市況解説 2025年5月28日(水)
2025年5月28日(水)市況解説 大引け | |
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日経平均株価 | 37,722.40(-1.71) |
TOPIX | 2769.51(+0.02) |
売買高概算 | 180418万株 |
大引け・4日ぶりに反落- 一時450円超上昇も失速、40年債入札結果を失望
28日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反落、前日終値に比べ1.71円安い37722.40円で引けた。3連休明けの米国株式市場で主要3指数はいずれも急伸。米国株高を好感し、日経平均株価も大幅高で寄り付いた。取引開始直後には上げ幅を450円超まで拡大する場面もあったが、その後はやや戻り待ちにおされる展開。後場寄り直後に公表された「40年国債」の入札結果が「不調」と伝わると、日経平均は一段と失速し、大引けにかけてさらに弱含んだ。
東証株価指数(TOPIX)は小幅に4日続伸。東証プライムの売買代金は概算で4兆2870億円、売買高は同18億418万株、値下がり銘柄数は全体の5割弱にあたる763、値上がりは792、変わらずが76だった。業種別TOPIXでは全33業種16業種が下落し、17業種が上昇。「サービス」「鉄鋼」「精密」の下落が目立ち、「保険」「石油・石炭」「水産」が上昇。個別では、東レ(3402)との特許訴訟で賠償命令が下ったサワイグループホールディングス(4887)と扶桑薬品工業(4538)が売られ、1~3月期が営業赤字となったダイドーグループホールディングス(2590)も安い。ゴールドマンサックス証券による投資判断の引き下げがあった住友金属鉱山(5713)は4%安で、神戸物産(3038)やニトリホールディングス(9843)は円安方向への動きを嫌気。他、北海道電(9509)や大阪ガス(9532)、東京メトロ(9023)などの内需・ディフェンシブ株にも下落する銘柄が散見された。半面、「買収を巡り、投資ファンドのMBKが優先交渉権を獲得」と伝わった牧野フライス製作所(6135)が急伸し、自社株買いを発表したニデック(6594)は1%高。著名投資家による株式の保有が判明した住友大阪セメント(5232)も買われ、原発関連として物色が続く日本製鋼所(5631)は年初来高値を更新。円安を背景にホンダ(7267)やマツダ(7261)も買われ、太陽ホールディングス(4626)は「米投資ファンドのKKRなどが買収提案」との報道が材料視されてストップ高まで急伸した。
新興市場も高く、東証グロース市場250指数は3日続伸。QPS研究所(5595)、ミライロ(335A)、ククレブ・アドバイザーズ(276A)が上昇し、かっこ(4166)、TerraDrone(278A)、フィスコ(3807)が下落した。
2025年5月28日(水)市況解説 前引け | |
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日経平均株価 | 37,918.86(+194.75) |
TOPIX | 2783.30(+13.81) |
売買高概算 | 79915万株 |
前引け・続伸- 米株高を好感、一時38000円の大台を回復
28日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日終値に比べ194.75円高い37918.86円で引けた。3連休明けの米国株式市場で主要3指数はいずれも急伸。米国株高を好感し、日経平均株価も大幅高で寄り付いた。取引開始直後には上げ幅を450円超まで拡大する場面もあったが、38000円を上回る水準ではやや戻り待ちの売りも出た。
東証株価指数(TOPIX)も続伸。東証プライムの売買代金は概算で2兆71億円、売買高は同7億9915万株、値上がり銘柄数は全体の7割弱にあたる1122、値下がりは430、変わらずが78だった。業種別TOPIXでは全33業種30業種が上昇し、3業種が下落。「その他製品」「空運」「石油・石炭」の上昇が目立ち、「鉄鋼」「電気・ガス」「精密」が下落。個別では、「買収を巡り、投資ファンドのMBKが優先交渉権を獲得」と伝わった牧野フ(6135)が急伸し、自社株買いを発表したニデック(6594)は1%高。著名投資家による株式の保有が判明した住友大阪セメント(5232)も買われ、小型モジュール炉(SMR)向けの部材発表会を行ったIHI(7013)は年初来高値を更新。円安を背景にホンダ(7267)やSUBARU(7270)も買われ、東京海上ホールディングス(8766)は「自動車保険の保険料引き上げを検討」との報道が材料視された。半面、東レ(3402)との特許訴訟で賠償命令が下ったサワイグループホールディングス(4887)と扶桑薬品工業(4538)が売られ、1~3月期が営業赤字となったダイドーグループホールディングス(2590)も安い。ゴールドマンサックス証券による投資判断の引き下げがあった住友金属鉱山(5713)は3%安で、神戸物産(3038)やニトリホールディングス(9843)は円安方向への動きを嫌気。他、北海道電力(9509)や大阪ガス(9532)、東京メトロ(9023)などの内需・ディフェンシブ株にも下落する銘柄が散見された。
新興市場も高く、東証グロース市場250指数は続伸。QPS研究所(5595)、ミライロ(335A)、ククレブ・アドバイザーズ(276A)が上昇し、かっこ(4166)、TerraDrone(278A)、フィスコ(3807)が下落した。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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【日経平均株価終値:37,722.40 前日比:-1.71 売買高概算:180418万株】
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