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市況解説 2025年5月8日(木)

2025年5月8日(木)市況解説 大引け
日経平均株価 36,928.63(+148.97)
TOPIX 2698.72(+2.56)
売買高概算 191142万株

大引け・反発-後場一段高も37000円台回復は先送り

8日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比148.97円高の36928.63円で取引を終えた。7日の米ハイテク株中心の株価上昇や1ドル=144円近辺への円安進行、米英貿易合意の観測などを背景にリスクオンのムードが強まった。アジア市場や時間外での米株先物の堅調も支えに午後に入り上げ幅を拡大、ただ心理的節目として意識される37000円に接近すると、ポジション手仕舞い等に伴う売りが上値を押さえた。東証株価指数(TOPIX)は小幅ながら続伸、2017年10月以来の10連騰で引けた。東証プライムの売買代金は概算で4兆4795億円、売買高が19億1142万株、値上がり銘柄数は875、値下がり688、変わらず72だった。業種別TOPIXは全33業種中、「海運」「サービス」「非鉄金属」など18業種が上昇し、下落は「その他製品」「保険」「鉄鋼」など15業種。昼休み中に今3月期大幅減益の発表と大型の自社株買いを発表した日本郵船(9101)が大幅高に転じ、13時に今期増益・増配の見通しを示したOKI(6703)がストップ高まで急伸、IHI(7013)も増益予想を好感されて一時10%超上昇して、防衛関連各社も連れ高の展開となった。アドバンテスト(6857)はじめ半導体関連も軒並み上げ幅を広げた。半面、今期2割超えの営業減益予想を見込むバンダイナムコホールディングス(7832)が5%超え下落、カカクコム(2371)、大同特殊鋼(5471)も決算を受け後場下げに転じた。前日に年初来高値を付けた丸紅(8002)をはじめ高値圏銘柄への利益確定売りも散見され、トヨタ自動車(7203)も小幅安で引けた。

新興市場は午後も主力銘柄を中心に、戻り待ちの売りが優勢で、東証グロース250指数が小幅に反落した。売れるネット広告社グループ(9235)、オルツ(260A)、ABEJA(5574)が売られ、いつも(7694)、トヨコー(341A)、ココペリ(4167)が買われた。



2025年5月8日(木)市況解説 前引け
日経平均株価 36,863.15(+83.49)
TOPIX 2691.36(-4.80)
売買高概算 85100万株

前引け・反発-米株高、円安好感も戻り待ちの売り重荷

8日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発、前日終値に比べ83.49円高い36863.15円で引けた。7日の米株市場で主要3指数がそろって反発したことや、NTT(9432)によるNTTデータ(9613)の完全子会社化観測も支えに買い先行で寄り付き、一時下げに転じながらも再度切り返した。前場中ごろにはトランプ大統領の「貿易合意を巡り、明日(8日)午前10時に大きな記者会見を開く」と発信し、内外市場で株買いを誘う展開となった。東証株価指数(TOPIX)は反落。東証プライムの売買代金は概算で1兆9919億円、売買高は同8億5100万株、値上がり銘柄数は534と値下がり1042を大きく下回り、変わらず58だった。業種別TOPIXは全33業種中、「サービス」「証券」「非鉄金属」など8業種が上昇、下落は「海運」「保険」「陸運」など25業種。米政権が半導体輸出規制を緩和する可能性と伝わり、東京エレクトロン(8035)、ディスコ(6146)はじめ関連銘柄が幅広く上昇、指数を押し上げた。7-3月期営業利益が前年同期比6割となったメルカリ(4385)や、今3月期大幅減益予想ながら、増配計画を発表した川崎汽船(9107)が上昇、1-3月期大幅減益を発表し前日急落したDMG森精機(6141)は説明会での会社コメントが安心感を呼び大幅反発、クスリのアオキホールディングス(3549)、ABCマート(2670)は4月既存店売上の好調が効いた。半面、ソフトバンクグループ(9984)は傘下の英アームが決算発表後に急落したことを嫌気、ソニーグループ(6758)、任天堂(7974)などゲーム関連の主力株も軟調だった。前日に上場来高値を付けた良品計画(7453)、大和ハウス工業(1925)は利益確定売りに押され、ネクステージ(3186)は一部報道でFPパートナー(7388)とともに金融庁の行政処分の見通しと伝わり、ともに大幅安した。

新興市場は値保ちの良かった内需関連株などに手仕舞い売りが優勢で、東証グロース250指数が反落した。HENNGE(4475)、クオリプス(4894)、ZenmuTech(338A)が売られ、カウリス(153A)、フルッタフルッタ(2586)、カバー(5253)が買われた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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