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市況解説 2025年5月1日(木)

2025年5月1日(木)市況解説 大引け
日経平均株価 36,452.30(+406.92)
TOPIX 2679.44(+12.15)
売買高概算 186514万株

大引け・大幅に6日続伸-米ハイテク決算や円安好感、後場一段高

1日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に6日続伸、前日比406.92円高の36452.30円と3月28日以来、約1ヵ月ぶりの高値水準で取引を終えた。30日の米株高や米マイクロソフトなどの良好な決算を好感して、アドバンテスト(6857)はじめAI関連の主力銘柄が軒並み買われ、日経平均を押し上げた。午後には日銀「展望レポート」の下方修正などを受け、円相場が1ドル=144円台に弱含み、上げ幅を広げる展開となった。アジア市場の大半がメーデー休場で閑散ななか、月初の利益確定売りに押され、朝方に下落場面もあったが、早々に切り返したことも安心感に繋がった。東証株価指数(TOPIX)は7日続伸で、3月28日以来の水準を回復。東証プライムの売買代金は概算で4兆6085億円、売買高は同18億6514万株、値上がり銘柄数は590と値下がり988を下回り、変わらず57。業種別TOPIXは全33業種中、「精密」「陸運」「ガラス・土石」など20業種が上昇、下落は「海運」「銀行」「パルプ・紙」など13業種。半導体関連のHOYA(7741)は午後の決算発表で今期予想の開示を見送ったものの、累進配当方針を示して一段高、NTTデータグループ(9613)やフジクラ(5803)などデータセンター関連も上げ幅を広げた。きのう大幅安の日立製作所(6501)も大きく値を戻し、好決算を発表した双日(2768)、住友商事(8053)も買われた。日銀発表を受けた金利低下を好感して住友不動産(8830)など不動産大手も上げ幅を拡大、小松ウオール工業(7949)は2日連続のストップ高比例配分となった。半面、三井物産(8031)は今期減益見通しを嫌気、りそなホールディングス(8308)など銀行株は金利低下が響いた。サンリオ(8136)、ディー・エヌ・エー(2432)など高値圏のコンテンツ関連一角には手仕舞い売りが優勢

新興市場は午後に入り持ち直し、東証グロース250指数は小幅に4日続伸で終えた。カウリス(153A)、アストロスケールホールディングス(186A)、タイミー(215A)が買われ、ファンデリー(3137)、デジタルグリッド(350A)、Def consulting(4833)が売られた。



2025年5月1日(木)市況解説 前引け
日経平均株価 36,241.70(+196.32)
TOPIX 2673.46(+6.17)
売買高概算 86792万株

前引け・続伸-個別決算売り響き上値重い

1日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日終値に比べ196.32円高い36241.70円で引けた。30日の米株市場でダウ工業株30種平均が7日続伸、引け後の時間外取引では主力企業の好決算を支えに一段高し、半導体株などへの買いに繋がった。寄り付き直後には300円超え上昇する場面がありながら、一時下げに転じるなど36000円付近では戻り待ちの売りに押される動きも見られた。村田製作所(6981)が今3月期の減益見通しを受け一時18%超え急落するなど、決算内容を嫌気する動きも目立ったほか、月初に伴う利益確定売りも観測された。東証株価指数(TOPIX)も続伸。東証プライムの売買代金は概算で2兆2028億円、売買高は同8億万6792株、値上がり銘柄数は590と値下がり974を大きく下回り、変わらず69。業種別TOPIXは全33業種中、「陸運」「ガラス・土石」「非鉄金属」など20業種が上昇し、下落は「海運」「パルプ・紙」「保険」など13業種。米マイクロソフト、メタが決算に際し積極的な投資計画を発表、データセンタなどAI分野の成長期待が高まり、アドバンテスト(6857)、ディスコ(6146)、フジクラ(5803)が大きく買われた。JR東海(9022)は今期減益見通しを示すも、自社株買いや増配を好感して10%超え急伸、セブン&アイ・ホールディングス(3382)は買収提案中のカナダ社と秘密保持契約を締結、協議進展を期待した買いが入った。任天堂(7974)はスイッチ2の期待を支えに連日で上場来高値を更新、きのうストップ高した住友ファーマ(4506)は連日の急伸で、約2年ぶりの高値を付けた。半面、きのう決算発表後に急落した商船三井(9104)が大幅続落、連続減益の見通しを発表した関西電力(9503)はじめ電力株もほぼ軒並み弱い。良品計画(7453)はじめ高値圏の内需系に売りが目に付き、東宝(9602)は大手証券の投資判断引き下げが伝わった。

新興市場でも高値圏銘柄の一角に手仕舞い売りが優勢で、東証グロース250指数は小幅に反落。オルツ(260A)、ココナラ(4176)、Aiming(3911)が売られ、サンバイオ(4592)、ispace(9348)、Heartseed(219A)が買われた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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