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市況解説 2025年5月2日(金)

2025年5月2日(金)市況解説 大引け
日経平均株価 36,830.69(+378.39)
TOPIX 2687.78(+8.34)
売買高概算 197112万株

大引け・7日続伸- 円安や米中協議進展期待で7連騰

2日の東京株式市場で日経平均株価は7日続伸、前日終値に比べ378.39円高い36830.69円で引けた。昨日引け後に開催された日銀植田総裁の記者会見を受けて、外国為替市場では円安が進行。米株高も相まって日経平均株価も大幅続伸での寄り付き。取引開始後まもなく複数のメディアが「中国が米国との貿易交渉の可能性を検討している」と報じると一段高となり、一時500円超上昇。その後は大型連休を控えて手仕舞い売りが出る場面もあったが、3月28日以来およそ1か月ぶりの高値水準を回復して1日の取引を終えた。

東証株価指数(TOPIX)も小幅に8日続伸。東証プライムの売買代金は概算で4兆7505億円、売買高は同19億7112万株、値上がり銘柄数は全体の5割にあたる817、値下がりは766、変わらずが52だった。業種別TOPIXでは全33業種24業種が上昇し、9業種が下落。「精密」「医薬品」「その他製品」の上昇が目立ち、「銀行」「卸売り」「その他金融」が下落。個別では、円安進展を好感してトヨタ自動車(7203)やホンダ(7267)、SUBARU(7270)などの自動車株が買われ、デンソー(6902)やブリジストン(5108)などの部品メーカーも上昇。ヤマトホールディングス(9064)は好決算に加えて「宅急便」の運賃引き上げも好感され、前期業績見通しの上方修正と増配を発表したAOKIホールディングス(8214)は12%を超える急騰。武田薬品工業(4502)やアステラス製薬(4503)、大塚ホールディングス(4578)など製薬セクターの上昇も目立ち、「スイッチ2」への期待が膨らむ任天堂(7974)は連日で上場来高値を更新した。半面、早期の追加利上げ観測の後退を受けて三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)やみずほフィナンシャルグループ(8411)、りそなホールディングス(8308)などの銀行株が売られ、ネット系の楽天銀行(5838)の下落も目立つ。今期の減益予想を発表したエプソン(6724)の下げもきつく、神戸物産(3038)は円安進行を嫌気。昨日大幅高のディスコ(6146)とフジクラ(5803)も上昇一服で、13時に決算を発表した伊藤忠商事(8001)は今期見通しがコンセンサス(市場予想)並みにとどまったことから後場に下げ幅を拡大した。

新興市場は安く、東証グロース市場250指数は5日ぶりに小反落。アイズ(5242)、ココナラ(4176)、コパ(7689)が下落し、カウリス(153A)、QPS研究所(5595)、GENDA(9166)が上昇した。



2025年5月2日(金)市況解説 前引け
日経平均株価 36,705.53(+253.23)
TOPIX 2683.61(+4.17)
売買高概算 95542万株

前引け・続伸- 円安進展を好感で一時500円超上昇、その後は上げ幅を縮小

2日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日終値に比べ253.23円高い36705.53円で引けた。昨日引け後に開催された日銀植田総裁の記者会見を受けて、外国為替市場では円安が進行。米株高も相まって日経平均株価も大幅続伸での寄り付き。取引開始後まもなく複数のメディアが「中国が米国との貿易交渉の可能性を検討している」と報じると一段高となり、一時500円超上昇。ただその後は大型連休を控えて手仕舞い売りも見られ、上げ幅を大きく縮小させた。

東証株価指数(TOPIX)も小幅に続伸。東証プライムの売買代金は概算で2兆3365億円、売買高は同9億5542万株、値上がり銘柄数は全体の3割にあたる488、値下がりは1085、変わらずが62だった。業種別TOPIXでは全33業種18業種が上昇し、15業種が下落。「その他製品」「医薬品」「輸送機」の上昇が目立ち、「銀行」「その他金融」「パルプ・紙」が下落。個別では、円安進展を好感してトヨタ自動車(7203)やホンダ(7267)、SUBARU(7270)などの自動車株が買われ、デンソー(6902)やブリジストン(5108)などの部品メーカーも上昇。ヤマトホールディングス(9064)は好決算に加えて「宅急便」の運賃引き上げも好感され、水戸証券が投資判断を引き上げた信越化学工業(4063)もしっかり。武田薬品工業(4502)やアステラス製薬(4503)、大塚ホールディングス(4578)など製薬セクターの上昇も目立ち、「スイッチ2」への期待が膨らむ任天堂(7974)は連日で上場来高値を更新した。半面、早期の追加利上げ観測の後退を受けて三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)やみずほフィナンシャルグループ(8411)、りそなホールディングス(8308)などの銀行株が売られ、ネット系の楽天銀行(5838)の下落も目立つ。今期の減益予想を発表したエプソン(6724)の下げもきつく、神戸物産(3038)は円安進行を嫌気。昨日大幅高のアドバンテスト(6857)とディスコ(6146)も上昇一服で、大塚商会(4768)は連日で年初来安値を更新した。

新興市場は安く、東証グロース市場250指数は大幅に反落。ベビーカレンダー(7363)、アイズ(5242)、ココナラ(4176)が売られ、カウリス(153A)、GENDA(9166)、Liberaware(218A)が上昇した。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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