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市況解説 2025年5月7日(水)

2025年5月7日(水)市況解説 大引け
日経平均株価 36,779.66(-51.03)
TOPIX 2696.16(+8.38)
売買高概算 215494万株

大引け・8日ぶりに小反落- 買い先行後に失速、後場は膠着感強まる

7日の東京株式市場で日経平均株価は8日ぶりに小反落、前日終値に比べ51.03円安い36779.66円で引けた。日本時間寄り前に伝わった「米国と中国が貿易交渉を開始へ」との報道を好感し、日経平均株価は続伸でのスタート。ただ、日本の大型連休中に進んだ円高や「医薬品関税」を警戒した製薬株の急落が重荷となり、日経平均は早々にマイナス圏に転落。その後は前営業日終値を挟んで一進一退の動きとなり、方向感に欠けたまま一日の取引を終えた。

東証株価指数(TOPIX)は9日続伸。東証プライムの売買代金は概算で4兆9187億円、売買高は同21億5494万株、値下がり銘柄数は全体の3割強にあたる550、値上がりは1035、変わらずが50だった。業種別TOPIXでは全33業種12業種が下落し、21業種が上昇。「医薬品」「輸送機」「化学」の下落が目立ち、「空運」「卸売り」「保険」が上昇。個別では、「医薬品関税」警戒から小野薬品工業(4528)やアステラス製薬(4503)、第一三共(4568)などの製薬株が軒並み急落し、トヨタ自動車(7203)や本田技研工業(7267)、SUBARU(7270)は円高進行を嫌気。ソニーグループ(6758)やサンリオ(8136)、東宝(9602)などの映画・コンテンツ関連株は、トランプ氏による「外国制作映画に100%の関税を課す」との発言を悪材料視。川崎重工業(7012)はモルガンスタンレーMUFG証券による投資判断の引き下げが重荷となり、後場に決算を発表したDMG森精機(6141)は1~3月期の大幅な減益が嫌気された。半面、好調な4月の既存店売上高を発表した良品計画(7453)が大幅高で、神戸物産(3038)やニトリホールディングス(9843)は円高進行を好感。好決算と自社株買いを発表したJR西日本(9021)は3%高で、東京海上ホールディングス(8766)やSOMPOホールディングス(8630)などの保険株は国内金利の上昇を材料視。丸紅(8002)や伊藤忠商事(8001)、三菱商事(8058)などの大手商社株は、米バークシャー・ハサウェイによる「超長期保有方針」を好感した買いが集まった。

新興市場は小高く、東証グロース市場250指数は小幅に反発。カウリス(153A)、いつも(7694)、かっこ(4166)が上昇し、アイズ(5242)、トヨコー(341A)、オルツ(260A)が下落した。



2025年5月7日(水)市況解説 前引け
日経平均株価 36,813.78(-16.91)
TOPIX 2698.19(+10.41)
売買高概算 97958万株

前引け・小幅反落- 買い先行も失速、円高や製薬株急落が重荷

7日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反落、前日終値に比べ16.91円安い36813.78円で引けた。日本時間寄り前に伝わった「米国と中国が貿易交渉を開始へ」との報道を好感し、日経平均株価は続伸でのスタート。ただ、日本の大型連休中に進んだ円高や「医薬品関税」を警戒した製薬株の急落が重荷となり、日経平均は早々にマイナス圏に転落。その後は前営業日終値を挟んで一進一退の動きとなり、小幅安で午前の取引を終えた。

東証株価指数(TOPIX)は続伸。東証プライムの売買代金は概算で2兆2737億円、売買高は同9億7958万株、値下がり銘柄数は全体の4割弱にあたる608、値上がりは974、変わらずが53だった。業種別TOPIXでは全33業種9業種が下落し、24業種が上昇。「医薬品」「輸送機」「精密」の下落が目立ち、「空運」「卸売り」「保険」が上昇。個別では、「医薬品関税」警戒から武田薬品工業(4502)やアステラス製薬(4503)、第一三共(4568)などの製薬株が軒並み急落し、トヨタ自動車(7203)やホンダ(7267)、SUBARU(7270)は円高進行を嫌気。ソニーグループ(6758)やサンリオ(8136)、東宝(9602)などの映画・コンテンツ関連株は、トランプ氏による「外国制作映画に100%の関税を課す」との発言を悪材料視。先週急伸の北海道電力(9509)は利益確定売りに押され、川崎重工業(7012)はモルガンスタンレーMUFG証券による投資判断の引き下げが重荷となった。半面、好調な4月の既存店売上高を発表した良品計画(7453)が大幅高で、神戸物産(3038)やニトリホールディングス(9843)は円高進行を好感。今期の増益見通しと増配を発表したTOA(6809)は11%を超える急伸で、東京海上ホールディングス(8766)やSOMPOホールディングス(8630)などの保険株は国内金利の上昇を材料視。丸紅(8002)や伊藤忠商事(8001)、三菱商事(8058)などの大手商社株は、米バークシャー・ハサウェイによる「超長期保有方針」を好感した買いが集まった。

新興市場は小高く、東証グロース市場250指数は反発。カウリス(153A)、いつも(7694)、売れるネット広告社グループ(9235)が上昇し、アイズ(5242)、アストロスケールホールディングス(186A)、ナイル(5618)が下落した。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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