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市況解説 2025年4月25日(金)

2025年4月25日(金)市況解説 大引け
日経平均株価 35,705.74(+666.59)
TOPIX 2628.03(+35.47)
売買高概算 187254万株

大引け・大幅に3日続伸- 米国株高や企業決算を好感、4月2日以来の高値を回復

25日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続伸、前日終値に比べ666.59円高い35705.74円で引けた。24日の米国株式市場では、好調な企業決算を支援材料に主要3指数がいずれも大幅高。日本時間早朝に伝わった加藤財務大臣の「米国側から為替水準や目標に関する言及は全くなかった」との発言も好感され、日経平均株価は大幅高での寄り付き。朝方の買い一巡後はやや上げ幅を縮小する場面もあったが、昼休み中に「中国が関税から一部米製品の適用除外を検討」との報道が伝わると後場から再度上げ幅を拡大。上昇幅は一時800円弱まで拡大し、終値ベースでは4月2日以来の高値水準を回復した。

東証株価指数(TOPIX)は大幅に4日続伸。東証プライムの売買代金は概算で4兆4020億円、売買高は同18億7254万株、値上がり銘柄数は全体の65%にあたる1067、値下がりは510、変わらずが58だった。業種別TOPIXでは全33業種26業種が上昇し、7業種が下落。「非鉄」「電気機器」「その他製品」の上昇が目立ち、「空運」「食料品」「不動産」が下落。個別では、好決算を発表し「関税の影響は限定的」と言及したニデック(6594)が12%を超える急伸で、前期の最終損益が大幅な赤字となった日産自動車(7201)も「悪材料出尽くし」でしっかり。今期(25年12月期)の最終利益を下方修正したキヤノン(7751)もアク抜け感から上昇し、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)は米半導体株高が支援材料。後場に決算を発表したアイシン(7259)と第一三共(4568)は、内容に加えて巨額の自社株買いも好感された。半面、今期の最終利益見通しがコンセンサス(市場予想)を下回った野村不動産ホールディングス(3231)が売られ、同じく決算が失望されたホギメディカル(3593)も大幅安。前期の最終利益が減益になった味の素(2802)も安く、軟調相場の中で健闘していた東宝(9602)や日本ハム(2282)、大黒天物産(2791)には利益確定売りが広がった。

新興市場も高く、東証グロース市場250指数は大幅反発。売れるネット広告社グループ(9235)、ココペリ(4167)、ココナラ(4176)が上昇し、マーキュリー(5025)、フィーチャ(4052)、ギックス(9219)が下落した。



2025年4月25日(金)市況解説 前引け
日経平均株価 35,527.39(+488.24)
TOPIX 2620.32(+27.76)
売買高概算 90800万株

前引け・大幅続伸- 米国株高を好感、「相互関税」発表後の「窓」を埋める

25日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸、前日終値に比べ488.24円高い35527.39円で引けた。24日の米国株式市場では、好調な企業決算を支援材料に主要3指数がいずれも大幅高。日本時間早朝に伝わった加藤財務大臣の「米国側から為替水準や目標に関する言及は全くなかった」との発言も好感され、日経平均株価は大幅高での寄り付き。その後もじりじりと上げ幅を拡大し、日経平均はトランプ大統領による「相互関税」発表直後に開けたチャート上の「窓(4/2~4/3)」を埋める展開となった。

東証株価指数(TOPIX)も大幅続伸。東証プライムの売買代金は概算で2兆1346億円、売買高は同9億800万株、値上がり銘柄数は全体の6割強にあたる1011、値下がりは559、変わらずが65だった。業種別TOPIXでは全33業種29業種が上昇し、4業種が下落。「非鉄」「電気機器」「その他製品」の上昇が目立ち、「パルプ・紙」「空運」「ゴム製品」が下落。個別では、好決算を発表し「関税の影響は限定的」と言及したニデック(6594)が10%を超える急伸で、決算に加えて巨額の自社株買いを発表した富士通(6702)も大幅高。前期の最終損益が大幅な赤字となった日産自動車(7201)も「悪材料出尽くし」で買われ、今期(25年12月期)の最終利益を下方修正したキヤノン(7751)もアク抜け感から上昇。東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)は米半導体株高が支援材料となり、フジクラ(5803)や古河電気工業(5801)などデータセンター(DC)関連銘柄の買戻しも目に付いた。半面、今期の最終利益見通しがコンセンサス(市場予想)を下回った野村不動産ホールディングス(3231)が売られ、同じく決算が失望されたホギメディカル(3593)も大幅安。前期の最終利益が減益になった味の素(2802)も安く、軟調相場の中で健闘していた東宝(9602)や日本ハム(2282)、伊藤忠食品(2692)には利益確定売りが広がった。

新興市場も高く、東証グロース市場250指数は大幅反発。売れるネット広告社グループ(9235)、ナイル(5618)、ココナラ(4176)が買われ、マーキュリー(5025)、セルシード(7776)、ソフトマックス(3671)が下落。本日札証アンビシャス市場に新規上場を果たしたエレベーターコミュニケーションズ(353A)は公開価格(1700円)を29%上回る2200円で初値を付け、その後も急伸した。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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