えなかった。トレンドマイクロ(4704)は特段の材料が確認されないなかで後場寄りから急落、ディフェンシブではユニチャーム(8113)、ペプチドリーム(4587)が年初来安値を更新した。半面、スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)、コナミグループ(9766)が一段高、東宝(9602)は2ヵ月ぶりに上場来高値を更新するなどコンテンツ関連の堅調が続いた。JR東日本(9020)、京浜急行電鉄(9006)など内需関連の出遅れ株も見直され、地政学リスクを意識して三菱重工業(7011)、日本製鋼所(5631)などの防衛関連が後場上げ幅を広げた。ルネサスエレクトロニクス(6723)は取引先の米ウルフスピードの破綻処理を巡り、一定の資金回収が見込まれるとの観測が伝わった。
新興市場では上値の重さから徐々に手仕舞い売りが広がって、東証グロース250指数は後場下げに転じ、反落で終えた。アストロスケールホールディングス(186A)、レナサイエンス(4889)、サンバイオ(4592)が売られ、キッズウェル・バイオ(4584)、GENDA(9166)、HENNGE(4475)が買われた。
2025年6月19日(木)市況解説 前引け | |
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日経平均株価 | 38,597.16(-287.99) |
TOPIX | 2791.94(-16.41) |
売買高概算 | 69074万株 |
前引け・反落-中東リスクくすぶるなか過熱警戒感も重荷
19日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日終値に比べ287.99円安い38597.16円で引けた。トランプ大統領が米軍によるイランへの直接攻撃の可能性を示唆するなか、直近上昇した主力銘柄を中心に徐々に手仕舞い売りが優勢となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエル議長会見がややタカ派的と捉えられたことや、今晩の米休場を控え市場参加者が限られることで押し目買いも弱く、横這い圏での寄り付きから400円近く下押す場面も見られた。東証株価指数(TOPIX)も反落。東証プライムの売買代金は概算で1兆8112億円、売買高は同6億9074万株、値下がり銘柄数は全体の6割にあたる968、値上がり576、変わらず82だった。業種別TOPIXは全33業種中、「石油・石炭製品」「医薬品」「金属製品」など22業種が下落、上昇は「空運」「証券」「水産」など11業種。東京エレクトロン(8035)、ディスコ(6146)など半導体関連の一角に利益確定売りが出たほか、トヨタ自動車(7203)、太陽誘電(6976)、ファナック(6954)といった輸出関連の主力株の下げが響いた。中東の航海リスクを意識して川崎汽船(9107)、商船三井(9104)が売られ、ギフトホールディングス(9279)には大手証券による投資判断引き下げが伝わった。半面、昨日開催の会社説明会の内容が好感され、セガサミーホールディングス(6460)が13%高と急伸して年初来高値を更新、任天堂(7974)は連日で上場来高値を付けた。良品計画(7453)、FOOD & LIFE COMPANIES(3563)も上場来高値を付けるなどディフェンシブ物色が継続し、中東警戒から日本製鋼所(5631)、三菱重工業(7011)など防衛関連の一角も強い。米USスチールへの2兆円出資を完了した日本製鉄(5401)は寄り付きから買いが先行、発行株数の3割超えの自社株TOBを発表した三井松島ホールディングス(1518)も急伸した。
新興市場では個別材料や良好な値動きを支えに買い先行で始まり、東証グロース250指数はプラス圏を保って小幅続伸で前場を終えた。フルッタフルッタ(2586)、データセクション(3905)、Aiロボティクス(247A)が買われ、モンスターラボ(5255)、ELEMENTS(5246)、サンバイオ(4592)が売られた。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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2025年6月19日(木)
【日経平均株価終値:38,488.34 前日比:-396.81 売買高概算:143226万株】
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